前回のつづき

長野から特急しなのに揺られることおよそ1時間。
県内有数のワイン産地、塩尻に到着。

乗換え時間を使って、駅ナカを散策してみます。



鉄道開業150周年といい、新幹線イヤーといい、今年は何かと記念が多い。

塩尻駅もこんなに歴史があったとは。



連絡通路から上り方面の線路を見てみると、駅を出てすぐに線路は2つの方向へ別れています。

右側は中津川・名古屋方面へと続く中央西線。
ちょうど、ここまで乗ってきた特急しなのが発車していきました。

左側は甲府・新宿方面へと続く中央東線。
こちらは特急あずさが走る路線です。

ここ塩尻は東京から名古屋までを結ぶ中央本線の中間地点にして、2つの系統が交わる鉄道の要衝となっています。



悲報。『そば処 桔梗』がお休み…

実はこの後、別の目的地へ向かった後もう一度塩尻に立ち寄る時間があり、そこで桔梗の駅そばを食べようと思っていたのですが…

残念だけど、お休みなら仕方ない。



そば処 桔梗といえば「日本一狭い駅そば店」として有名。その入り口がこちら。

ドアは大人1人がやっと通れるほど、中にあるカウンターも狭く、大人2人が入れば満員となってしまう。

ちなみに、狭い狭いと言われているのは改札内から入る場合であり、改札外の方はよく見る駅そば店の店構え。
駅の待ち合い室の中に店舗があり、広いカウンターやベンチなどを利用して食べることができます。
(とはいえ、やはり日本一と名の付く激せま駅そば店、今度ぜひ入ってみたい…)



続いて、塩尻駅の名物を見に行ってみます。

階段を下って3・4番線へ。



その名物というのが、このホームにあるぶどう園。

塩尻といえば長野県内屈指のワイン産地。
そのワイン造りに使われるぶどうが、なんとこのホーム上でも栽培されています。

前回紹介した聖高原のホームにいる観音様と同じく、こちらも一駅一名物事業によって1988年に設置されました。

もちろん、駅のホームにぶどう園がある光景はここでしか見れません。



ホームのぶどう園ではメルローとナイアガラを栽培してるとのこと。
また、駅の出口付近にもぶどう棚があり、そこではマスカット・ベーリーAなどが栽培されているようです。



ちょっと見づらいのですが、今後ぶどうの「実」となる部分が付いているの分かりますか?
(写真上部の葉っぱのあたり)



ぶどう園のある3・4番線ホームの駅名標。

なんだかモリみたいな形をしている。



次に乗る列車の時間が近づいてきたので、階段を登って1番線へ。
14:35発の塩山行きに乗車します。

降車駅までカット。



目的地到着。
万治の石仏もマスクを着けてのお出迎え。



ということで、到着したのはこちら下諏訪です!
降りたのはおよそ3年半ぶり。

今回の旅2つ目の目的地は、この諏訪エリアにある諏訪大社。
そのうち、下諏訪駅から徒歩で行くことができる『下社秋宮』と『下社春宮』を参拝します。



駅を背にし、「オルゴール通り」と呼ばれる道を少し歩くと、大きな通りにぶつかります。
この通りが江戸時代に整備された五街道の一つ、「中山道」です。

交差点には2つの下社への距離が書かれた看板が。
まずは、ここから近い下社秋宮を目指します。



先程の交差点から下社秋宮へは距離にしておよそ600メートル。
緩やかな上り坂になっています。



下社秋宮のすぐ手前、右側には見えてきたのは『日本電産サンキョー オルゴール記念館 すわのね』

ここ諏訪エリアでは、戦後よりオルゴールが作られてきました。
そのオルゴール作りのパイオニアであるサンキョーが手掛けるオルゴールミュージアムが、このすわのねです。
オルゴールの歴史に触れたり、組み立て体験などができるんだそう。

今回は諏訪大社がメインなので、すわのねはまたの機会に行ってみるとします!


そして、下社秋宮のすぐ手前まで来てますが今回はここまで。
次回、秋宮そして春宮を参拝していきます。

つづく