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Rosso Laboratory

VRMNXレイアウト作成入門 第5回 レール敷設(前編)

VRMNXレイアウト作成入門【第三章】レイアウト作成(基幹部分)「第5回 レール敷設(前編)」
①線路の規格について
まずは線路敷設における決まり事を覚えましょう。スターターキットは独自のアイマジック規格という線路の規格ですのでNXのマニュアルから引用するとこのようになります。

ここでは複線間隔が34mm、島式ホーム複線間隔が68mm、高架区間の線路の高さが55mmの3つを覚えておけば十分です。

②レイヤー設定
線路を敷く前にもう1つ。レイヤーを設定します。レイヤーとは階層のことで部品を種類ごとに分けてレイヤーに入れることで編集作業が楽になりますから作っておきましょう。まずレイヤーパレットの何もない部分で右ドラッグのポップアップメニュー[フォルダ作成]を実行し9つのレイヤーを作りましょう。

次に各レイヤーの文字上で右ドラッグのポップアップメニュー[名前変更]を実行し、01-線路、02-編成、03-ホーム、04-高架、05-橋脚、06-架線柱、07-建物、08-エミッター、09-センサーとします。

右側にある□、〇、鍵のマークは各レイヤーの色、表示、ロックの機能を持っていますので□をクリックし色を変えましょう。そして01-線路レイヤーをクリックしこのレイヤーをアクティブにします。

今[2]の前にアスタリスクが付き、左側が水色になっていますがこれがアクティブになっている状態です。

③線路敷設
パーツパレット[レール/直線]-[IMAGICバラスト]からストレートレールIS256をドラッグ&ドロップします。最初の第一歩です。置いたらツール[ツールオプション]-[ジオメトリ]で(x1500、z1500)というこのレイアウトの中心部に数値移動してやりましょう。数値入力すると何処かに飛んで行ってしまいますのでAlt+マウスホイールでズームダウンして見えるようにします。

次に線路をクローンツールという便利なツールで複製します。線路を選択状態にして線路上で右ドラッグのポップアップメニュー[CLONE...]を選択します。個数を5、offset Zを34としてクローン実行。

するとこのように線路が6本並びます。

これを基準に続きのレールを敷設しますが上から2本目と5本目はプラットホームの位置になるので移動してやりましょう。このレイアウトではポイントを使って待避線も作っておきたいので2面4線駅を設置します。なので6本分の配置が必要だった訳です。

Ctrl+Dで複製を使ったり移動を使ったりして上図のような感じにまで持っていきましょう。なお見やすくするためにレイヤー&パーツパレットは移動しています。次にパーツパレット[レール/曲線(15)]-[IMAGICバラスト]からカーブレールIR597-15とIR631-15をドラッグ&ドロップします。30度のレールを使った方が手早くは出来るのですが後で架線柱を配置する目安にもなるので15度の方が良いのです。Ctrl+Dで複製を使い延伸していきましょう。パレットが邪魔な場合は左上隅をダブルクリックすると最小化しますので使わない時は最小化していた方が良いでしょう。

縦のストレートレールも少し配置すると横の直線が短いために大きくズレていることがわかります。この白く選択した2つのレールのX座標をツール[ツールオプション]-[ジオメトリ]で調べるとx1415とx1619になっていますからその差は204です。204mmピッタリというレールは無いのでストレートレールIS64+バリアブルレールIV128(64~192まで可変できるので140mmにする)で対処しましょう。ツール[ツールオプション]-[ジオメトリ]の可変レール長を140にします。バリアブルレールIV128は[レール/自由]-[IMAGICバラスト]にあります。

間にこれらの線路を入れ込むので、ラバーバンド選択とShift+ラバーバンド選択で移動したいレール群を選択し一時退避させます。

204mm分のレールセットを複製して配置し退避していたレールを戻します。縦方向のレールも複製&90度回転して配置し8の字完成です。(細目に保存してますか?保存しておきましょう)

よく見ると縦のレールでジョイントが黄色くなっているものがあります。これは微妙な誤差があった時に自動補正している証ですので気にしなくて大丈夫です。

次に待避線を作ります。[レール/直線]-[IMAGICバラスト]からストレートレールIS128を4つ、[レール/自由]-[IMAGICバラスト]からバリアブルレールIV128を2つ、[レール/曲線(15)]-[IMAGICバラスト]からカーブレールIR495-15Pを2つ、[レール/ポイント]-[IMAGICバラスト]からポイントIP495-15RとIP495-15Rを配置します。邪魔なストレートレールIS256を移動または削除してこのように配置してください。まだ接続していないレールがバリアブルレールです。

バリアブルレールを最小の64mmに設定してポイントに吸着させます。この時重要なのは基準点側のジョイントをポイントに接続することです。何故ならば伸びるのは基準点側ではないからです。基準点側には十字のマークが付いています。

準備が出来たらバリアブルレールを選択しツール[ツールオプション]-[ジオメトリ]の可変レールの自動調整を押します。これで自動的に長さを決めてくれます。出来上がったらこの部分をコピー&ペーストし180度回転させて反対側のレール群と置き換えましょう。よろしいでしょうか?コピー&ペーストですよ。複製を使うと複製先が非選択状態で面倒なことになります。コピペで複製先が選択状態になるようにしましょう。

これで一応敷設完了です。しかしながらこのままではマズイのはもう目に見えていますね(^_^;) 長くなったので一旦ここで終えます。次回はプラットホームと編成を配置して修正していきます。
<スターターキットのダウンロード先はコチラです>

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