おはようございます。

 

 

本日も、昨日に引続き取手発伊勢原行の乗車レポートを投稿してまいります。


 

北千住を発車すると、このダブルクロスポイントを通過します。

このポイント、今も現役で、早朝と深夜に運転される北千住折返しの電車は、ここで向きを変えます。

 

 

町屋の手前まで伸びる単線シールドトンネルは、隅田川の真下をくぐるためのものです。

地図上では単線並列のトンネルとなっています。

 

 

町屋には19:06の到着。
写真で見た限りでは単線ですが、綾瀬方面の線路、いわばB線はこの下のフロアにあります。

 

 

上下2階仕様のトンネルは、この先湯島の少し手前まで続きます。

なお、この区間の途中には、運転士訓練用の徐行信号機が設けられています。

 

 

徐行信号機は線路横ではなく、線路と線路の間に小さく設けられています。

なお、複線区間でも上下式となっているのは、この上を走る尾竹橋通りの道路幅が狭いからなのでしょう。

 

 

まもなく西日暮里。

この駅は東京メトロで唯一精算所がある駅です。

 

 

西日暮里には19:09の到着。

 

 

西日暮里を出ると、65km/h制限のあるカーブを左へ右へ進みます。

この左カーブは道路に沿って掘られたものではなく、実は住宅街の真下をくぐっています。

 

 

千駄木には19:10の到着。

不忍通りの真下に設置されている駅です。

 

 

千駄木を発車後、すぐ加速しますが、目前に45km/h制限のある左カーブがあります。

 

 

45km/h制限のあるカーブを曲がり終えると、根津に着きます。

 

 

上下式の単線トンネルは、根津までです。

 

 

湯島の駅構内には折返し線、通称Y線が設けられています。

名義上はY線ですが、根津方面、代々木上原方面、どちらからも出入り可能です。

 

 

湯島を発車後、目の前にある右カーブまでは箱形トンネルとなっています。

 

 

湯島~新御茶ノ水間の単線シールドトンネルで、神田川の真下をくぐります。

 

 

新御茶ノ水には19:16の到着。

湯島発車直後の区間にある、箱形トンネルからシールドトンネルへ変わる部分は風圧がすごいのです。
 

新御茶ノ水で電車を待っていると、風圧が強くなるのを感じるだけで列車接近がわかります。

 

 

新御茶ノ水を発車後、最初は45km/h制限ですが、その後65km/hまで加速します。

 

 

大手町の駅構内にあるこの場所は、昔は40km/h制限でした。

ダブルクロスポイントが設置されていたのです。

 

現在は片渡り方式となり、駅構内へ60km/hで進入します。

ポイントの一部撤去が、スピードアップへとつながったのです。

 

 

大手町には19:19の到着。

 

 

大手町を発車した段階で、先頭車両の全座席が埋まり、立ち席がポツポツ目立つようになりました。

時間帯としては夜のラッシュアワーと重なっています。

 

 

二重橋前には19:20の到着。

余談ながら、綾瀬~代々木上原間の最高速度が75km/hから80km/hへ引き上げられたのは1999年12月のダイヤ改正です。

 

 

それ以降、5km/h刻みの新CS-ATCが運転保安装置として導入され、今日に至ります。

 

 

日比谷には19:22の到着。

 

 

日比谷~霞ヶ関間には千代田線内で最も急なカーブがあります。

最高速度は40km/hと制限されています。

 

 

先述の最も急なカーブは90度近く曲がりますが、A線(代々木上原方面)よりもB線(綾瀬方面)の方がカーブ半径が小さいです。

 

 

霞ヶ関には19:24の到着。

 

 

列車が直進するのは代々木上原方面の線路です。

その右側は霞ヶ関の引込線で、さらにその右側はB線(綾瀬方面)です。

 

右側に小さく丸いトンネルが見えますが、これは有楽町線の桜田門駅へつながる短絡線です。

 

 

次の国会議事堂前へ向けてシールドトンネルをくぐりますが、ここは下り坂となっています。

 

 

国会議事堂前には19:26の到着。

2000年までは日本一深い駅でした。

 

 

国会議事堂前を出てすぐの場所は若干ながら下り坂になっています。

ここに、駅構内よりもっと深いポイントがあります。

 

 

赤坂までの途中区間には複線シールドトンネルがあります。

 

 

赤坂には19:28の到着。

赤坂サカスやTBSの最寄り駅です。

 

 

乃木坂には19:30の到着。
2016年に発車メロディが導入されています。

 

 

乃木坂を出ますと、表参道までの間に3種類のトンネルを見ることができます。
まずは単線シールドトンネルです。

青山墓地の真下を通っています。

 

 

その次にやってくるのが複線シールドトンネルです。
別の列車に乗車した際、ここで対向列車とすれ違うケースもございます。

 

 

そして箱形トンネルです。
ダブルクロスポイントを渡ると、もうすぐ表参道です。

 

 

表参道には19:32の到着。

 

 

表参道から明治神宮前までは、都道413号赤坂杉並線の真下を走ります。
表参道ヒルズや神宮前小学校のある大通りです。
千代田線の電車は、ここを75km/hで駆け抜けます。

 

 

明治神宮前には19:34の到着。
朝ラッシュ時間帯には、この駅で終わる列車が設定されています。

 

 

明治神宮前を出ると、代々木公園の真下をくぐる関係か、単線シールドトンネルを通ります。
列車は75km/hまで加速します。
 

 

この写真に写る場所、左側の壁の向こう側には代々木公園の電留線があります。
10両編成の電車が5本ほど止まれる車庫です。

 

 

代々木公園の地下に設けられた車庫線を75km/hで通過。

ダブルクロスポイントも無減速で通過します。

 

 

代々木公園には19:36の到着。

 

 

次の代々木上原までは、ずっと上り坂です。

もうすぐトンネルの出口が見えてきます。

 

 

代々木上原までの上り坂が続くこの区間、千代田線の新線建設期間中、工事が大幅に遅れた区間です。
理由は、小田急線の立体交差化と同時進行で行われていたからです。

 

 

坂道を上がり、左カーブを曲がり終えると代々木上原です。

 

 

代々木上原には19:39の到着。
綾瀬からの乗務員さんはここで交代します。
2度目の交代です。

 

 

代々木上原では、快速急行を出発させてからの発車です。

 

 

急行線を走行。

代々木上原発車後、急行線は外側2線となっています。

 

 

地下化された東北沢を通過。

右側に見えるのは緩行線の線路です。

 

 

長い下り坂が続きますが、いちばん深いところに下北沢の駅があります。

 

 

下北沢には19:43の到着。

 

明日は、終点の伊勢原に到着します。

どうぞお楽しみに!