先日、タキ1000を分解して、タキについてもう一つなんか書こうと思いましてね
→分解記事はこちら
自分の専門時代が2000年〜2010年ですが、タキの仕様も多岐にわたり(これが言いたかっただけ)
あまり有名じゃないのや種類もまぁまぁあるのでこれまでのコキのように製品紹介とまとめ記事にしたいと思います
→車両紹介と車両研究の話がめちゃ長いですが模型の牽引機研究の糧にしていただけたらと思います
古め?なタイプはちょっと解説多め?
さて、タキ1000は登場して早30年(投現2022年)になろうとしています
先代の43000も頑張っていますが、石油やガソリン運搬といえばタキ1000というほどに増備され、製造も25年以上に渡りついに1000両を越しました
さて、そんなタキ1000のNゲージは各社から製品化されており、主にKATO製とTOMIX製があります
(一応、マイクロエースからも製品化されていますが所有してないのとディテールが圧倒的に下なので紹介しません)
今回は2社20を超える製品を形態ごとにみていきたいと思います
今回は製品一覧を
金型などの詳しい情報は次回比較のところで
発売日はホビーサーチより記しています
今回は、KATOとTOMIXの発売時系列掲載としてます(実質品番順)
なお、車両紹介に関しては独自の名称や略称もあります
日本オイルターミナル:OT
日本石油輸送:JOT
前期型 中期型 後期型
→一番下の車両形態まとめを見てください
写真はホビーサーチを検索すれば結構出てきます
・KATO
先に製品化したのはKATOです
2002年に3種の発売を皮切りに様々な塗装を製品化しました。
その後2020年に後期型を製品化しました。
・8037-1 タキ1000 日本オイルターミナル色
(初期ロットの台車交換)
タキ1000-93 倉賀野駅常備
2002年2月発売
いわゆる帯付きOTです。数回生産されているようです。HPからは消された絶版品です。
初回生産品は台車のコロ受け軸が三角おにぎりでエラーです
実車は順次単色に塗り替えられ、2009年頃消滅。
ちょっとした遊びもできるのですが、それはTOMIXの帯付きの方で話します
・8037-2 タキ1000 日本石油輸送色
(最新ロット)
タキ1000-299 郡山駅常備
2002年2月発売
OTと同時発売。数回生産されています。
初回生産品は台車のコロ受け軸が三角おにぎりでエラーです。
・8037-3 タキ1000 日本石油輸送色 ENEOSマーク付(初代)
タキ1000-61 郡山駅常備 ENEOS 日石三菱
2002年2月発売
この品番の初回ロットのみで生産されました。
形態的には、ENEOSマークの下に社名が入っていた頃のものです。
日石三菱は1999年4/1〜2002年6/27まで存在しました。(日本石油と日石三菱が合併した際の商号です)。実車も順次変更され2002年の内に消滅していると思われます。
また、製品は台車のコロ受け軸が三角おにぎりでエラーです
・8037-3 タキ1000 日本石油輸送色 ENEOSマーク付(2代目)
タキ1000-61 郡山駅常備 ENEOS 新日本石油
2003年5月発売?(2007年1月生産もある)
恐らく2〜3回生産されています。後述する8両セットと同時発売もあったと考えていますが、詳細はわかりません。
同じくENEOSマークの下に社名が入っていた頃のものです。
新日本石油は、日石三菱が2002年6/27から商号を変えた際の商号です。2010年7/1に新日本石油が新日本石油精製・ジャパンエナジーが合併して商号がJX日鉱日石エネルギー株式会社になり、新日本石油は消滅しました。実車も社名記入部分は順次白塗りになりました。(そりゃJX日鉱日石エネルギー株式会社なんてあの枠に入らんわ あとしょっちゅう変わりすぎ)
KATOはこれを同一品番で出さなくても…
・10-455 タキ1000 日本石油輸送色ENEOSマーク付 8両セット
タキ1000-3 郡山駅常備
タキ1000-4 郡山駅常備 (被災して廃車済)
タキ1000-20 郡山駅常備
タキ1000-21 郡山駅常備
タキ1000-34 郡山駅常備
タキ1000-42 郡山駅常備
タキ1000-286 郡山駅常備
タキ1000-431 根岸駅常備
全車 ENEOS 新日本石油
2003年5月発売
8037-3の2代目と同じです。車番や常備駅ぐらいの差のみです
・8037-4 タキ1000 日本オイルターミナル色 矢羽マーク付
タキ1000-693 川崎貨物駅常備 矢羽
2007年4月発売
生産は2回ほど?(インサートは2種類以上ある)
日本オイルターミナル40周年の記念塗装で、2006年〜製造の693〜752に施された様子。順次検査で塗り替えられ、2013年頃消滅。
