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横浜市歴史博物館「鉄道150年」展(前期)

横浜市歴史博物館で開催中の「みんなでつなげる鉄道150年 —鉄道発祥の地よこはまと沿線の移り変わり―」の前期が6月19日に終了ということで、先日港北ニュータウンはセンター北まで行ってきました。撮影可能な展示が多いのがありがたいです。

鉄道150年ということで当然始まりは陸蒸気の時代から、入口では双頭レールがお出迎えです。関東大震災の被害とそこからの復興に関する展示は横浜都市発展記念館で7月3日まで開催中の「激震、鉄道を襲う!」とも共通する内容でした。

歴史展示の後は横浜市内を走る各鉄道事業者に関する展示になります。具体的にはJR東日本JR東海JR貨物、東急、相鉄、京急神奈川臨海鉄道横浜高速鉄道横浜市交通局横浜シーサイドラインとなります。小田急がないのはなんとなく違和感がありますが、考えれば確かにその通りです。
目に付いたところから何点か。こちらは相鉄、神中鉄道時代の沿線案内です。鳥瞰図いいですよねえ。路線のない大山も一続きに描かれていて、当時の大山の人気を伺わせます。

こちらは東急7000系電車の青焼き図面です。7000系は大型模型の展示もありました。

こちらはJR東海東海道新幹線のサボです。実物は初めて見ました。

神奈川臨海鉄道が保存している蒸気機関車C56139のナンバープレートです。「保存されているSLにもプレートはありますが」「譲り受けた当時に実際についていたプレート」ということですので、つまり公開されているC56139のプレートは後から作ったものなのですね。

鉄道事業者に関する展示の後は鉄道に関連する展示になりました。こちらは大日本印刷「本と活字館」提供の時刻表用の活字です。通常の文字以外に時刻表用の各種記号もあるものです。
果たして日本交通公社と弘済出版社のどちらの時刻表かだろうかと思っていたところ、これは弘済出版社用だと教えてもらいました。8年前に大日本印刷で同じ活字が弘済出版社の時刻表とともに展示されていたのだそうです。(下記参照)

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横浜の鉄道といえば崎陽軒も外せないところです。90年前のシウマイのパッケージデザインは今でも引き継がれています。

展示室の外には横浜市内の市立学校に所蔵されている鉄道関連資料が展示されていました。中でもこの六郷川鉄橋のアメリカンブリッジ社の銘板は、こんなものがある小学校があるのかと驚きました。