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【乗車:2022.5.21】

      (2024.5.8更新) 

乗り鉄紀行~ 鐡の呼吸」に改名して(その当時)初の今回の乗り鉄は甘木鉄道です!!


甘木鉄道甘木線は、佐賀県三養基郡基山町の基山駅を起点として、福岡県朝倉市の甘木駅とを結ぶ、全長13.7kmの路線です。旧国鉄甘木線から移行された第三セクターの路線です。

起点の基山駅と終点の甘木駅を除くすべての駅は無人駅で、交通系ICカードは利用できません。

また、駅ナンバリングの設定もありません。

ちなみに甘木鉄道は、沿線自治体に加え、沿線の筑前町に工場を構えるキリンビールも出資しています。

「甘木鉄道」を縦書きにすると・・・

・・・と「某鉄道」に見えてしまうのは気のせいでしょうか・・・??

       ↑基山駅

【起点駅、累計0.0km】

甘木鉄道甘木線の起点駅で、JRとの共同使用駅となっています。

かつてJRに繋がっていた線路は甘木鉄道に移管後、JRと繋がっておりません。

上の画像は甘木鉄道の駅名標。

JR九州の駅名標と似ています。

↑こちらはJRの駅名標。


↑今回乗るAR300形(AR305)。

旧国鉄急行型車両をイメージした塗装となっています。

↑基山駅を発車、少しの間、JR鹿児島本線と並行します。

↑左カーブを描き、鹿児島本線から離れていき・・・

↑国道3号線を跨いでいきます。

画像左(奥)方向が鳥栖方面。

↑国道3号線を跨いですぐ、進行方向右手に「ココイチ」ことCoCo壱番屋の工場(佐賀営業所併設)が見えてきます。

愛知県一宮市が本社の、全国展開のカレー屋です。

↑今度は「マルちゃん赤いきつね」で知られる東洋水産の工場の近くを行きます。

↑東洋水産の前を通り越したら、次の立野駅です。


       ↑立野駅

累計1.3km、前駅(基山)から1.3km

単式ホーム1面1線の駅です。

九州自動車道の高架下、アンダークロスする場所に置かれています。

また、佐賀県で最も東に位置している駅です。

【同名駅情報】

こちらが立野(佐賀県)

