北越谷駅【埼玉県】(東武スカイツリーライン。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県越谷市の中央部北寄りに位置する東武スカイツリーラインの駅で、複々線区間の北端部に位置するため、当駅始発・終発の列車も設定されている、
北越谷駅 (きたこしがやえき。Kita-koshigaya Station) です。
 
 
駅名  
北越谷駅 (TS 22)
 
所在地  
埼玉県越谷市 
 
乗車可能路線・系統   
東武鉄道:伊勢崎線 【愛称:東武スカイツリーライン】   
 
隣の駅   
北千住方・押上方・浅草方……越谷駅  
東武動物公園方・伊勢崎方……大袋駅    
 
訪問・撮影時  
2020年9月
 
 

北越谷駅は高架駅です。1998年~1999年にかけて高架化され、2001年に複々線化されました。
高架下1階に駅舎と改札口があり、高架下には商業施設「Fine」も入居しています。駅ビルは西口に小さな建屋(商業施設「Fine West」)があります。
東西に出入口があり、高架下1階は東西自由通路を兼ねています。東口、西口とも駅外と駅舎内の間に段差がありません。
 
写真は東口です。南西を望む。歩行者用通路に面して出入口があります。
東口にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場の設備があります。
 
 

東口駅前は再開発されており、南側には高層ビル「パルテきたこし」があります。
低層階が商業施設、高層階が住居棟になっています。
写真は南南東を望む。右手に東口があります。
 
 

東口駅前です。東を望む。
右後方に東口出入口があり、右前方には「パルテきたこし」があります。
駅東側は住宅街で、駅前にはビルが多く商店が点在しています。埼玉りそな銀行の先で交差する旧・日光街道沿いには古くからの町並みが形成されています。
約1.3km東には久伊豆神社があり、約1.5km東南東には埼玉県立越ヶ谷高等学校があります。
 
 

 

こちらは西口です。2枚とも概ね東を望む。
東口とは違い、出入口前に大屋根が設置されており、その右側には駅ビル「Fine West」があります。
出入口左側、高架橋沿いはコインパーキングになっています。
西口にもロータリーを有する駅前広場が整備されていて、タクシー乗り場はありますが、西口に発着するバス路線はありません。
 
 

西口駅前です。南西を望む。右後方に西口があります。
駅西側も住宅街が広がっていますが、駅前はビルが多いです。
商店も点在していて、東口側と比較して居酒屋が多く見られます。
約750m北西、元荒川の対岸には、文教大学越谷キャンパスがあります。
また、約1km北の元荒川東岸には宮内庁埼玉鴨場があります。そのため、開業当初駅舎には貴賓室が設けられており、皇族が埼玉鴨場へ来場の際、北越谷駅と貴賓室を利用していたそうです(Wikipediaより)。
宮内庁埼玉鴨場の北隣には越谷梅林公園があります。
 
 

 

高架下1階にある改札口です。2枚とも概ね南を望む。
北越谷駅の改札はこの1ヶ所のみです。左が東口、右が西口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が7通路並んでいます(間に支柱があり、左6通路と右1通路に分かれています)。窓口に面した右端が幅広通路で、有人通路を兼ねています。東武で窓口前に自動改札通路がある駅は珍しいです。
改札口の右手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内に設置されています。
そして2階にある各ホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれていますが、改札口と階段などとの間に小さな高低差があります(スロープで解消しています)。北越谷駅はバリアフリーに対応しています。
尚、改札内コンコースおよび2階ホームに売店・コンビニはありません。 1階の改札外高架下、西口側にコンビニ「ファミリーマート」があります。
また、通路を挟んで後方(改札外)には「銀座コージーコーナー」などの専門店が並んでいます。
 
 

4番線下り急行線に設置されている、時刻表、路線図、構内図と一体になった建植式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯と思われます。
東武鉄道の標準デザインで、下部の矢印は東武スカイツリーラインのラインカラーであるオレンジと青が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (TS 22)。
 
 

