東川口駅【埼玉県】(武蔵野線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県川口市北端部に広がる市街地に位置する武蔵野線の駅で、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線との乗換駅でもあり利便性が高いため、駅前が発展を続けている、
東川口駅 (ひがしかわぐちえき。Higashi-Kawaguchi Station) です。
 
尚、埼玉スタジアム線の東川口駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名  
東川口駅 (JM 23)   
 
所在地  
埼玉県川口市  
 
乗車可能路線・系統   
JR東日本:武蔵野線       
 
隣の駅   
西船橋方………南越谷駅  
府中本町方……東浦和駅  
 
乗換可能駅   
埼玉高速鉄道:埼玉高速鉄道線 【愛称:埼玉スタジアム線】……東川口駅まで徒歩6分  
 
訪問・撮影時  
2020年3月
 
 

  

JR線の東川口駅は高架駅で(西側の一部は地平構造)、中央部の高架下1階に駅舎・改札口があります。
南北に出入口があり、駅舎改札外コンコースは南北自由通路を兼ねています。また、駅舎東側には県道381号線のガードがあり、歩道を通る事で南北間の移動が可能です。
 
写真は南口です。上写真は北東を、下写真は北を望む。
出入口前に段差がありますが、階段とスロープで解消していてバリアフリーに対応しています。
また、出入口の手前には埼玉高速鉄道(SR)埼玉スタジアム線・東川口駅の南口に相当する1番出入口があります。
後方に駅前広場があります。
 
 

南口駅前です。南を望む。
左後方の低い位置に南口出入口があります。
南口にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
駅南側は起伏が大きいものの整然とした住宅街が広がっていて、駅前にはマンションが多いです。一方、商店は少ないです。駅から離れると畑も残っています。
また、数十メートル東を県道381号線が南北方向に延びていて、地下を埼玉スタジアム線が通っています。
県道381号沿いや武蔵野線に並行して東へ延びる側道沿いには商店が立ち並んでいます。
そして、東川口駅は川口市にありますが、西へ500mほど進むと、さいたま市緑区へと変わります。
 
 

こちらは北口です。南東を望む。
北口は出入口に若干の高低差がありますが、階段とスロープで解消していてバリアフリーに対応しています。
また、出入口手前(写真左外)にはSR埼玉スタジアム線・東川口駅の中央口に相当する2番出入口があります(エレベーター併設)。
北口出入口の左側には県道381号線が通っており、武蔵野線をくぐって南方へ延びています。
 
 

北口駅前です。北西を望む。
左側に北口出入口があります。
北口にもロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
ロータリー内には埼玉スタジアム線のトンネルを掘削したシールドがモニュメントとして展示されています。
すぐ東側を南北方向に延びる県道381号線沿いや北東へ延びる幹線道路沿いには商店が立ち並んでいて、市街地化されています。
一方、正面の駅北西側~左前方の駅西側にかけては商店が少なく、事業所や住宅が多く見られます。北西側~西側は台地になっています。
駅から離れると住宅街が広がっていますが、畑も残っています。
また、西へ約500m、北西へ約450m進むと、さいたま市緑区へと変わります。
 
 

 

高架下1階、改札口です。東川口駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
上写真は西を、下写真は南西を望む。左が南口、右が北口です。
南北出入口に隣接してSR線の出入口があります(下りESとEVは北口側の2番出入口のみに併設)。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が多く並んでいますが、幅広通路の有無は確認し忘れました…。左端には車いす対応幅の有人通路があり、通路に面して窓口が設置されています。
改札口の左手前は『みどりの窓口』です。他の駅では次々と閉鎖される中、当駅はまだ頑張っています(2021年時点で営業中)。また、乗降客が多い駅であり、終日にわたり駅員が配置されているため、乗車駅証明書発行機は設置されていません。
『みどりの窓口』の左には指定席券売機と自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。自動券売機と自動精算機はICカードのチャージが可能です。
そして2階のホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。但し、階段とESは中2階踊り場を経由し、中2階と2階の間は下りESも設置されています。
改札内のトイレは中2階に、多機能トイレは1階にあります。改札外は北口駅前広場の南西端にあります(オストメイト設備なし)。
写真後方(改札外)にはJR東日本系のコンビニエンスストア「ニューデイズ」がありますが、改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

