こんにちは。
今回は、友人と一緒に飯田線の「さようならゲタ電」を撮影に行った時の写真です。「さようならゲタ電」は何回か走った様ですが、私が訪れたのは昭和58年7月23・24日、8月21・22日です。4日間でたくさん撮影しましたが、なんとか見るに堪えられそうな写真だけを選んで載せてあります…。
クモハ53008 伊那松島にて
S12年に製造されたモハ43を出力アップ(MT15→MT30)した車両で、流電の最終増備車にあたります。正面は半流・幌枠付で、全室運転台、クロスシート、2ドア、ノーシル・ノーヘッダーとなっており、正面以外は2次形流電とほぼ同じスタイルです。「さようならゲタ電」では伊那松島側の顔を務めました。
クハ47009 伊那松島にて
小窓がズラッと並んだクハ47。モハ32系の制御車としてS6年に製造され、当初は横須賀線で使用された車両です。正面スタイルは平妻・非貫通、全室運転台、2ドア、クロスシート、トイレ付という車両でした。相方はクモハ53008。
クハ47069 伊那松島にて
同じクハ47ですが、こちらはサハ48から改造された車両。パッと見は原形車とそっくりです。相方は3ドア車のクモハ54110。「さようならゲタ電」では豊橋側の顔を務めました。
さようならゲタ電 撮影地?
クハ47069が先頭のさようなら列車。天気は生憎の雨…。orz
さようならゲタ電 撮影地?
同じ場所で後撃ちです。正面が少しブレてしまいました…。撮影場所は全く覚えていません。
クモハ53008 撮影地?
2ドアでノーシル・ノーヘッダーの美しいクモハ53008。飯田線では兄弟分(姉妹?)のクモハ53007と人気を二分していた様に思います。
クモハ53008と119系の並び 伊那市にて
伊那市駅での119系との交換風景。この119系も既に過去帳に加わってしまいました。
クハ47069 平岡にて
少し停車時間があったためでしょうか、編成の前後では撮影会の様になっていました。
なお「さようならゲタ電」は伊那松島⇔中部天竜間で運行され、当日の編成は…
豊橋側から、クハ47069+クモハ54110+クハ47009+クモハ53008 の4輌編成でした。
各車の車歴は次の通りです…
クハ47069 汽車会社製(S5?) サハ48015より改造(S31)
田町(?)→豊橋(S32)→伊那松島(S33)
クモハ54110 日本車輛製(S16) モハ60038より改造(S28)
宮原(?)→淀川(S23)→明石(S25)→豊橋(S41)→伊那松島(S44)
クハ47009 日本車輛製(S6)
田町(?)→伊東支(S25)→富士(S26)→伊那松島(S37)
クモハ53008 川崎車輛製(S12) モハ43041を出力アップ(S28)
宮原(?)→鳳(S25)→伊那松島(S33)
そして、こんなものが出てきました…
「さようならゲタ電」に乗車した時のフリーきっぷです。クモハ53008は通称「伊那美人」と呼ばれていた様ですね。模型の世界ではその美しい姿が健在です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。