土曜の夜だが金曜日の話を。

 

昨日は仕事が終わるのが遅かった。会社を出たのは22時過ぎ。

そこからM田に呼ばれてお初天神の勝男(居酒屋)で合流。

M田はアル中である。毎日べろべろになるまで飲んでいる。酔っぱらって電車で乗り過ごすことは日常茶飯事。先週は酔っぱらって寝てしまい気づいたら西明石。そこから宝塚の自宅までタクシーで帰ったらしい。2万5千円かかったって言ってた。酔っぱらってはいつも「遠くへ行きたい」ばりに旅に出る。僕ならその辺の漫画喫茶なりビジネスホテルに入るんだがやつは毎回意地でも帰る。まるで鮭のような帰巣本能である。

 

で、そのM田は昨日は定時で業務終了。眉間にしわを寄せあれやこれやと格闘している僕に「広島会しましょうや」と言ってきた。傍らには同じく広島出身のN家もいた。N家は江波の出身。江波と言えば「この世界の片隅に」のすずさんの実家のあるところである。ちなみにそのN家のことを僕は勝手に「江波ンゲリオン」と呼んでいる。

そしてそのM田だがN家とコンビニでビール500mlを2本飲んだ後、一人で満マル(居酒屋)へ。(江波ンゲリオンは彼女と飯を食いに行った)つーか一人で居酒屋行くとかもう末期である。

その後、「待ちよりますけぇ来てくださいや」とのメッセージを送り付け一人で2件目へ移動。一人ではしご酒とはもはや手に負えん。

仕事を終え・・・というか強制終了させ電車で梅田に向かう。つーかこの時間から飲むのに何で大阪駅の近くではなくお初天神なんだ?とぶつくさごちりながら東通りを突き抜ける。

合流時、M田は完全に出来上がっておりへべれけ全開。口からいろんなものを飛ばしながらしゃべる姿を見るにつけ「よくぞこいつがコロナにかからんものよ」と半ばあきれていた。

 

で、終電に合わせて大阪駅に向かう。コロナで終電が20分以上も繰り上がって今は神戸方面・宝塚方面は0:04が最後である。終電がこんな時間になってしまうとは寂しい限りだが、街は本来の金曜日の夜に近づいていた。終電めがけて東通りから大阪駅へ向かう人の波はまさしくはなきん。僕が関西に戻ってきて以来、ずっとコロナなので大阪の真の夜の姿は記憶のかなたに飛んでった。どんなんだったっけ???しかも僕は大阪ではなく神戸の支店だったので三宮の様子はイメージできるけど梅田の姿は浮かんでこない。

なんなら金曜日の銀座の様子の方がよく浮かぶ。単身赴任中は時々鍛冶橋駐車場から夜行バスで帰省してたんだが、ゆりかもめの新橋から銀座を突っ切って鍛冶橋まで歩いてた。いつも時間ぎりぎりだったから早足だったけどその時の様子の方がよく覚えている。今どうなってるのかね???銀座も人出は戻ってるのだろうか???

 

話はそれるけど最近は単身赴任中のブロガーさんの記事もよく読む。単身赴任の期間が長くなるにつれ、嫁や子供とのつながりがうすくなり会社に行かない週末は「ボッチ」状態?になってしまうブロガーさんの記事を読むにつけ「わかる。わかりますよぉ~。」と激しく共感している。

初めは「いつ戻ってくるの?」「早く戻ってきてほしい」と言っていた子供たちもそのうち「どっちでもいい」「別に帰ってこなくていい」「え?なんで戻ってくるの?」となり、嫁にいたってはメールの返信がなくなり挙句の果てには電話の返信も無くなるという経験をしたので「同じ同じ。僕も同じですよぉ~。」と思いながら拝見している。離れて暮らしているので自宅の様子の情報が入ってこなくなるんですな、困ったことに。名古屋組は月1ではなく自腹を切って月2,3回と帰っていたけど関西は新幹線なら往復3万近くかかるからそうそう帰れなかった。バスで帰っても翌日結構きついしね。僕の場合は昼で電池が切れてた。

 

で、そんな感じのはなきんの夜。電車で寝かけるM田に「寝るなよ!寝るなよ!」と声をかけながら川西へと帰った。