上り1番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式(行灯式)で、照明はLEDです。今後、非電照式へと更新される可能性があります(もう変わっているかも)。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には武蔵野線のラインカラーであるオレンジバーミリオンが表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JM 23)。
 
 

JR線の東川口駅は島式ホーム1面2線の高架構造で(手前の府中本町方の端は地形の関係で地平構造)、概ね東西方向にホームが延びています。
右(南)が1番線で上り府中本町方面および『しもうさ号』の大宮行きが発着し、左(北)が2番線で下り西船橋方面が発着します。
ホーム有効長は8両分で、2020年3月時点でホームドアは未設置です。ホーム幅は全体的に広くなく、両端は狭いです。
上屋はホームの端から端まで、全8両分に設置されています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機があります。
写真は2番線より西船橋方を望む。
 
 

こちらは府中本町方を望む。左が1番線、右が2番線です。
ホームの西船橋方(手前側)の直下を県道381号線が交差しています。
県道の地下には埼玉スタジアム線の東川口駅があります。
国鉄時代から周辺の開発によりJR駅の乗車人員が増加していましたが、埼玉スタジアム線開業後は乗換駅になったため、増加のペースが上がりました。
 
ちなみに発車メロディーは、
1番線…スプリングボックス
2番線…メロディー
です。
一時期は「川口市民歌」「元気川口・御成道サンバ」を使用していましたが、今は元に戻っています。
 
 

西船橋方を望む。
この先、右へカーブして平坦な住宅街の中を東へ走ります。伝右川を渡ってから綾瀬川を渡ると、田園主体の郊外風景の中を高架区間で東へ進みます。途中、右手には出羽公園が見えます。そして住宅街に入ると国道4号線をオーバーパスし、やがて市街地に変わると東武スカイツリーラインとの乗換駅である南越谷駅へと至ります。
 
 

府中本町方を望む。
この先、すぐに台地の掘割区間に入りますが、少し先でさいたま市緑区に変わると高架区間に戻り、東北自動車道と国道122号線をオーバーパスします。その後は川口市に戻り、主に掘割区間で台地上に広がる住宅街の中を西へ走ります。やがて左へカーブして進路を西南西に変えるとさいたま市緑区に変わり、高架区間で田畑や林が広がる「見沼田んぼ」のローカル風景の中を走ります。そして芝川を渡ってしばらくすると台地に広がる住宅街へと入り、掘割区間になると東浦和駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私がJR線の東川口駅で下車(乗車)したのは2012年、2020年の計2度です。いずれも埼玉スタジアム線から武蔵野線への乗換のために利用しましたが、中でも2020年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので観察しました。駅自体はこれといった特徴の少ない高架駅です。ちなみに最初に開業したのはこちらのJR駅で、後から地下に埼玉スタジアム線の駅ができました。郊外にある駅ですが乗換駅という事で駅前がそれなりに栄えていました。まぁ、駅から少し離れると畑も残っているのですが…。
 
新宿駅からですと埼京線大宮方面電車(種別不問。池袋行きor赤羽行きを除く)に乗って武蔵浦和駅まで行き、武蔵野線の西船橋方面行き電車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、上野東京ラインの宇都宮線・高崎線直通電車に乗り赤羽駅で下車します。そして京浜東北線北行の大宮方面行き(行先不問)に乗り換えて南浦和駅まで行き、さらに武蔵野線の西船橋方面列車に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内改札外にコンビニ「ニューデイズ」があり、駅の南北や埼玉高速鉄道線の駅構内にもコンビニがあります。一方、飲食店自体は一定数あるものの、気軽に入れる店舗は駅周辺にさほど多くなく、500m圏内にチェーン店は「モスバーガー」「日高屋」「くら寿司」「夢庵」「来来亭(ラーメン)」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。武蔵野線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は東川口駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、departure melody room、Google地図、Wikipedia)