今日は用事の後、ちょうど都営6500形に乗ることができる時間があったので、初乗車しました。


6500形を目黒から乗ろうとして向かったところ、ちょうど6500形によって置き換えられる都営6300形の1次車に乗ることができました。

6300形の1次車の外観は短いスカートが特徴です。



内装は、目黒線直通を前提に製造された東急9000系と合わせるため、6300形1次車と東京メトロ9000系の初期車には車体部にクロスシートが設置されました。(東京メトロ9000系のクロスシートは、更新工事でロングシート化され消滅)



8両編成化を見越して6300形の目黒・日吉寄りの先頭車は「6303-8」となっています。

しかし、1次車は8連にならず、6500形に置き換えられます。



目黒に降りて、2本目の下り電車に8連急行日吉行きの都営6500形が入線してきました。

山手線のE235系が登場した時もデジタル時計のようなデザインに驚きましたが、画像は雑誌やネットで見ていましたが、都営6500形のスクエアなデザインは他に類を見ない個性的な印象を感じました。

また、今回はホームドアの関係で撮影しませんでしたが、真っ平の側面は、車体ラッピングは都バス・都電では見られるものの、都営地下鉄ではおこなわれていませんが、ラッピングトレインに最適な感じがしました。

この6500形をポポンデッタが模型化を発表していますが、一瞬、四角い箱のように見えて、独特なフロントをどのように模型化してくるのか?楽しみです。都営地下鉄でもまったく印象の違う都営5500形をうまく模型化したポポンデッタなので、期待も膨らみます。




メーター類は液晶で目盛りとデジタルの併記です。

もちろん、ワンマン装置のボタン類も配置されています。

また、運転台と「急行」の種別札の上に8連を表す「8」の文字が見えます。ちなみに、目黒線の東急3020系の8連の前面には東横線と色違いで目黒線のラインカラーのブルーの「8CARS」のステッカーが貼られていますが、三田線の6500形には「8CARS」のステッカーは貼られていません。

東横線と副都心線直通の時は、東横線の車両(みなとみらい線のY500系を含む)はラインカラーのピンクの「8CARS」ステッカー、副都心線の車両はラインカラーのブラウンの「8CARS」ステッカーが貼られましたが、目黒線に乗り入れる相鉄や南北線の8連には「8CARS」が貼られるのか?気になります。



多摩川の上りホームの田園調布側にはたくさんの撮り鉄がいました。



また、多摩川では、東急3020系の「東急100周年トレイン」と並びました。曲線を多用して柔らかさや沿線との調和を図るデザインの東急3020系と、直線基調で都会的なデザインを目指した都営6500形の両車のデザインの違いが対照的なことがわかります。



武蔵小杉では、東横線の車両交換の影響で少々停車時間があったので、東横線の優等の乗務員交代待ちの運転士が興味津々に6500形を運転台を除いていて、6500形の運転具合など目黒線の運転士にいろいろ聞いていて、東横線の運転士も三田線の新車の6500形が気になるようです。


6500形の車内を日吉到着時と、折り返しの日吉発車前に撮影しました。

東京メトロ17000系などと同世代の車両と雰囲気が似ています。やはり、製造メーカーがどちらも近畿車両なので、デザイナーが同じなのか?または、共通部品を使ってコストダウンを図っているのでしょうか?

ただ、椅子の座り心地は硬めで、来年3月の相鉄線直通による長時間の乗車を考えると、もう少し柔らかい座り心地のシートでも良かったのではないか?と思います。シートの座り心地や硬さは、京浜東北線の209系を思い出します。

ちなみに、目黒線開通時の東急3000系のシートはかなり硬く、三田線や南北線から東急線内まで乗るには、都車やメトロ車に比べて東急3000系の座り心地の評判が悪く、その後、シートの中身の改良が行われてました。




折り返しは、西高島平寄りの先頭車に乗りました。



側面ドアは6300形の後期車のステンレス剥き出しから濃いブルーに着色されています。

また、ドア上には3面のビジョンが設置されており、目黒線を走る他社の車両に比べてアドバンテージになっています。



三田線のドア上の路線図ですが、来年3月には東急新横浜線が加わった路線図に交換されるのが楽しみです。



このところ、 東急8500系を追って、田園都市線詣が続いていましたが、田園都市線詣も一段落したので、今後は置き換えとなる6300形の1次車と6500形の日吉行きを撮影したいと思います。