北越谷駅は島式ホーム2面4線の高架構造で、南北方向にホームが延びています。カーブ地点にホームがあります。
 
左ホーム(東)の左から1番線(上り急行線。北千住・浅草・東京メトロ半蔵門線方面)、2番線(上り緩行線。北千住・東京メトロ日比谷線方面)の順、右ホーム(西)が左から3番線(下り緩行線。東武動物公園・南栗橋方面)、4番線(下り急行線。久喜・伊勢崎・南栗橋方面)の順です。外側の1番線と4番線は朝夕に運転される準急と区間準急しか停車しないため、日中は全列車通過となります。
 
東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線に直通する準急と区間準急が停車するためホーム有効長は全番線とも10両分ありますが、2・3番線に発着する日比谷線直通の普通列車は7両編成のみの運用です。
2020年9月時点でホームドアは全番線に設置されています。普段は7両編成ばかりが来る2・3番線も非常時に備えてか、全10両分にホームドアが設けられています。ホーム幅は普通ですが、東武スカイツリーラインの高架駅の中では狭い部類です。東武動物公園方(手前側)は狭くなっています。
上屋は各ホームとも端から端まで設置されています。
各ホームともベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室が設置されていて、少なくとも3・4番線には冷水器もあります。
写真は下り緩行線3番線より浅草方を望む。
 
 

 

下り3番線より浅草方を望む。
当駅から北千住駅までが私鉄最長となる方向別複々線区間になります。左から1番線(上り急行線線)、2番線(上り緩行線)、3番線(下り緩行線)、4番線(下り急行線)の順です。
また、カーブの先で下り急行線から下り緩行線への、上り緩行線から上り急行線への、片渡り線がそれぞれ設置されています。
この先、左へカーブして高架区間のまま住宅街の中を南南東へ走ります。そして元荒川を渡ると次第に市街地へと風景が変わり、越谷市の代表駅かつ急行停車駅である越谷駅へと至ります。
 
 

 

下り3番線より東武動物公園方・伊勢崎方を望む。ホーム端に係員詰所があります。
北千住駅から延々と続いてきた複々線区間は北越谷駅までで、当駅以北は複線区間になります。緩行線が急行線に合流する形で複々線が終息しますが、緩行線の延長上には留置線が3本あり、当駅での折り返しに対応しています。また、留置線はもし将来、春日部辺りまで複々線化される事があれば本線に転用できそうですが、まぁこれ以上複々線区間が延びることはないでしょうね…。
 
この先、住宅街の中を右へカーブしながら走り、留置線が終息すると下り勾配を経由して地平区間になります。その後も住宅街の中を北上し、左へカーブして国道4号線草加バイパスをアンダーパスすると、程なくして大袋駅へと至ります。
 
 
あとがき   
私が北越谷駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。1990年代に高架化されましたが、周辺の駅と同様に今も古さを感じさせない駅になっています。私の訪問時にはホームドアが設置されていました。急行通過駅ですが2面4線で、準急と区間準急が外側線に発着します。駅前は市街地で、意外と栄えていました。
 
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面行き電車で赤坂見附駅または大手町駅まで行き、半蔵門線の東武スカイツリーライン直通列車(東武線内は急行)に乗り換えて越谷駅下車、普通に乗り換えて当駅下車です。尚、丸ノ内線の赤坂見附駅と半蔵門線の永田町駅は改札内で繋がっており、同一駅扱いです。また、東武スカイツリーラインのデータイムは手前の草加駅で急行と普通が接続を行います。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。上野東京ライン経由の常磐線列車(特急は不可)に乗り換えて北千住駅まで行き(常磐線列車がない場合は上野駅で乗換)、東武スカイツリーラインの下り急行電車に乗り換えます。そして草加駅または越谷駅で普通に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内にコンビニがあり、駅東側にもコンビニがあります。一方、飲食店も駅の規模の割には一定数あり、チェーン店も「ヴィ・ド・フランス」「マクドナルド」「吉野家」「松屋」「日高屋」「餃子の王将」「ドトールコーヒーショップ」があります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東武スカイツリーラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は北越谷駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)