ちなみに実車には、補強板付きの台車のタイプが一切ないのでエラーです。またタンクボディも実車は中期型ですが、この製品は初期型です。
後に紹介する後期型のASSYを取り付けて誤魔化してもエラーです(なおTOMIXはタンク形状含め正しい)
また、エコレールマークなしなので…詳しくはTOMIXの矢羽の方で
・8037-5 タキ1000 日本オイルターミナル色 帯なし・エコレールマーク付
タキ1000-416 郡山駅常備 エコレールマーク
2010年7月発売
初期塗装が帯付きだったので単色は帯なしという扱いなんですね笑
416は帯が塗り直しで消えた車両です
なお、416は中期型なため、台車、ボディ全てエラーです
大人しく98とか100にでもしておけば良いのを余計なことしやがって
ちゃんと実車をみて車番設定してほしいものです
2010年発売は遅いなというイメージ…(2008年には結構な両数塗り直さたり、新製で登場していたので
・10-825 タキ1000 日本石油輸送色 ENEOS エコレールマーク付 8両セット
タキ1000-37 郡山駅常備
タキ1000-79 郡山駅常備
タキ1000-146 郡山駅常備
タキ1000-225 郡山駅常備
タキ1000-235 郡山駅常備
タキ1000-259 郡山駅常備
タキ1000-282 郡山駅常備
タキ1000-362 郡山駅常備
ENEOS 新日本石油 エコレールマーク
2010年9月発売
8037-3にエコレールマークを付け、車番が変更されたものです。
エコレールマークは2008年頃から貼り付けられたようです。2008年〜2010年…なので約3年程度の超短期間の再現になってしまいますね
発売された頃には、実車の新日本石油の社名は消されています…
売れ行きどうだったんでしょうね…
・10-1167 タキ1000 日本石油輸送色 ENEOS(エコレールマーク付)8両セットB
タキ1000-76 根岸
タキ1000-128 根岸
タキ1000-164 根岸
タキ1000-191 根岸
タキ1000-251 根岸
タキ1000-269 根岸
タキ1000-294 根岸
タキ1000-370 根岸
ENEOS 社名白塗り エコレールマーク付
2013年5月
郡山常備ばかりだったところ根岸一色になったのが意外ですね。
順当に表記を更新されたタキ1000はこの形態だったのでしょう。ENEOSの下の社名が白塗りにされ、エコレールマークがENEOSマーク付きには全て付いているので、2010年〜2022年現在はこの仕様です。
3回目のENEOS 8両セットなのにBってなってるのは面白いもんです。
・8037-3 タキ1000 日本石油輸送色 ENEOSマーク付(3代目)
タキ1000-84 根岸駅常備 ENEOS 白塗り
2013年10月発売
この品番のラストロットです。恐らく4か5回目ロットになると思います。こちらは恐らく1回生産です。この製品を持って8037-3は絶版となりました。
販売が同じでも形態を変えてきたり、車番を変えたり、当時のKATOらしい製品と感じます。
2代目の説明等でも少々記述しましたが、ENEOSマークについては、2010年7月〜の形態と、発売時期の形態になっています。しかし、エコレールマークが付いていないため2022年現在の仕様としては難しいでしょう。当時はエコレールマーク付きではない車両がいたためこの仕様になったと思われます。エコレールマーク付きの後に発売ってのもまた面白いです。
・8037-6 タキ1000 日本石油輸送色 ENEOS(エコレールマーク付)
タキ1000-161 根岸
ENEOS 白塗り エコレールマーク
2015年9月発売
10-1167の単品バージョンです。車番のバリエーションが増えた形です。
-2と-5と-6は何度か再生産がされているのですが、台車が途中(201?年?)で若干変わっています
側面からの見た目は変わらないのでそこまで気にすることはないですが、裏を見ると台車枠と真ん中の穴のほかに、使うプラ材を減らすためか梁に穴を開けています。また、車軸の部分のプラがグレー→黒に変化しました。
・10-1589 タキ1000 日本石油輸送(米軍燃料輸送列車)12両セット
タキ1000-915 安善
タキ1000-916 安善
タキ1000-917 安善
タキ1000-918 安善
タキ1000-919 安善
タキ1000-920 安善
タキ1000-921 安善
タキ1000-922 安善
タキ1000-923 安善
タキ1000-924 安善
タキ1000-925 安善
タキ1000-926 安善
米タン(JP-8)
2020年2月発売
TOMIXが後期型を発売後にKATOも後期型を発売
米タン仕様はKATOが被せてきた形になった。
注目すべき点は3ポイント
まずは、台車が補強板のないFT21Aに!
