「一万三千尺物語1号」で寿司を食う《前半》 | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

「あいの風とやま鉄道」の観光列車「一万三千尺物語1号」に乗ってきました。

【1】一万三千尺物語とは?

「あいの風とやま鉄道」は、第三セクターの鉄道です。

北陸新幹線開業に伴って、北陸本線の富山県内が経営分離してできました。

そこを走る観光列車が、「一万三千尺物語」です。

土曜休日に1日2本運転され、車内で料理を楽しめる列車です。

列車名の「一万三千尺」とは、立山連峰の標高3000m、富山湾の水深1000mの高低差4000mを「尺」に直したものです。自然豊かな海と山の恵みを食材とした料理が出されます。

 

【2】申し込みと受付

申込は、公式ホームページからが便利です。

残りの席数が表示されていますので、「土曜と日曜のどちらを申し込もうか」等と迷っている場合、「空席が少なく満席が近いな。急いで決めなきゃ」と判断できます。

私はクレジットカード払いで、簡単に申し込みました。

何日か経つと、封筒が送られてきます。

この中には、最終案内書、記念乗車証などが入っています。

記念乗車証で、あいの風とやま鉄道に当日乗り放題となります。

乗車当日は、富山駅の改札内で受付します。

私の乗った「1号」は11:00発ですが、10:20~10:45が受付時間になります。

 

 

【3】車両の塗装

「一万三千尺物語」は、413系電車を改造して作られました。

3両編成の電車で、3両とも塗装はほぼ同じです。

公式ホームページの説明では「標高3,000mの立山連峰の美しい稜線と、深海1,000mの富山湾を車両全体で表現しています。」とのこと。オレンジ色は朝日によって色づいた様子です。

 

 

【4】車内の座席

車内の座席は、食事をするのに適した座席になっています。

食事をするのにリクライニングは必要ありません。

大きく分けて、3種類の席があります。

「山側に向いたカウンター席」

「4人用ボックス席」

「2人用ボックス席」

上が4人用席↑、下が2人用席↓です。

4人用の方が、大きなテーブルになっています。

今回、私は1人で乗りましたからカウンター席でした。

カウンター席の中央は、大きな窓で景色が見やすくなっています。

そんなこと私は頭に無く、端の席のほう10E席を申込時に選んでしまいました。

でも、新型コロナ対応のためか、結果的に左右が空席になっていてラッキーとも言えました。

 

 

【5】2号車には厨房・売店など

2号車には座席はありません。

販売カウンターがあり、土産物の販売を行っています。

車内で飲む飲み物は、係員さんにお願いすると持ってきてくれますから、出向く必要はありません。

11:00発の「一万三千尺物語1号」は、握りずし中心の料理です。

車内で寿司を握るスペースがあります。

職人さんが握る様子を、ガラス越しに眺めることができます。

2号は基本的に重箱に入った料理を持ち込むため、観ることはできません。

 

記念撮影ボードは、富山県の形をしています。さすが第三セクター!

スタンプ、観光パンフレットなども置いてあります。

消毒用アルコールも念のため置いてあります。

地元特産品、工芸品が展示されています。

第三セクター路線なら特に必要でしょう。

 

 

【6】車内のキャラクター

車内に、滑川市のゆるきゃら「きらりん」と「ぴっか」が座席に鎮座していました。

ホタルイカだそうです。

私の席の隣には、帽子をかぶったライチョウがとまっています。

 

 

【7】駅での見送り

あいの風とやま鉄道の駅員が、「一万三千尺物語」に横断幕を掲げて、手を振ってくれました。

《富山駅》では、発車時に隣のホームから4人の駅員さんが見送ってくれました。

《泊駅》で「一万三千尺物語1号」は折り返します。

折り返しの泊駅でも、手を振って見送ってくれました。

 

 

【8】車両基地の光景

富山駅を出てすぐの位置に、車両基地があります。

この車両基地で、整備などを担当する職員の方々が横断幕でお手振りです。

照れている人は見当たりません。

いいなぁ、と思ったのは「大きな手」です。↑

私の手作りの手より、カッコイイです。

どこかで売ってないのかなあ(笑)。

車両基地ですから、いろんな列車が停まっています。

「とやま絵巻」もいます。↑

ラッセル車も、この季節はお休み中です。↑

金太郎がいますが、北陸では珍しいのかなあ。↓

 

 

【9】沿線の風景

この日は、晴れていて、遠くの景色が見えました。

立山方面も、見渡せます。↓

沿線でマラソン大会が開かれていました。

列車に向けて手を振ってくれる選手もいました。

 

「一万三千尺物語」の「食事」「車内販売」「接客」など、この続きは近いうちに。

 

前回2021年に「一万三千尺物語2号」に乗った話はこちら↓