会津鉄道会津線の大川ダム公園にやってきました。
次の駅の芦ノ牧温泉へと黒煙を上げながら出発する快速AIZUマウントエクスプレスを見送ると、
昼間の時間帯ながら、無音の空間に包まれます。
1面1線のホーム上は除雪は全くされていません。
こちらは芦ノ牧温泉南方で、トンネルを抜けた直後に大川ダム公園に到着となります。
ホーム中央付近には待合室があり、
壁に掛けられている駅名看板が面白い形をしていました。
歴史上では現在とは別の場所に国鉄時代の1927年に信号場(船子信号場)として開業されたのが始まりで、
戦後の1968年に仮乗降場(船子仮乗降場)となったものの、1980年に大川ダムを建設するにあたって現在の場所に移設され、
1987年4月にJR東日本の管理となった1987年4月から駅(船子駅)に昇格しました。
その直後の同年7月に会津鉄道に移管されたタイミングで大川ダム公園に駅名が変更となった背景があります。
会津線では駅ごとに必ず駅周辺の名所などを記したバナーがつけられていて、
大川ダム公園では「山間の太陽光発電所」と駅名を関係ない名所が紹介されていました。
実はホームから見渡せるのはダムでも公園でもなく、広大な敷地が広がっていて、
2月に訪れたおかげで雪で覆われていて分かりにくいかもしれませんが、太陽光発電のパネルがビッシリ並んでいます。
ちなみに駅のホームの反対側にも太陽光発電のパネルが設置されていて、
上の写真を見ていると太陽光発電パネルに駅が囲まれているのが良く分かる写真で、
これだけパネルに囲まれているなら例えば、"太陽光発電所前"という駅名に変えて、副駅名を少し離れたダムの名前を入れても良いのかもしれません。