2つ目は、側面はしごの2色化
側面はしごはTOMIXと全く同じ方法になっており、中央で金型を分割、固定している。
3つ目は、タキ用ウレタン!
十数両繋げることの多いタキ、単品ケースでの持ち運びや管理は、片付けやすさ、スペース問題を抱えていた。しかし、この製品登場により12両ウレタンを製作。ブックケース管理が可能となった。個人的にはTOMIXの12両+1がレンタルレイアウトに持ってたりするのが楽だし、タキ入れるにしても13両と1両多く入れられるしで、良いと思ってる。
金型は、タキ1000初版発売から約20年経ってリニューアルと言うか、実車の形態が変わっちゃってるので実車に合わせて新たに彫りましたという感じでしょうか
・8081 タキ1000(後期型)日本石油輸送
タキ1000-987 四日市駅常備
2021年2月発売
米タンセットの金型を利用した日本石油輸送ノーマルタイプ
中京地区常備はタキ1000Nスケール模型では初でないだろうか
ヲタとして商品説明に文句が言いたい
「・平成10年(1998)以降に製造された後期形に分類されるグループのうち…」(HPより引用)
それは後期形ではなく、中期
2008年〜が後期ですが、車番はちゃんと後期で◎
なお、これが後に悲劇を生みます
とにかく、タンクボディが変わってるんですわ
台車変わったら後期と案内してしまうKATO…
いつも考証が甘いというか…適当というか…惜しいところでやらかすんですよ((
・10-1669 タキ1000(後期型)日本石油輸送
タキ1000-939 塩浜駅常備
タキ1000-940 塩浜駅常備
タキ1000-943 塩浜駅常備
タキ1000-946 塩浜駅常備
タキ1000-950 四日市駅常備
タキ1000-979 四日市駅常備
タキ1000-980 四日市駅常備
タキ1000-983 四日市駅常備
2021年2月発売
塩浜駅と四日市駅常備が半々ですね
8両セットですが、これまでのような紙箱発泡スチロールではなく、米タンと同じブックケースです
これにより、後期型が9両車番被りなしで手に入ります
今更ですが、後期型製品から日本石油輸送色が日本石油輸送と表記が変わってます(微妙な変化
・10-1750特別企画品 タキ1000 (後期形) 「1000号記念塗装」入 10両セット
タキ1000-999 根岸駅常備
タキ1000-1000 根岸駅常備 1000号記念塗装
タキ1000-1001 根岸駅常備
タキ1000-1002 根岸駅常備
タキ1000-1003 根岸駅常備
タキ1000-1004 根岸駅常備
タキ1000-1005 根岸駅常備
タキ1000-1006 根岸駅常備
タキ1000-1007 根岸駅常備
タキ1000-1008 根岸駅常備
2023年4月発売
いやー、甲種輸送と同じという連番10両!
2021年12月1日に1000号が登場して早くも製品化!
