ツアーで参加『SL銀河』新花巻→釜石 往路編 | あぁるびぃの勝手にオフレボ探検隊

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2022年度で運行を終える『SL銀河』

5年前から行こうと頑張ってたけど

どうしても予約が取れず

後が無くなった今年

JR東日本びゅうトラベルの

『日本の旅、鉄道の旅』でツアーに参加。

まぁ、ツアーといっても募集型個人旅行です。

JR東圏外の人間には結構強行です

どれぐらい強行かというと

新入社員の中間成果発表会を聞いた後

即行帰宅し名古屋から新幹線で東京前泊

1泊2日のツアー参加後当日23時帰宅。

釜石往復約2000kmの乗り鉄旅です。

 

5/27名古屋発の ひかり666号 21:24 東京 

晩御飯に「名物きしめん」と思ったが

長蛇の列で諦め・・・

売店でサンドイッチとビールを購入して乗車

今回新幹線は往復 ひかり を利用。

のぞみEX早割が使えない時間帯なので

ひかりEX早得+650円でクローバーグリーン車利用ウインク

東京着が10数分遅いくらい問題ない。

混雑したのぞみに乗るくらいなら

空いたグリーン車に乗る。グッ

車内販売のホットコーヒーを飲んでる間に

23:09東京駅に到着。

もう、この時間に出発する新幹線は無い。

ここから〈山手線〉で秋葉原まで移動。

今夜の宿泊ワシントンホテル。

東京駅周辺より2~3千円安いのですよ。

 

翌朝秋葉原から東京駅へ

募集型個人旅行なので添乗員は居ません。

びゅうツーリズムから届いたきっぷに従い

 はやぶさ103号 7:56 盛岡 に乗車

周りの席は同じツアー参加者。

 

約2時間半の乗車で新花巻駅到着。

新幹線駅を出るとSLの汽笛の音が聞こえ

写真もそこそこに〈釜石線〉乗り場へ移動。

ホームに入ると汽笛とともに『SL銀河』が入線

この日はどんより曇り空

今にも雨が降り出しそうです。

早速車内にインニコニコ

大正ロマンを感じさせる色調と

室内装飾を施し改装された車内には

BOX席が並びます。

大人4人が向かい合わせになると

窮屈さは否めません。

乗車時間も非常に長い『SL銀河』

往路の俺の席は通路側。

とりあえず、この日は車内散策を

楽しむ事にしました。

 

全車指定の『SL銀河』の始発は花巻なので

新花巻から乗車した我々は1号車に設置の

「プラネタリウム」星空鑑賞整理券は

既に配布完了していて見る事は叶わず。

 

『SL銀河』宮森駅に10分ほど停車。

新花巻からの乗車組はここでやっと

ゆっくり車両を見る時間

ただ、牽引の蒸気機関車 C58 239

ホームから外れた位置で停車し点検するため

そのお顔を見る事は叶いません。

人も多いので車内に戻り

売店へ向かいます。

 

車内でもらった記念乗車証にスタンプ

そして、クリアファイルとピンバッジを購入

喉を潤すために地ビールもGETウインク
2種類ありましたが HAZY IPA から。

 

客車はBOXシートでテーブルが無いので

フリースペースのソファでビールを飲む。

遠野産ホップと小麦から作られたビール

ほのかに桃のような香りがします。

フルーティさはありますがしっかりビール


各号車にこのようなスペースが

車端部に設置されています。

ギャラリーも兼ねたフリースペース

 

壁面にはそれぞれに『SL銀河』の世界

宮沢賢治と代表作「銀河鉄道の夜」

紹介した展示もある。

 

車両のデザイン案も

フリースペースに飾られていました。

窮屈になりがちなBOXシートの車両に

こういったフリースペースがあるのは

大変助かります。

 

『SL銀河』は次の停車駅遠野駅へ

沿線からのギャラリーと

道の駅のテラスから黒山の人だかりで

お見送りをうけ進みます。

長距離・急こう配というSLには過酷な

路線を走るため、次の遠野駅では

1時間少々の停車時間があります。

車内では、指定店で使える500円クーポンを

観光協会の方が乗客に配る。

 

駅長さん、観光協会の方のお出迎えの中

遠野駅『SL銀河』は到着。

時間も昼時だし、飲食店は混雑するだろうし

小雨も時折パラつく天気。

ちょっと街歩きするには危うい天気か汗

まぁ、せっかくなので車両見物をしましょう

ホームは人が多かったので跨線橋の窓から

客車を切り離し通称“釜変え”と呼ばれる

「火床整理」のピットへの誘導を見物。

摺動部の非常に多い蒸気機関車は

各可動部の点検と給油・給脂作業を

念入りに行うと同時に蒸気の元

燃料の一つ水を補給する。

 

