所有事業者:小田急ハイウェイバス(東京)
仕様・用途:高速路線仕様
登録番号:世田谷210 あ 7201
社番:7201号車
配置:世田谷営業所
初年度登録:2022年
シャシー製造:三菱ふそうトラック・バス
搭載機関:三菱6S10(T2)型
車体架装:三菱ふそうバス製造
車両型式:2TG-MS06GP
車名:三菱ふそうエアロエース
撮影日:2022年6月2日(木曜日)
撮影場所:小田急ハイウェイバス世田谷営業所(※)
※・・敷地外から撮影
2022年4月1日、小田急シティバスと小田急箱根高速バスが統合されて、小田急ハイウェイバス(株)となりました。
旧箱根高速バスは、文字通り、箱根方面への中距離高速路線バスをメインに受け持っており、歴史ある老舗高速路線バスになります。
旧シティバスは分社化される前の小田急バス時代からの継承で夜行高速路線を受け持っている他、千葉方面の短距離高速路線バスの運行を行っていました。それを一纏めにしたわけですが、同じ小田急グループなのに高速路線を別々に持つのは非効率であると私自身は前々から思っていました。他の電鉄会社系にも同じことが言えますが、2000年代は経営効率化を大義名分とした分社化が相次いで実施されましたけど、逆にそれが仇になっているようで、気がつけば元の鞘に戻るケースも目立ちます。素人が言うのも何なんですが、それで良いと思います。
最近、若林の旧シティバスの車庫(小田急バスの若林営業所に併設)に旧箱根高速バスの車両が屯するようになりましたが、経堂にあった旧箱根高速バスの営業所は閉鎖したそうです。そうなると、あの手狭な若林の車庫がさらに狭くなってしまいますが、昼夜問わず、高速路線バスの運行休止が続く中で減車も行われたようで、それで帳尻を合わせていると思われます。経堂の車庫はどうなっているか判らないけど、車両の留置に使われているのかな?
画像は、小田急ハイウェイバスになって初めての新車と思われます。ハイウェイバスがどっちを優先にしているか判らないけど、ふそうを導入したということは、旧箱根高速バスを優先にしている見方も出来ます。最近の旧シティバスなら日野でしょうしね。それと、車体側面の「odakyu」のロゴも旧箱根高速バスのロゴを採用しているので(旧シティバスはロゴが違う)、それも「どっち優先」の手がかりになりますし、同時に在来車の旧籍もそのロゴで識別できようというもの。
旧シティバスにもフェイスリフトした新型エアロエースは導入されていますが、ヘッドライトベゼルがボディカラーと同色になっていることに注目。黒色の方が映えるんだけど、ボディカラーに合わせているのもなかなかどうして、映えています。
ただこれ、午後撮ったものだから、影が目立ち過ぎています。あらためて撮り直して差し替えたいと思います。
【参考文献・引用】
バスラマインターナショナルNo.145
年鑑バスラマ2021→2022
(いずれもぽると出版社 刊)
ウィキペディア(小田急ハイウェイバス、小田急箱根高速バス)