マルーンの部屋

東海、関西地方の鉄道とバスのブログ

近鉄の新車投入で退役する・・・であろう古豪たち<大阪線編>

marunkun.hatenablog.com

新車が投入されることが発表された近鉄一般車ですが

今回はそれによって置き換えられる”であろう”

車両を見ていきたいと思います

 

奈良線編はこちら

marunkun.hatenablog.com

 

今回は大阪線を見ていこうと思います

 

 

大阪線系統最古参となる、2410系です

奈良線でいうところの8000系にあたる車両です

 

先頭車のみ、2両編成18本と増結用先頭車3両が製造され

途中であぶれてしまった先頭車1両のみが廃車、

検測車と「伊勢志摩お魚図鑑」に2連が1本ずつ改造、

2連2本が後述の2430系中間車を組み込み4連化されました

 

大阪線用につくられたということもあり、

今も検測車と増結用先頭車2両以外は大阪線に集結しています

 

ただ、それ以外は特段大きな変化もなく

製造初年から54年を迎えるという長寿だけでなく

廃車は1両のみと生存率も非常に高い形式となっています

 

 

2410系の改良版として作られた2430系です

こちらは奈良線でいうところの8400系にあたります

 

改良版と言っても数年違いでほぼ同世代、見た目も同じ

一部は車両単位で混結もされています

 

ただ2430系は中間車も製造され

かなり自由度の高い系列で2、3、4両編成が組まれています

 

大阪線で奇数の3両編成は使いづらいために

3両編成の一部と中間車2両は名古屋線にいるものの、

ほかは大阪線に集結しています

 

大阪線に残った3両編成は2本併結の6両で

半分固定編成として扱われています

3月に神領から大垣に移籍した313系3両編成みたいな感じです

 

 

この2410系と2430系が置き換えの対象となりますが

2410系は先述の通り1両以外は全車現役、

2430系はまさかの1両も欠けることなく現役ですΣ(゚д゚lll)

 

で、残存両数が多いというのがポイントで

奈良線との違いではあります

 

あちらは阪神との直通運転に際して、

それなりに新しい車両を揃える必要があったのに対して

大阪線系統はそういうのがなかった・・・

もっと言えば、向こうにリソースを持ってかれたというのが

正確なところでしょうか

 

なので置き換えの必要性としては奈良線よりも

大阪線の方が高いのは間違いありません

 

こちらの写真をご覧ください👇

 

 

止まっている車両、全部が2410・2430系ですΣ(゚д゚lll)

 

大阪線のターミナルの上本町では

こんな光景もざらに見られるくらいです

 

50年越えの車両がここまで幅を利かせている大手私鉄

他にあるでしょうか?(^^)