なお、発売の半月ほど前の4月初めにタキ1000-1000は常備駅が変わらない状態で転出し、塩浜の方に行っている模様。10-1669と合わせて楽しめますね
・10-1810 タキ1000(後期形)日本石油輸送 ENEOS・エコレールマーク付 8両セット
タキ1000-833
タキ1000-834
タキ1000-836
タキ1000-846
タキ1000-848
タキ1000-850
タキ1000-851
タキ1000-852
未発売 2023年11月予定
・8081-3 タキ1000(後期形) 日本石油輸送 ENEOSエコレールマーク付
タキ1000-837
未発売 2023年11月予定
10-1810の単品版
さて、KATOはここまで
車番的には
OTが3両3製品
JOTが69両14製品
と、圧倒的にOTが少ない…
OTの12両セットも需要あるのでお願いしたいところ(EH500とよく合うほぼ700番台の編成で郡山〜川崎貨物の列車とかとか)
特報!!
なんとKATOからタキ43000とタキ1000セットのOT車が製品化されます!!
10-1935 特別企画品
タキ43000+タキ1000 日本オイルターミナル 10両セット
タキ1000-978 後期・OT移籍車
タキ1000-378 初期タンク・FT21A
タキ1000-375 前期型・FT21改
タキ1000-976 後期・OT移籍車
(タキ1000のみピックアップ)
未発売2024年3月発売予定
タキ43000の車番バリエーションがの増加の点でも嬉しいですが、さらにさらにのタキ1000の展開ね
OTの生産がなかなかされないので首伸び切ってしまったよ(
さて、車番以外で製品の注目点は
1つ目!後期車のJOT→OT移籍車の再現!これは43000の10-1515セットでOT→ JOTをやってまして…、検査で塗り替えるまでの間の短い時期に見られる様子が再現されます(2022年付近はこの光景すごくよくみられてまして印象深いです)
KATOが金型をカラーで分けた弊害でOT一色を出せないので苦肉の策というか、何というか…面白いですけどね
2つ目!前期型金型まだあります!
後期型作ってから前期型金型全然使われなかったので捨てたか心配でしたよ
さらにさらに!再現されるか不明ですが、前期型タンクでありながら、FT21Aを履くタキ1000-378番が入ってます!
再現されたら激アツよ!
→多分、assyでFT21Aを買う羽目になります
なんで今回はめっちゃちゃんと車番選べてるの!!
・TOMIX
後発のTOMIXです。TOMIXは後期型〜みたいに言われてますが、OTは中期型かなーと思います。JOTは後期型で大丈夫です。KATO(前期型)、TOMIX(中期型)KATO後期型(後期型)と言ったところでしょう
実車の番号で製造時期を分けると…
これは一番最後に載せておきましょう
・8710 私鉄貨車 タキ1000形(日本石油輸送・テールライト付)
タキ1000-853 本輪西駅常備
インレタ「602・631・679・681・753・757・
764・770・779・781」
2017年3月発売
北海道のタキ1000です。現在は道内運用が消滅したので本州で活躍しています。
なお、カンテラは本州では付けないかと…
ナンバーは全て中期型
ということで、TOMIXのOT車を塗り替えて貼り付けましょう
なお、北海道にいた車両があるので使用時代は気をつけて
・8711 私鉄貨車 タキ1000形(日本石油輸送)
タキ1000-863 根岸駅常備
2017年3月発売
実車、常備は根岸でも運用地区は北海道…
本州に来てからは根岸常備ではない
H20年〜製造の車両なので時代にこだわる人は注意です
TOMIXのJOTはタンクが真ん中で分割できちゃうんです。塗装簡略化の意図なんでしょう。テールライト付きとの違いはテールライトの付くブレーキありの方のデッキや集電関係のみです。
ちなみに、上り下りのハシゴを部品分割で塗り分け再現をやり始めたのはTOMIXが先です。(構造はTOMIXとKATOはかなり似てるやうに感じるが…
・8712 私鉄貨車 タキ1000形(日本石油輸送・米タン)
(写真は限定品)
タキ1000-891 安善駅常備 米タン
2017年3月発売
この仕様のためにJOTタキ1000の金型は後期なのかなと
KATOが被せて全て無駄になりましたが…
・8713 私鉄貨車 タキ1000形(日本石油輸送・ENEOS)
タキ1000-837 根岸駅常備
2017年3月発売
んー…完全なるエラー
金型を後期型にしたせいでENEOS付きは出せないのだが、無理矢理やってしまいました()
車番は勿論、中期型
まぁみんなタンク形状より台車しかみないっしょ(かつての自分を見つつ)
この仕様はちゃんとやりたいならTOMIXのOT金型を塗り替えしましょね〜
