みなさんこんにちは。今日の話題です。  



少し前のものですが、朝日大阪朝刊 2022(令和4)年5月5日付け15面(大阪東部・河内地域面)より。



開幕まで3年を切った「2025年大阪・関西万博(日本国際博覧会)」。

会場となる大阪湾岸の人工島「夢洲(ゆめしま)」へおそらく唯一、鉄道で乗り入れることになる「Osaka Metro中央線 夢洲万博新駅」のイメージパースが公開されていました。



今回の路線延伸を担うのは、大阪市が主に出資する第三セクター「OTS(大阪港トランスポートシステム)」という会社です。

大阪湾岸地域の物流輸送・管理や、鉄道事業を行っているものですが、この「夢洲万博新駅」や、それに至る延伸事業は「北港テクノポート線」という名称で進められているようです。
かなり前から認可を受けている事業です。


ではここからは、くだんの「夢洲万博新駅」のイメージパースを、OTSのプレスリリースから見て参りたいと思います。


軌道やトンネル部分はブラック一色。
ホームは島式(1面2線)で、目を惹くのはその天井のおしゃれなデザイン。「折り紙天井」と言うそうで、広々とした印象です。



コンコース階は大変広いものですね。
あまりに素寒貧、もとい、シンプルに見えますが、多数の観客が連日押し寄せる訳ですし、ひょっとすると、その滞留スペースとしても考えられているのでしょうか。



改札前。幅広のデジタルサイネージには、会期中には会場のさまざまな情報が流されることになるようです。この頃には、顔認証自動改札機などが登場しているのでしょうか。


他にも、ジェンダーレストイレの設置など、まさに「近未来」を感じさせるものです。
早く、全貌を見てみたいものです。




この駅に乗り入れる「Osaka Metro中央線」の新型車両も、すでにイメージが公開されています。宇宙船を思わせる「400系」に、増発用として従来の車両をベースにした「30000系」。

後者については、万博輸送後には「谷町線」へ転属させることになっているそうで、良く見るとラインカラーがありません。
先日には、試運転がはじまったとのこと。

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グーグル地図より。
ところで、くだんの「夢洲万博新駅」が設置される予定になっているのは、大阪湾岸に浮かぶ人工島「夢洲」。画像では中央左、コンテナヤードが主な島です。


「夢洲万博新駅」へのアプローチとしては、現在終着駅となっている「Osaka Metro中央線 コスモスクエア駅(同住之江区)」から西へ進みすでに完成している「夢咲トンネル」を抜ける
ルートが決定されています。


朝日大阪朝刊 2022(令和4)年4月14日付け 27面(社会面)より。
赤で囲った西側に万博会場、中央部にはカジノなどのIR(統合型リゾート)が建設される運びになっていて、万博を契機として大規模に生まれ変わることになりそうです。



それらの主要アクセスになる「Osaka Metro中央線夢洲延伸」。
ここからはそのルートを辿りつつ、開発が進む大阪ベイエリア周辺を巡った先日の訪問記を、シリーズでお送りすることにいたします。

次回に続きます。
今日はこんなところです。