4月24日の続き。
抜いたり抜かれたり、池袋線内は想定外の連続。
芦ヶ久保までのゴールが見えてきて、やれやれと一息ついて4000系の各停に乗り込んだが…
まだその慌ただしさは、完全には収まっていなかった。
一緒になった知人と今後の撮影計画を練りながら、しばらくまったりしていたのだが…
10:13、高麗駅。
また停車しているし!
なんと、ここ高麗駅でも上下待避の関係で停車していたのだ。
高麗だけに、高麗っちゃうなぁ〜…
なんてくだらないギャグは置いといて、交換待ちのタイミングでまたホームで撮影。
ただ、有効長は前後ともに精一杯。
おまけにホームは大きくカーブしており、なかなかに撮影に難儀を極める。
昨年も利用している駅なので分かっちゃいるが、結構ギリギリだった。
2分ほどで飯能行きが到着。
すぐに列車に戻ったが、前寄りの車両に乗っていた(しかも8両編成だった)ため、自分の席に
戻るまでに1駅かかってしまったのはここだけの話。
とりあえず、これで往路芦ヶ久保行きの撮影は、これでおしまい。
定番ポイントには、至る所に撮り鉄が繰り出している姿を見つつ…
敷地区画的に大丈夫なのかな?などと思いつつ。
さてここで。
芦ヶ久保でツアー電車を出迎える、という選択肢は早々に消えた。
知人との話で、回送で横瀬まで走ることを掴んでいたからだ。
ダイヤを調べ直すと、芦ヶ久保に降りてしまうと横瀬まで追うのは不可能になるため、26日には
撮れないであろうアングルを求め、そのまま横瀬まで走り抜けていった。
もちろん、先行きが不安視される4000系のフルパワーの走りっぷりを満喫しつつね。
2日後には2007Fも入ることになる、横瀬車両基地の解体線を見つつ…
処分保留で残されているクハ2001も見つつ…
横瀬10:56到着。
ツアー電車は芦ヶ久保11:00頃到着と予告されていたから、しばらく喋りながら待つ。
そして…11:10。
9961レ [回送]芦ヶ久保→横瀬
昨年2月の9104F廃車回送以来、この横瀬の地で最後の到着を…
ではなく。
今回は、まだ帰りがある。
2日後にはまた戻ってきて、その時こそ終わるが、今回はまだ終わりじゃない。
その悲壮感の無い出迎えは、今回が初めてだった。
回送運転の情報を掴んだ僅かばかりな撮り鉄とともに、しばしゆっくり記録タイム。
明後日の試運転のような、不思議な時間。
ただ、明後日はホームに到着するため、撮れないアングルもいくつか。
ましてツアー参加者もいるから、ゆっくりと撮影なぞは望めなさそうだし。
その予想は、当たることになるのだが。
横瀬での40000系との並びも、これが最後になった。
天気はスッキリとせず、ここにきてポツポツと雨も落ちてきていた。
昼以降は、涙雨を振り払いながらもう一踏ん張り。
次に来た時にはもう戻れない道を噛み締めながら、さらに走り続けていく。
…だが、いつまでも待っていたら、また自分は追えなくなる。
横瀬11:28発の特急ちちぶ24号で、33分の小充電をしながらお先に…
既に身体の疲弊も見えてきたところで少しリラックスし、午後の闘いに備えていく。