ということで、OT金型で出してくれませんかねこの仕様を…
そして、圧倒的に中期型が多いのになぜ後期型に…米タンこそなんちゃってでバレないのにな…
・98962【限定品】 私有貨車 タキ1000形 (日本石油輸送) セット
タキ1000-869 根岸駅常備
タキ1000-877 根岸駅常備
インレタ
「864,865,868,870,873,875,878,880,881,882」
2017年3月発売
8711のセットバージョン
エラーナンバーはありません
・98963【限定品】私有貨車 タキ1000形 (日本石油輸送・米タン) セット
タキ1000-893 安善駅常備
タキ1000-895 安善駅常備
インレタ
「892,900,907,910,914,919,922,925,931,938」
2017年3月発売
8712 のセットバージョン。後発のKATOが出てから人気がイマイチですね。あと車番の選びが変なことぐらいでしょうか…
割と米タンって編成が連番で固定らしいので
KATOの車番選びは優秀で実車の運用形態に合致しています。
・8724 私有貨車 タキ1000形 (日本オイルターミナル・A)
タキ1000-406 宇都宮貨物ターミナル駅常備
2017年8月発売
遅れること5ヶ月、OTバージョンも登場
OTは発売時は後期型が製造されていなかったので、しっかり中期型の金型です。タキ1000の半分以上がこの金型通りの中期型です。
なお、後期型のOTも2021年には移籍や新造によって登場しています。
製品の塗装等についてはKATOのオイルターミナル・帯なし エコレールマーク付きと同じです。
ちなみにエコレールマークですが、ここ3年ほど(2020?〜)で製造、移籍した後期型には貼り付けが見られません(全て確認はしてないが)
また、貼り付け開始は大体2008年の10月頃からです。(08-9には見られなかったので)
ちなみにエコレールマークなしの単色は中期型からで、1999年製造が単色なので9年程は存在したのではと思います。
さらに、帯ありの初期型は塗り直し2回目?で帯が消えたようでして、塗り替え初めが2008年頃だとしたら、「初期型単色エコレールマークなし」は1年間もなかったのでは?と思います
・8725 私有貨車 タキ1000形 (日本オイルターミナル・B)
タキ1000-748 川崎貨物駅常備
2017年8月発売
KATOで言うところの矢羽タキです。
KATOと違い実車と同じ中期型の金型です。
KATOの方では言わなかったのですが、KATOとの違いが金型以外にもあります。
実は、TOMIX製品エコレールマーク付きになっていますが、KATOはエコレールマークがありません。
2006〜2007年の693〜752(60両)で作られた矢羽タキですが、単色OTと同様の時期にエコレールマークの貼り付けが行われているため、TOMIXのエコレールマーク付きは2008年後半〜2013年頃なので5年間程です。
また、KATOは2006〜2008年の2年程の再現となっています。(KATOの発売が2007年なので発売時はその仕様でした)
まぁ問答無用でTOMIX使う方が金型含めて良いと思いますが一応知っとくと面白いです。
この矢羽のみで編成する列車もあり、最大20両、見栄え的にも12両は欲しいところですね
(車番どうにかしてー
・98971【限定品】私有貨車 タキ1000形 (日本オイルターミナル)セット
タキ1000-410 郡山駅常備
タキ1000-411 郡山駅常備
インレタ
「412,414,416,417,723,729,736,745,750,752」
2017年8月発売
インレタの723〜752は矢羽タキにも貼れる車番なので張り替えてもいいんじゃないかと思います
(限定品で矢羽出してほしかったんだよな…)
ちなみに、412〜417の方はこの後紹介する帯付きに貼り付けても大丈夫です(なお被ってます)
単品との違いは常備駅ってところですね
・8730 私有貨車 タキ1000形 (日本オイルターミナル・C)
タキ1000-413 八王子駅常備
2019年5月発売
・【限定品】私有貨車 タキ1000形 (日本オイルターミナル・C)セット
タキ1000-410 郡山駅常備
タキ1000-411 郡山駅常備
インレタ
「403,404,405,406,407,408,412,414,416,417」
「宇都宮貨物ターミナル駅常備×6両分」
2019年5月発売
あえてのOT・Aの限定品と車番被せてでしょうか
なんでインレタの番号がこんなに詰まっているの?はこの後を読めばわかります。
ヲタ的にはやはり常備駅インレタが付いているのがめちゃくちゃ嬉しいです
他のセットにも同封してほしかった…
そして足りない、足りないぞ!