人気のなくなった車内もこの際見物

広めのフリースペースと車販カウンター

その奥には行き先『釜石』を表示した

インフォメーションディスプレイ

せっかくなのでカーテンも閉めてみる

BOX席の上の荷棚にはステンドグラス調の

装飾照明も。

 

外観も夜空にちりばめられた星のペイントと

星座のレリーフ(ビス止めなんですとアレ)

客車の色も天の川銀河のように

グラデーション化された塗分け。

 

こんなことしてたら

あっという間に30分が過ぎニコニコ

一度ホームを離れ駅舎の方へ。

『TRAIN SUITE 四季島』も立ち寄る遠野駅

築70年超え、綺麗に保たれているが

JR東日本は建替を決めているそうです。

大正時代に建造された大型駅舎で珍しい作り故

年数が経ち文化財に登録されたらJR側としてもさらに

維持費がかかる事から早急に建替えたいのでしょう。

 

定刻に遠野駅を長い汽笛を鳴らし出発。

車内チャイムは北海道でもなかなか

聞けなくなった「アルプスの牧場」

乗客の半数くらいは入れ替わったようで

新たなツアーの一団が乗車してきました。

『SL銀河』はいよいよSL難所の仙人峠へ

トンネル区間が連続するため車内放送で

窓を閉めるように注意が流れる。

 

トンネル区間なので、車内散策を続ける

車内にガチャが設置されていた。

宮沢賢治の作品の中に綴られる言葉を

ジャンルで色分けしてあるそうです。

100円を投入し一つ買ってみる。

出たのは

丸ブルーBLUE~青の魔法

わたくしといふ現象は

有機交流電燈のひとつの青い照明です

 

うん!?わからん笑い泣き

 

足ヶ瀬駅を通過し栗の木峠を足が瀬トンネル

で抜けると土倉トンネルとの間にある

上有住駅に到着しました。

過酷な仙人峠越えの中間点。

無事に峠越えをするために点検をします。

 

この峠区間で威力を発揮するのが

客車として連結されている

元50系客車のキハ141です。

JR北海道が余剰客車にエンジンを付け

気動車として改造し運用した元客車。

なので、機関車がなくとも自走出来ます。

SLの補機として運用するため

運転席には運転手が乗務しています。

世にも珍しい

蒸気機関車と気動車の協調運転

運転手さんの話によると

SLの機関士から「速度30キロ」と

無線が入ると気動車を30キロで走るように

マスコンでコントロールするそうです。

 

最後の難関仙人峠を石倉トンネルで抜け

オメガカーブで峠を下り

かつて鉱山で栄えた陸中大橋駅へ到着。

1面2線の交換可能駅なので

快速 はまゆり が通過していきます。

 

最後の車両点検を済まし

陸中大橋駅を出発。

ここからは、車端部のデッキに設けられた

フリースペースの座席でデザートを

食べながらの車窓見物。

写真には撮れてませんが

病院の駐車場、そして沿線からは

たくさんのお見送りのお手振り。

自動車ディーラーのスバルにトヨタ・ホンダ

そして、クロネコヤマトの営業所の方も

表に出てお見送りをしてくれています。

 

そしてひと際大きく長い汽笛を鳴らし

新花巻から4時間半の蒸気機関車の旅

終点の釜石駅に到着しました。


ホームはお出迎えの人と乗客で

賑やかです

ほとんどの人はSLの機回しを見るため

蒸気機関車のある先頭に集まっています。

 

客車を切り離し切り替えポイントへ行き

バック走行で整備ピットに向かい

ピットを通過して、その奥の転車台で

方向転換後、フォークリフトで

炭水車へ石炭を補充します。

 

客車は自ら自走し

ピット前の留置線で明日に備えます。

 

これで、初日の『SL銀河』の旅は終了

駅を出てホテルへ向かいます。

ツアーパックのホテルは

JRホテルのフォルクローロ三陸釜石

チェックイン後一休みしてから

外へ食事に出かけるも

動き回るのが面倒になり

ホテル隣のシープラザ釜石で

海鮮丼定食とビールを頂き

ホテルでゆっくり旅の疲れを

癒しました。

 

実はこの日のプラン2種類のツアーが

発売されていました。

1つは俺の参加した東京発プラン。

 

もう一つは仙台発のツアーで

こちらは、三陸海岸の料理宿泊まりで

豪華な夕食付プランでした。

日程に余裕があれば、こちらでしたね。

東京→仙台往復の新幹線は別途実費に

なってしまいますが。

 

さて、次回は復路、釜石→花巻です。