東急伝統の赤帯編成、東急8631Fが引退し、47年の赤帯の幕が閉じて5日。
扇風機の消滅と同時に、分散型クーラー「RPU2204」も全廃(営業用)した事を意味します。
▲8500系と言えば、この分散クーラーです!(8631F)
軽量車は薄型でくぼみがあるのが特徴。
▲非軽量車は厚みがあってくぼみ無し。見分けが簡単でしたね。
端部が補強されていたり、晩年は軽量車用も装着されてました。
▲室内側。四方に吹出口があって、冷風を扇風機がダイレクトに
運んでくれました。容量は当初は8000kcal。作動音は低音の「ゴーー」
と結構うるさかった記憶があります。それでいて効きはイマイチでした。
後年で10000kal超になり、騒音も小さく効き目も良くなりましたね。
▲デハはパンタグラフがある関係でクーラーは3つ目側にオフセット。
その為、繋がった形状に。扇風機が無かったので、他所より暑かった。
一部の車両は、接続部分にラインデリアが設置されていましたね。
▲現役で残る「RPU2204」は1440個から2個に。扇風機も現役!
画像のサヤ7590形は勿論乗れません。念の為。
▲残る8637Fは、9000系と同じ「RPU2214」です。
高出力のステンレス製のクーラーの初採用は9000系ではなく、
8637Fが初採用だったのは意外です。