2022年2月27日(日)
13時25分 東武日光駅
2022年3月12日(土)のダイヤ改正をもって運行終了となった特急きりふり。
終了直前のきりふりは土日祝日しか運行されないため、通常の定期列車であれば11日(金)が最終となりますが、一足早く6日(日)が最終だったわけです。
300系と350系の違いは1編成の車両数の違いで300型が6両、350型が4両となります。
300系は500系車両の投入に伴って2017年に運用終了となり、一度も乗れずじまいで350系もこれまで乗ったことがなく、
最初で最後の乗車をすべく、終了直前の2月27日(日)に乗車をしてきました。
300系と350系が生まれた背景は1969年~1987年まで製造された1800系が1991年に200系、1998年に250系がりょうもう用に投入され、余剰となった1800系を改造したものになります。
300系と350系で主に使われた急行は、
きりふり(東武日光)、ゆのさと(鬼怒川温泉)、南会津(会津田島)、しもつけ(東武宇都宮)で、
南会津(2005年廃止)、ゆのさと(2006年特急に格上げ後は臨時列車化、2017年廃止)、しもつけ(2006年に特急に格上げ、2020年廃止)の順になくなり、残るはきりふりだけとなっていました。
きりふりの名称由来は日光三名瀑の一つでもある霧降の滝からで、残りの2つは華厳の滝、裏見の滝で、華厳の滝は東武日光行きの特急けごんの由来となっています。
3面5線で独特のYの字になっているのホーム構造を有する東武日光の6番線から出発ということで、
6番線だと改札外の敷地から車両を撮ることが可能なことから、
運行終了が近いことから多くの撮り鉄が集う姿も一緒に収めることができました。
急行スノーパル
特急スノーパル
特急尾瀬夜行
急行ゆのさと
急行きりふりときて、
特急きりふりで完了となりました。
車体の色は6050系や100系と同じ白地のオレンジ色と赤の2本のラインが入っていて、
東武日光線の優等列車のカラーリングとなっています。
そして、窓枠下には東武鉄道独特の細長いテーブルが格納されています。
東武日光14時→浅草16時5分
きりふり284号
途中の停車駅は下今市、新鹿沼、新栃木、栃木、春日部、北千住、とうきょうスカイツリーで、同じ区間を走る けごんの停車駅とそう変わらず、一駅(新栃木)追加されるくらいでした。
運行時間は2時間5分で1時間57分前後で走り抜ける けごんに比べれば、停車駅が一つ多い分時間がかかるようでした。
東武日光を出発して新鹿沼まではひたすら下り勾配が続き、ブレーキを効かせながら普通電車と同じくらいの速度で”トタタタタタタタタ…”と小気味の良い走行音がこだまします。
新鹿沼を過ぎると平坦な区間を走るようになり、高速運転を開始。
185系ほどではないものの独特のモーター音を鳴らしながら軽快に進み、春日部に到着。
春日部からの乗客が意外と多く、記念乗車を兼ねてなのか?自分の隣客も春日部からの乗車でした。
北越谷通過前から複々線となり急行線を走行して北千住を過ぎると再び複線区間を通り、隅田川を渡ると急カーブを曲がって浅草に到着。
隅田川を渡り切ったところでは350系にカメラを向ける人が多くいて、運行終了が近いことを感じさせてくれました。