KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

Article

記事

2022.05.31

京成3600形3668編成、ヘッドマークを掲出して金町線を走る。

D39665.jpg

京成3600形 3668編成
2022.5.26/京成高砂〜柴又

▲「京成パンダ号」ヘッドマークを掲出して金町線を走る3668編成「ターボくん」。京成トラベルサービスが主催する鉄道ファン向けツアーのためのヘッドマークだったが、そのままの姿で定期運用にも入った

5月23日から26日の4日間、3600形3668編成が「京成パンダ号」のヘッドマークを掲出して金町線の運用に入った。このヘッドマークは21日と28日に実施された京成トラベルサービス主催の鉄道ファン向けツアー「3600形ターボくん&こあら号で行く! 山万ユーカリが丘線車両基地見学ツアー」の貸切列車用に制作されたものだが、それを掲出したまま一般の営業列車に入った格好となる。

異例となるツアー用のヘッドマークを掲出しての一般運用入りは、ツアーとツアーの間もヘッドマークを掲出しっぱなしにしたことに加えて、3500形3556編成が全般検査のため入場していることも影響したものとみられる。これにより4両編成が所定より1本少ない状況であったことから、3668編成は21日の団体臨時列車運転後、その日の夜に高砂検車区に臨時回送。23日から4日間、金町線の運用に入った後、27日に臨時回送で宗吾車両基地へ。28日に2回目の団体臨時列車が運転され、再びその日の夜に高砂検車区に戻る・・・といった具合に、高砂と宗吾を行ったり来たりの大忙し。こうなることを見越してツアー開催のプレスリリースにおいても同編成がヘッドマークを付けたまま一般の列車に入るかもしれない旨の告知が行われており、まさしくその通りになっている。

なお、3600形がヘッドマークを掲出して一般の営業列車として走るのは、2002年10月の芝山鉄道開業時の3618編成以来、約20年ぶりのこととなる。わずか4日間の珍事であった。

スポンサーリンク

関連記事

京成3000形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク

2年ぶりに桜に染まるまち、佐倉。京成電鉄では、3月中旬より3000形に「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマークを掲出している。3月19日から4月10日まで佐倉市とタイアップして実施する観光...

京成3000形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク
京成3000形 「シャオシャオ」「レイレイ」公開記念ヘッドマーク

赤ちゃんパンダの公開記念企画。京成電鉄では、1月中旬より3000形に「シャオシャオ」「レイレイ」公開記念ヘッドマークを掲出している。上野動物園で昨年6月に誕生した双子の赤ちゃんパンダ...

京成3000形 「シャオシャオ」「レイレイ」公開記念ヘッドマーク
京成3600形3688編成 リバイバルカラーの1年

京成3600形3688編成がリバイバルカラーとなってからまもなく1年が経とうとしている。リバイバルカラーの1周年を記念して、3688編成のこの1年の動きを振り返ってみよう。3688編成が...

京成3600形3688編成 リバイバルカラーの1年
京成3600形3668編成 4両編成に

京成3600形3668編成、約17年半ぶりに4両編成に。3600形では唯一の6両編成となっている3668編成が2月16日をもって6両編成としての運用を終了し、4両編成となっている。3668編成の...

京成3600形3668編成 4両編成に
芝山鉄道3600形3618編成 営業運転開始

芝山鉄道所属の3600形が登場。10月27日、芝山鉄道線東成田〜芝山千代田間の開業に合わせて、同社に所属する3600形3618編成が営業運転を開始した。芝山鉄道線の開業を祝うヘッドマークが掲出...

芝山鉄道3600形3618編成 営業運転開始

最新記事

2025.04.26

京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施

表現するならば、「激震」。4月1日、京成グループでは傘下のバス事業会社の再編を実施した。京成電鉄の完全子会社となる京成電鉄バスホールディングスを持株会社として新たに設立。その上でグループ15社...

京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施

2025.04.20

北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)

今年も春がやってきた4月20日、臨時特急「ほくそう春まつり号」が運転された。同日に北総鉄道がイオンモール千葉ニュータウン提携駐車場で開催するイベント「ほくそう春まつり」に合わせて運転される恒例の...

北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)

2025.04.15

京成グループ 車両の動き(2024年度)

京成グループにおける2024年度の車両の動きをまとめてみよう。2024年度の車両の動きの目玉は、やはり3100形以来6年ぶりの新型車両となる3200形が登場したことであろう。今年度は日本車両製の...

  • 京成
  • タグはありません
京成グループ 車両の動き(2024年度)

2025.04.10

京成電鉄 松戸線が開業

Hello! Matsudo Line 4月1日、京成電鉄は新京成電鉄の吸収合併を実施した。これに伴い、新京成線は同日より京成松戸線として運行を開始。1947年12月に新津田沼〜薬園台で産声を...

京成電鉄 松戸線が開業

2025.04.06

京成3000形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク(2025年)

今年も桜に染まるまち、佐倉。京成電鉄では、3月中旬より3000形において「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマークの掲出を行った。同社と佐倉市が毎年この時期に実施している観光キャンペーン「桜に染まる...

京成3000形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク(2025年)

スポンサーリンク