JR3700km フルムーン夫婦グリーン旅(1日目 後編) | tundraの世界

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次の目的駅は奥羽本線の峠駅


峠駅は赤湯駅から東京方面に6個目の駅なのだけど、
上り普通列車が少なく4時間以上待たないとたどり着けない。

そこで、つばさ144で一度福島駅に戻って、
福島駅から下り普通電車乗って峠駅に向かう事にする。

福島駅では東北新幹線の遅延を誘発する山形新幹線の合流を複線化する工事がされている。
そのため奥羽本線の普通列車は日中運休して代行バスになる。

といってももともと数が少ないから下り2本、上り1本だけだけどね


福島駅での乗り換え時間は13分しかなかった。
しかもつばさ144号は5分ほど遅延していた。

大急ぎでキャリーバックを駅のコインロッカーに預けバス停に急ぐ。

バス停の位置は車掌さんに確認しておいた。


バスは満席でどこかの報道関係の会社の人がグループで乗っていた。
みんなスーツは着ているけど仕事ではなさそう。。

代行区間は福島駅から2つ先の庭坂駅まで。

庭坂駅から普通米沢行電車に乗り換える。

16:12に庭坂駅を出発した電車はしばらくすると右に大きく曲がる。

庭坂の大カーブと呼ばれているみたい。

ここから山岳区間に入る。
この景色は本日3度目になる。

途中の松川橋梁をパチリ

新幹線がちょうどくればよい写真だったのになぁ

昨年廃止された赤岩駅を通過

昔はこの駅から4連続スイッチバック駅になっていた。

線路左に見えるスノーシェッドが板谷駅のスイッチバック

昔は本線から左に折れたところに駅があったみたい。

16:33に2個目の目的地である峠駅に到着

冬は雪深いらしくスノーシェッドで覆われている。
この駅で代行バスで見かけたスーツ軍団も降りていた。

どうもこの駅にある二軒の茶屋の一つで宴会をやるみたい。

駅で記念撮影をしていたら突然つばさ148号東京行が通過した。
慌ててパチリカメラ

シャタースピードが遅く、車体がボケボケ。。ショボーン
この駅は暗いので動いている電車を撮るのは難しい。。

駅の外はこんな感じ


スノーシェッドに覆われたスイッチバック跡を歩いてゆく。
外に出ると架線柱や信号機が残っていた。

このスイッチバックが使われていたころの姿が頭に浮かんでくる。

線路はさらに続き旧駅のホームがあったらしいのだけど、
立ち入り禁止になっていてホームまでは行くことができなかった。
まあ夏草に覆われ痕跡を探すのも苦労しそうなのだけどね。


旧ホーム横には峠の茶屋があって力餅を売っている。

昔はもう一軒茶屋があったみたい。

峠の茶屋に立ち寄って、まずはビールをいただいた。

乾いた喉に冷たいビールはたまらない。


もちろん峠の力餅も。。
峠の力餅は冷凍にされてたみたいで、
ヒンヤリ冷く疲れた体に心地よかった。


まだ帰りの電車には時間があるけど駅に戻ることにする。

駅の隣の茶屋で宴会をしているスーツ軍団の声が駅にまで聞こえる。
その声が無ければ本当に何も音がしないのだろう。

ふと見ると駅の表示板と表示板の間に蜘蛛が巣を作っていた。

きっと駅は夜も明るいから虫たちが沢山捕れるのだろう。


しばらく蜘蛛の働きを眺めていると、遠くに列車の音がした。
慌ててカメラをスノーシェッドの入り口に向ける。
するとつばさ154号東京行がやって来た。

う~タイミングもピントも今一ショボーン

上りつばさが行ったと同時に背後からつばさ145号新庄行が通過した。
慌てて露出を合わせるが最後尾を撮るのがやっと。

1/100 秒。 f/5 10 mm ISO6400
暗いのでシャッタースピードが遅く車体がブレブレだぁ。。

18時になった。
福島駅に戻る電車がやってきた。


峠の茶屋の人が力餅を立ち売りを始めた。

ほとんど人の乗ってない車内からは声がかからなかった。

もうひと箱購入しようかと思ったけど、
まださっきの餅が半分残ってたのでやめた。

本日4度目の庭坂の大カーブを抜ける。

まだ明るいけど、既に太陽は山の向こうに沈んでいた。

この時間になると工事は終了しているみたいで、
代行バスに乗らずに電車で福島駅まで行ける。

18:30福島駅に到着


福島駅で夕飯の駅弁を買って19:16発やまびこ156号に乗り込む。
その前につばさとの連結シーンを撮影して。。


これから東京に戻ってサンライズに乗ります。

本日の行程はこんな感じ。。。

本日の乗車距離850km 乗車時間7時間34分 待ち時間6時間18分