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日田彦山線の長期不通区間のBRTでの復旧が正式発表されました。
2017年7月の九州北部豪雨で添田~夜明間が甚大な被害を受けて5年もの長期にわたって不通となり、今日に至るまでバスによる代行輸送が続けられている一方、城野~添田間に比べて元々輸送密度が低かったこともあって、被災後からJR九州と沿線自治体との間でバス転換を軸とした復旧方針が模索され、一部区間を専用道として活用しBRT化することが決定していましたが、「BRTひこぼしライン」という愛称で2023年夏に開業することが正式発表されました。
現在の代行バスは列車時代とは異なり添田~日田間を直通する便は少なく、添田~彦山間と筑前岩屋~夜明~日田間の区間運転を主体とした運行形態となっており、JR九州管内で災害に伴い長期不通となっていた路線が鉄道からBRT方式によるバス転換という形で正式復旧するのも初めての事例となるだけに、追って発表される車両・ダイヤ・駅の位置なども注目されるところです。