2022.4.24 西武2000系2007F池袋〜芦ヶ久保〜拝島〜西武新宿ツアー大追跡録② | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

やっと手をつけた、西武2007Fラストランツアー回想録。

鮮度落ちの感は否めませんが、相当にネタを溜め込んでいるのでしばらくお付き合いください。


二度と走らない線路を、万感の思いで走る


池袋駅に着いてみると、7番線には早くもギャラリーが集結。

ツアー参加者に混じり、停止位置付近に陣取る。

8:11。


2007F、最後の池袋入線!


1月22日のツアーは3・4番線に入線だったので、7番線入線は最初で最後に。

子供の肩車は、合法です🎶


親子連れ限定ツアーらしく、普段よりはほのぼのとした雰囲気が流れていた。

発車時間も8:25と流れてきて、昨年のレッドアロークラシックの時よりも時間に余裕が。


ホームを歩いてみると、大屋根の下で堂々と発車を待つ姿が。


遂に池袋線では主力になれなかった旧2000系。

その足跡を思うと、この場所で撮れるのは実に不思議な巡り合わせだった。

自分の西武池袋線の原風景は101系と新2000系という世代ゆえ、実に違和感があった。


そんなことを考えていると、隣の番線から8:20に快速が発車するとのこと。

どのみち先回りを考えていたのでベストと判断し、降車ホームである6番線側の扉が閉まる前に

飛び乗り、長い長い一日の旅に改めて打って出たのだった。


そして、最初に降りたのは練馬駅。

自分が着いた時点で、この為体。

最近東急電鉄で抑止が掛かるなど大きく問題になったが、言われないから良い、ではなかろう。

それにしても、先日半世紀前のイベント列車の写真も見たのだが、歴史は繰り返されるというか

結局自分さえ良ければ、なのか…毎回こういう場面に遭遇する度嘆かわしくなる。


…そんな中ではあったが、後ろ寄りにギリギリ及第点のポイントを確保して。

8:32。


  985レ [団体専用]池袋発芦ヶ久保行き

痛烈!一閃!


唸りを上げて、急行線を2007Fが通過していく。


最後の池袋線複々線区間、最後の下り急行線の走行。

それは年の功が成した、唯一無二の風格だった。

新宿線で培った45年分の圧倒的な存在感は、伊達じゃない。


乗り入れてきた東京メトロ17000系を、一気に抜いていく。

きわめて一瞬の肩並びだった。


…さて、ここからはまた一気に後を追っていく。

ただ、並んでいた17000系にタッチの差で行かれてしまい、練馬駅からだと8:40発の各停まで8分待つ羽目に。

仕方なく8分待って動き出すが…


石神井公園で停車している…?


アプリの位置情報を見ていると、ツアー列車はどうにも奇妙な動きを示している。

しかし追い始めると発車していくし、なんか焦ってしまい石神井公園で後続の準急に乗り換え。

しばらく準急でのんびり乗っていくと…

…アレ??


えーっ、清瀬で追い抜いた!!


なんと、清瀬でツアー列車は運転停車中。

あっという間に、追い越してしまったのだ。


ちなみに、石神井公園まで乗ってきた各停でも追いつけたらしい。


複々線区間の走りとは全く真逆の展開、いったいどうなってんねん。

しかし、これもまだまだ序章。

ここから抜きつ抜かれつ、実にじれったいデットヒートが続いていくことに…