昔のアルバムから【16】 飯田線(2)さようならゲタ電 | 趣味のNゲージと鉄道写真

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「趣味のNゲージ鉄道模型」という名称で続けてきましたが、鉄道写真の記事を載せる機会が増えたことからブログ名を変更しました。
内容は自分への備忘記録が中心で、旧型車両の話題に偏る傾向があります。拙い内容ですが、ご覧頂ければ幸いです。

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こんにちは。

 

今回は、友人と一緒に飯田線の「さようならゲタ電」を撮影に行った時の写真です。「さようならゲタ電」は何回か走った様ですが、私が訪れたのは昭和58年7月23・24日、8月21・22日です。4日間でたくさん撮影しましたが、なんとか見るに堪えられそうな写真だけを選んで載せてあります…。

 

 

クモハ53008 伊那松島にて 

S12年に製造されたモハ43を出力アップ(MT15→MT30)した車両で、流電の最終増備車にあたります。正面は半流・幌枠付で、全室運転台、クロスシート、2ドア、ノーシル・ノーヘッダーとなっており、正面以外は2次形流電とほぼ同じスタイルです。「さようならゲタ電」では伊那松島側の顔を務めました。

 

 

クハ47009 伊那松島にて

小窓がズラッと並んだクハ47。モハ32系の制御車としてS6年に製造され、当初は横須賀線で使用された車両です。正面スタイルは平妻・非貫通、全室運転台、2ドア、クロスシート、トイレ付という車両でした。相方はクモハ53008。

 

 

クハ47069 伊那松島にて

同じクハ47ですが、こちらはサハ48から改造された車両。パッと見は原形車とそっくりです。相方は3ドア車のクモハ54110。「さようならゲタ電」では豊橋側の顔を務めました。

 

 

さようならゲタ電 撮影地?

クハ47069が先頭のさようなら列車。天気は生憎の雨…。orz

 

 

さようならゲタ電 撮影地?

同じ場所で後撃ちです。正面が少しブレてしまいました…。撮影場所は全く覚えていません。

 

 

クモハ53008 撮影地?

2ドアでノーシル・ノーヘッダーの美しいクモハ53008。飯田線では兄弟分(姉妹?)のクモハ53007と人気を二分していた様に思います。

 

 

クモハ53008と119系の並び 伊那市にて

伊那市駅での119系との交換風景。この119系も既に過去帳に加わってしまいました。

 

 

クハ47069 平岡にて

少し停車時間があったためでしょうか、編成の前後では撮影会の様になっていました。

 

 

なお「さようならゲタ電」は伊那松島⇔中部天竜間で運行され、当日の編成は…

豊橋側から、クハ47069+クモハ54110+クハ47009+クモハ53008 の4輌編成でした。

 

各車の車歴は次の通りです…

クハ47069  汽車会社製(S5?) サハ48015より改造(S31)

       田町(?)→豊橋(S32)→伊那松島(S33)

クモハ54110 日本車輛製(S16) モハ60038より改造(S28)

       宮原(?)→淀川(S23)→明石(S25)→豊橋(S41)→伊那松島(S44)

クハ47009  日本車輛製(S6)

       田町(?)→伊東支(S25)→富士(S26)→伊那松島(S37)

クモハ53008 川崎車輛製(S12) モハ43041を出力アップ(S28)

       宮原(?)→鳳(S25)→伊那松島(S33)

 

 

そして、こんなものが出てきました…

「さようならゲタ電」に乗車した時のフリーきっぷです。クモハ53008は通称「伊那美人」と呼ばれていた様ですね。模型の世界ではその美しい姿が健在です。

 

 

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。