山陰本線撮影@保津峡 | DAIKON's Life

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Yahoo!ブログからの引っ越し組です。
だいこんが日々感じたことを、気の向くままに綴っています。

 民営化直後から「アーバンネットワーク」を支えてきた、JR西日本の221系。
 おおさか東線への転属で話題になったことは記憶に新しい。

 登場から30年以上経ったこの車両が今なお近畿圏で幅広い活躍を見せ、厚化粧を続けてきた国鉄型と比して大幅に乗客へのサービス向上を図った功績は、当時221系を開発してきた人達にとって想定されていたことなのだろうか。
 後輩の223系・225系にも車内の大まかな仕組みは継承されており、それだけ当時の設計の基礎がしっかりしていた証でもある。

 この日は何本もの221系を山陰本線で目にしたが、今でも遍く活躍しているという現実にあらためて感心した。
 さすが、ローレル賞は伊達ではない。

 DE10が牽くトロッコ列車の撮影を嵐山で終えて、嵯峨嵐山から山陰本線に乗車。
 保津峡で下車して少し山を登ると、新緑に囲まれた秘境駅にすべりこむ221系の白いボディが、とても映えることに気付かされた。
 真夏日で日陰もないところだったがつい足が止まり、山深い駅に来た列車を撮ってみた。

 ちなみにこの駅を調べるまで、ここが「秘境駅」と言われているなんて微塵も思っていなかった。
 20~30分に一本電車は来るし、市街地まで20分ちょいで着くし…ただ、具体的に降りる理由がない駅ゆえに、そう言われることも納得できる。
 中には「ガイドブックに載っていない京都」という表現も…物は考えようですな。


 【写真1】
 220529 OLYMPUS E-PL10+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-42mm F4.0-5.6 EZ 1/250 F8.0 ISO200 AWB を編集及びリサイズ
 ちょうどいい位置に、4+4連による先頭車同士の連結部分がいてくれた。
 良いアクセントである。
 右側の車両はダブルパンタ車なのだが…小さくてよくわからないな(笑)


 【写真2】
 220529 OLYMPUS E-PL10+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-42mm F4.0-5.6 EZ 1/250 F7.1 ISO200 AWB を編集及びリサイズ
 有効長8両のプラットホームにぴったり収まる8両編成。
 それだけではなく、この渓谷に架かる鉄橋の長さもホームぴったりと言える長さだ。
 鉄橋の両側はトンネル。
 素人が見ても圧倒される土木工事で、山陰本線が今の線路に切り替えられたのが凡そ30年前。
 そんなところに佇む秘境駅というのも、また一興であった。

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