他に・・・

立野(熊本県)・・・熊本県南阿蘇村のJR豊肥本線と南阿蘇鉄道(起点)の駅。

スイッチバックの駅で、むしろそちらの「立野」ほうが有名です。

※乗換案内を使用の際は注意

↑立野駅を発車して、進行方向右手にあの「Asahi」ロゴの建物(工場ではなく、物流センター)が見える辺りで、佐賀県(基山町)と福岡県(小郡市)の県境を越えます。

県境を抜け、福岡県に入った先で、複線になったわけではありません。

交換設備です。

大原信号場といいます。

先ほどの立野駅と次の小郡駅はどちらも単式ホームで交換設備が無いため、このように交換設備を設けてあります。

↑大原信号場を越えた先、徐々に小郡市街に入っていきます。

↑鳥栖JCTから分岐してほどない大分自動車道とアンダークロスします。

バックミラーに自分が乗ったAR305が写っています。

↑大分自動車道を越えた先で、小郡市の中心市街地になってきました。

小郡駅はすぐそこです。

      ↑小郡駅

累計3.8km、前駅(立野)から2.5km

小郡市の代表駅です。

国鉄甘木線時代は、「筑後小郡」駅と名乗っていました。

山口県にかつて国鉄の「小郡」駅(現・新山口駅)が存在しており、区別をつけるため、駅名の頭に「筑後」を付けていました。

単式ホーム1面1線の駅で、無人駅ではありますが、駅構内の事務室で回数券、一日乗車券の発売と定期券の取り次ぎを行っています。

列車接近放送があり、基山行は男性の声、甘木行は女性の声となっています。

駅左手すぐに、大分自動車道が走っています。

この先、松崎駅辺りまで大分自動車道と並走します。

南約250mに、西鉄天神大牟田線の西鉄小郡駅があり、甘木鉄道と西鉄天神大牟田線との乗換駅となっています。

小郡市の中心部に位置しているものの、駅周辺は閑散としています。

↑小郡駅を発車してすぐ、西鉄天神大牟田線を跨ぎます。

進行方向右手に西鉄小郡駅が見えます。

西鉄のほうは、島式ホーム2面4線と大きく、福岡天神からこの駅で折り返す列車もあります。

      ↑大板井駅

累計4.5km、前駅(小郡)から0.7km

単式ホーム1面1線を有する駅で、前の小郡駅と同じく高架駅で、無人駅です。

この駅も、隣に大分自動車道が走っており、高速バス乗り場(大板井バスストップ)が近くにあります。

↑大板井〜松崎間。

渡っている川は宝満川で、最上流部に川の名前を冠した宝満宮竈門神社(太宰府市)があり、鬼滅の刃の聖地として有名であります。

↑宝満川を渡った先の右手車窓。

小郡市街地から長閑な風景に変わってきました。

↑この後左手に見える大駐車場(?)は大分自動車道の井上PAです。

     ↑松崎駅

累計6.4km、前駅(大板井)から1.9km

島式ホーム1面2線の駅。

国鉄甘木線時代は「筑後松崎」駅と呼ばれていました。

甘木鉄道では数少ない列車交換ができる駅です。

↑松崎駅で反対列車と交換しました。

↑松崎〜今隈間。

今隈駅付近で大分自動車道とアンダークロスします。

大分自動車道小郡ICはこの近くです。

      ↑今隈駅

累計7.7km、前駅(松崎)から1.3km

単式ホーム1面1線の駅。

↑今隈~西太刀洗間、西太刀洗駅手前。

遠くに見えるパチンコ店は三井(みい)郡大刀洗町で、列車はまだ小郡市内にいます。

   ↑西太刀洗駅

累計8.4km、前駅(今隈)から0.7km

単式ホーム1面1線の駅。

駅自体はまだ小郡市内ですが、駅名標に隠れて「アメ」しか見えない建物の所在地は「太刀洗」ならぬ「大刀洗」町です。

大刀洗町と小郡市との境界スレスレです。

↑西太刀洗駅発車。白いプレハブ?の建物とその駅入口辺りで、小郡市から三井郡大刀洗町に入ります。

↑西太刀洗~山隈間。

スーパーの裏手を通りますが、この辺りまで三井(みい)郡大刀洗町。

再び小郡市に入りました。

大刀洗町は少しの区間しか走っていません・・・

↑同じく西太刀洗〜山隈間。

この辺りで小郡市から朝倉郡筑前町に入ります。

      ↑山隈駅

累計9.6km、前駅(西太刀洗)から1.2km

こちらも単式ホーム1面1線の駅。

「太刀洗」がつく駅に挟まれています。

↑山隈〜太刀洗間。

賑やかそうな住宅地を行きます。

       ↑太刀洗駅

累計10.4km、前駅(山隈)から0.8km

島式ホーム1面2線を有する駅で、行き違いができる駅です。

駅名は「太刀洗」ですが、所在地は朝倉郡筑前町になっています。

↑太刀洗駅を出て車窓右手に、航空自衛隊に所属していた T-33練習機の機体が半分ほど見えています。

↑太刀洗~高田間。

木々に囲まれている場所がキリンビール福岡工場です。

木々の手前にある赤い看板がそれです。

(看板拡大↓)

先述の通り、沿線である筑前町に福岡工場を持つキリンビールは甘木鉄道の出資会社のひとつであります。

      ↑高田駅

累計11.8km、前駅(太刀洗)から1.4km

単式ホーム1面1線の駅。

国鉄甘木線時代は「筑前高田」駅と呼ばれていました。

「高田」と書いて、「たかた」と読みます。

【同名駅情報】

こちらが高田(福岡県)

漢字表記、読みとも同じ駅があります。

①高田(神奈川県)・・・横浜市港北区の横浜地下鉄グリーンラインの駅

②高田(香川県)・・・香川県高松市の高松琴平電鉄(ことでん)長尾線の駅

漢字表記だけが同じ駅でも・・・

高田(長崎県)・・・長崎市の長崎本線(旧線)の駅。

こちらは「こうだ」と読みます。

②高田(新潟県)・・・新潟県上越市のえちごトキめき鉄道はねうまライン(旧JR信越本線)の駅

③高田(奈良県)・・・奈良県大和高田市のJR万葉まほろば線、和歌山線の駅

②③とも「たかだ」と読みます。

乗換案内を使用の際は注意

↑高田駅を出て、この川を渡る辺りで筑前町から朝倉市に入ります。


↑高田〜甘木間。

更にしばらく行けば、車窓右手に西鉄甘木線が見えてまいりました。

西鉄甘木線は単線で、線路幅が広い標準軌となっています。

↑一時、西鉄甘木線と並走します。

↑渡っている川は小石原川。

小石原は「こいしわら」と読みます。

九州だからといって、「こいしばる」とは言いません()

↑甘木駅間近。

西鉄甘木駅も近い市街地とはいえ、民家が目立っています。

     ↑甘木駅

累計13.7km、前駅(高田)から1.9km

朝倉市の代表駅で、甘木鉄道甘木線の終点駅です。

島式ホーム1面2線の駅で、2本の列車が発車待ちを行うことがあります。

↑甘木鉄道甘木駅駅舎。

有人駅で、近くに甘木鉄道の本社が併設されています。

西鉄甘木駅とは100mほど離れています。

↑こちらが甘木鉄道の本社。

駅名標チックな看板にはようこそ 卑弥呼の里  朝倉市へと書いてあります。

甘木鉄道完乗しました!!


ご覧いただき、ありがとうございました。

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