もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

あのとき天気は悪かった ーもやもや鉄旅部。ー

 今回は、急に思い立ってこれまでの旅の総集編的なものをやってみたいと思います。といっても、単に北から南へ並べるのも何なので、「そういえば、あの日天気に恵まれなかったなぁ」という観点で集めてみました。

 

私たち  もやもや鉄旅部。

まぁまぁの確率で天気悪いですものね

こういうのって傑作集みたいなやらない?普通は

 

夜景が見えない函館

 まずは、北海道は函館からまいります。北海道新幹線ができる前、特急列車で青函トンネルを抜けて初めてやって来ました。函館の観光といえば、やっぱり夜景の名所、函館山ですよね。それでは行ってみましょう。

 

 これがあの有名な函館の夜景ですか~って、霧がかかって白い中にぼやっとしか見えないのでした。

 

真っ白だけど、あれが北海道の持つところってやつ?

そんな広範囲は見えないですよ 半島のすごい端っこのところだけですよ

 

 やっぱり標高が高いと霧が出るのですかね。駅前のイルミネーションは綺麗でした。函館を訪れるたびに、駅前のイルミネーションが変わらずにやっているのを見ると妙に安心します。

 

大時化の絶景駅(その1)

 続いては、八戸線の秘境駅である有家駅へやって来ました。この駅は、太平洋が目の前に広がる絶景で知られます。誰も来ない秘境駅で絶景を満喫してみたかったんですよねぇ。

 

 誰も来ない駅の中、海の景色をひとり占め。。。絶景というか、荒れ狂う海原の壮絶な景色を堪能しました。

 

晴れてたら すごい良い眺めなんだろうね

次の列車 早く来ないかな...

 

 どうしようもなくて、待合室でポテチをポリポリしていました。秘境駅なので、買い出しに店まで片道20分くらいかかったというのが、なんだか感慨深くありました。

 

重い雲が立ち込める観光列車

 先ほどの有家駅の続きで、八戸線の観光列車「リゾートうみねこ」に乗車しました。海沿いを走り、車窓に広がるオーシャンビューが楽しめるという列車です。

 

 海側に向けて大きく取られた窓から、晴れ渡る清々しい太平洋が見える......はずでした。この日は暗雲立ち込めるどんよりした天気がよく見えました。

 

座席が海側を向いてて おもしろいの!

晴れた日に つぐみちゃんと海見たいですわね

 

 「リゾートうみねこ」は快速列車なので、お得な料金で快適な車内で過ごせるのはよいですね。三陸で買い込んでおいたホヤをつまみに一杯やるのでした。

 

大時化の絶景駅(その2)

 次は、信越本線の絶景駅と言われる青海川駅です。ホームの目の前が日本海という、非常に海に近い駅なのです。この日の天気は......見てのとおりです。

 

 晴れると爽快な大海原が広がっていただろうと思います。この日は大荒れ、この世の終わりみたいな景色が広がっておりました。

 

 これはまた待合室で避難してやり過ごすしかないですね。長岡で買い込んでおいた日本酒で一杯やるのでした。

 

なんか結構な頻度でアルコール持ち歩いてない?

これも旅の楽しみだ、とかいうやつらしいですよ

 

桜の見ごろが過ぎた名所

 続いては、桜の名所と言われる能登鹿島駅にやってきました。天気だけでなく、花の見頃もなかなか予測がつかないです。

 

 例年の桜の見ごろの時期を見計らってきてみましたが、この年は異常に開花が早くて、すっかり葉桜になっていました。

 

このとき 駅で桜まつりもやってたね

桜は終わっちゃってたけどねー

 

 実際に訪れて初めて分かったのですが、この駅は結構海に近いところにあります。海をバックに桜という構図も狙えるのじゃないかと思います。

 

たどりつけなかった樹氷

 続いては、山形県の蔵王へやってきました。蔵王と言えば、やはり樹氷が有名ですね。蔵王に来たからには一度見てはみたいですね。しかし、この年は暖冬で樹氷が見られないのではないかと危ぶまれていました。

 

 いや、暖冬とかそれ以前の問題でした。強風でロープウェイが動かないという。樹氷を目指す旅は、あっけなく終了しました。

 

う、運休・・・!

冬の山で天気がいい日って難しいですよね

 

 しかし樹氷原とはいかないものの、冬の蔵王の雰囲気は十分に見て楽しむことはできました。暖冬とか言われたわりには、めちゃくちゃ寒かったです。

 

星空が見えなかった観光列車

 続いては、小海線を走る観光列車「HIGH RAIL 星空」に乗車しました。夜の星空観察ができることが売りの列車です。

 

 星空観察を行う野辺山駅に到着。いやいや星どころか、駅舎もまともに見えない濃い霧でした。これも気象条件なので、やむを得ないですね。

 

 代わりにプロジェクター上映が実施されたのでしたが、会場までの道のりはまるで肝試し...観光列車としては、なかなか記憶に残る乗車となったのでした。

 

めちゃくちゃ怖かったの

観光列車というかホラーだよね

 

 以上、これまで天気が悪かった旅のまとめでした。自然が相手の出来事なので、こればかりは如何ともしがたいところがあります。天気が悪いからといって気落ちすることなく、そのとき楽しめることをうまく見つけていくというメンタルでやっていきたいものです。