前編からの続きです。
お料理とお酒を堪能
安芸駅で途中下車の後は、気分を取り直してお食事も順調に進みました。
車窓を楽しみながら、郷土色豊かなお料理を頂ける列車旅の醍醐味です😚
美味しいお料理があれば、お酒も進むわけでして「アテンダントセレクトの土佐の地酒3種」(1,500円)をオーダー。
過去に「開花の抄」に乗車した際にも同じものをオーダーしましたが、今回は日本酒のラインナップが変わっておりました🍶
お料理に合わせ、食前酒(一本釣り・やや辛口)、食中酒(船中八策・辛口)、食後酒(CE-124・甘口)という構成になっており、それぞれのシーンにあわせて楽しむことができます。
飲み終わった後には、列車を模った入れ物を、お土産として持ち帰ることができるのもいいですね👍️
既に、何編成もご自宅にあるというリピーターの方もいらっしゃるとか😎
景色も抜群!
特別運行(高知~奈半利間)では、通常運行(高知~窪川間)よりも、海が見える区間が長いのが魅力です。
特に、赤野駅~西分駅にかけては、琴ヶ浜というきれいな砂浜が約4㎞にわたって続きます。
絶景を満喫して、程よく満足感に浸っていると、次の停車駅の夜須(やす)駅で24分間停車するとのこと。
夜須駅では、駅前の「道の駅やす」で買い物するか、「ヤ・シィパーク」と名付けられた海岸まで案内してくれるとのこと。
せっかく地元の方が案内してくださるとのことで、海岸コースにしてみました。
夜須駅散策
案内の方が持っているのは、伝統工芸品の「フラフ」という染物で、この地方では男の子誕生のお祝いとして「フラフ」が作られ、鯉のぼりと共に掲げられるのだそう。
ちょうど、鯉のぼりの季節だったこともあり、実際に掲げられている様子を車窓から眺めることができました🎏
海岸へ続く歩道には、大きなヤシの木が並んでいます🌴
このヤシの木はもともと高知駅前に植えてあったもので、道路拡幅などの際に余剰となったものが移植されたとのこと。
海岸へ出ると、遠くに見えたのが手結(てい)港可動橋。
これは、船の航行のため作られた可動橋(はね橋)です。
もっと近くで見てみたいですが、時間がないので、遠目で拝見しました。
列車の出発時刻の17時ちょうどには閉まるとのことで、橋が実際に動くのを見られるようなダイヤに調整をお願いしたいです🙇♂️
こちらは、津波対策の避難タワー。
この周辺には、いくつも同様の避難タワーがあり、有事に備えています。
通常は展望台代わりに開放されているとのことで、勧められるままに最上部へ。
夜須駅に停車中の列車も良く見えますし、列車の後方には別の避難タワーも見えます。
もちろん海側の展望もバッチリで、地球が丸く見えるほど。
列車の出発時刻が近づいてきたので、乗り遅れないように乗り込みます。
周りを良くみたら、列車に戻ってきたのはラストでしたが😆
「銅鑼(どら)」が鳴ったら、間もなく出発です。
夜須駅での停車時間をたっぷりと楽しむことができました🙌
「道の駅やす」内の「mana*mana」で売られている、インスタ映え抜群のアイスバーも人気ですので要チェックですよ😋
サプライズなおもてなし
この列車では、今までに体験したことがないようなおもてなしが2つありました。
1つは、夜須駅を出発してすぐ、サイクリングロードと並走するのですが、地元の方が手を振りながら自転車に乗っておもてなしをしてくださいます🚴♂️
ただのお手振りでなく、自転車で並走しながらというのが新鮮でした。
なお、このサイクリングロードの一部区間は、1974(昭和49)年に廃止された土佐電気鉄道の廃線跡を活用していて、かつての鉄道トンネル内を走ることもできますので、鉄分多めの方にもおすすめです。
もう1つは、のいち駅の停車時間中に行われたシャボン玉でのおもてなし。
のいち駅は、ドアが開かない運転停車なのですが、窓越しにお互いに気持ちが通じあいます。
これもファンタジー感があって楽しいですね😉
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