昨日、東急8500系8631Fが長津田検車区に回送され、全ての運転を終了した。
これにより、400両の大所帯であった8500系はついに8637Fの10両1編成のみに。
同時に、8500系の代名詞でもあったオリジナルの前面赤帯をもつ編成と、車内天井に扇風機を
装備した編成は消滅ということになり、また大きな区切りになった。
東急電車とバスの博物館で廃車日が予告されていたというので、特段驚きは無かったが…
それも踏まえて最後の撮影を、23日月曜日にしていた。
本当は乗りたかったが、23日は長津田→清澄白河間準急、折り返しは長津田まで回送のみという
朝のみの運用についていたため、時間的な都合で最後まで乗車はできずに終わることとなった。
しかも、この日が結果的に8631Fの最終営業日となったのだった。
5月23日月曜日9:37、溝の口駅。
上り運用中の8637Fを撮って、すぐホームを移ったところで回送が来てしまった。
実に中途半端、かつ苦しい撮り方になってしまったが…
東急田園都市線内はホームドア整備が終わり、かなり撮りづらくなってしまっている。
…さて、この回送、途中で待避をしつつ走っていく。
後続の電車に乗ってみると、早くも梶が谷で追い抜くw
そして、鷺沼で迎撃。
8日のツアー電車撮影とさして変わり映えしないが、間に合わなかったんだから仕方ない。
いざ回り込んでみても、あまり変わり映えしなかったので…
中央林間方に回ってみた。
結構ダイヤには余裕があって、鷺沼でずいぶん停車していた。
そして、さらに先行を仕掛けて…たまプラーザで。
ここは望遠、トリミング必須。
それでもまずまずの出来。
江田でまた追い抜いて…
青葉台は、周りの緑に負ける。
改めて歩いてみたが、やはり田園都市線内は難しい。
それは、残された8637Fを撮りに歩く時には、多少なりは活きるだろうか。
最後は、追いついたらタッチの差で引き上げられた。
これが自分と8631Fの永遠の別れとなるのだろうか。
さて、東急でも撮り鉄に対する目線は厳しくなってきている。
ここまで明確に示されている事例もなかなか無いだろう、くらいのものが。
いま一度気持ちを締め直して、穏やかに最後の1編成を見送りたいものである。
これもまた、ある意味8500系らしさ。
どこまで許せるかが、あと半年余りのキーになりそうな気がする。
東急電鉄(と乗り入れ各社)の厚意をこれ以上裏切らないように、節度を持って記録を!