ちなみにこの収録車番のうち403〜405は2013年中頃でしょうか、JOTに移籍してしまっています
また、全車が宇都宮貨物ターミナル駅常備ではないので注意されたい
(403〜407:宇タ、413,415:八王子[415車番なし]、408〜412,414,416,417:郡山[409車番なし]
適時、限定品や通常品に貼り付けて再現すると良いだろう
実車ですが、〜417のOT製造車にはこの水色と銀の帯がついていました。下記参照ですが、タイプとしては394,403〜417のみで実は僅か16両の超小規模グループです。
インレタと印刷により13両再現できるので、394,409と415を除いてほぼ全車両用意できる…ヤベェ…
ちなみに台車をKATOのFT21改に変更すれば393,395〜402の9両を再現できますが、それでもタンク形状的にはこの合計25両のみしか当てはまりません
帯付きは100両製造されたので1/4になります
KATOのタイプがその75両を占めると言うわけです
この390〜400付近は台車をTOMIX-KATO間で交換して遊んでみるのも面白いです
現在の実車は単色は矢羽、帯付きが塗り替えられたため、OTはこの単色のみとなってます
・実車タキ1000の形態差
初期車は台枠に補強板が付けられたFT21改
特記なければ中期車以降はFT21A
厳密には製造所違いもあるんですが…
細かすぎるので×
試作車
タキ1000-1,2(各社1両ずつH5年)(FT21X)
--------
タキ1000-3(H6日車製造)
〜
前期型(製品:KATO)
〜
タキ1000-377(H10川崎製造)
タキ1000-378〜392(H10川崎製造)(FT21A)
→前期型タンクでありながらFT21A
--------
タキ1000-393,395〜402(H10日車製造)(FT21改)
→中期型タンクでありながらFT21改
タキ1000-394(H10日車製造)
→なぞの飛び番号でFT21Aの車両
タキ1000-403(H10日車製造)
〜
中期型(製品:TOMIX OT)
〜
タキ1000-852(H19川崎製造)
--------
タキ1000-853(H20日車製造)
〜
後期型(製品:KATO後期型・TOMIX JOT)
・実車の塗装形態差まとめ
途中、塗装変更された車両もあり、製造時の塗装のみ記載
・JOT (ENEOS貼り付けの規則性不明)
1〜92、103〜302、348〜372、418〜442、463〜642、677〜692、753〜953、959〜988、999〜1008
注:853〜の車両にENEOSマーク貼り付けなし
891〜938は米タン仕様
1000は1000号記念塗装
・ENEOSマーク取り付け車の形態
〜2002年 日石三菱
〜2010年 新日本石油
〜 白塗り
ENEOS付き落成車の最後は2007年。よって、新日本石油の文字をまとっていた。
・OT
帯付き
93〜102、303〜347、373〜417、100両
1994年登場、2008〜塗装変更〜2009年消滅。単色化
矢羽
2006〜2007年製造の693〜752、60両
2013年までに塗装変更により消滅。単色化
単色
443〜462、643〜676、954〜958、989〜998
1999年登場
全車共通
2008年後半より順次エコレールマーク貼り付け
2020年製造車からはエコレールマーク貼り付けなし
2020年頃より?従来車も順次エコレールマーク剥がす