列車に乗ろう!鉄道中級編❸ 切符を記念にもらう | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。


今回は乗車した記念に切符を貰い方をご紹介します。

我々は駅で切符を購入する際、紙を買っているのではなく移動手段を買っているので、使用後の乗車券類は係員に渡し回収されるのが原則です。

ですが一部鉄道会社ではご厚意で記念に切符をいただける所もあります。

ご厚意なので、下手に出るようにし断られても文句を言わないようにしましょう。

実際には、私の経験で断られたのは数え切れる程です。

なお乗り越した切符、手書きの切符や団体乗車券などは回収されることがあります。

また近年は人口減少や人手不足により無人駅が増えていますが無人駅や無人改札口でもゲートつきの自動改札機が設置されていることもあります。

この場合は改札口コールシステム(インターフォン)で係員と通話をし使用済の印鑑省略で記念に持って帰れる場合もあります。

ワンマンカーつまり車内精算方式の列車では運転士に申告することで、持って帰れることがあります。

ここからは各鉄道会社で記念に切符を持ち帰りたいと申告した際に、貰える印鑑や方法をご紹介します。

①JR西日本

★使用済みの切符
マルス券であれば、ほぼ持って帰れます。
西日本には乗車記念使用済と書かれた専用の印鑑があり、それを押され再利用防止に必要な措置として磁気を破壊する必要があり改札鋏(概算鋏など)で穴を空けて記念にいただけます。


★使用済みの切符
駅によっては、乗車記念使用済印と無効印を選ばせてくれる駅もあります。無効印の場合は無効◯◯と駅名が入っています。


★使用済みの切符
大阪駅や(西)新大阪駅・天王寺駅にはチケッターに穴が空くタイプのものが乗車記念使用済印になっているため押印と同時に磁気破壊も行えるようになっています。


②JR東海

★使用済みの切符
マルス券であれば、ほぼ持って帰れます。
東海は高確率で無効◯◯と駅名が入った無効印が押されます。そして再利用防止に必要な措置として磁気を破壊する必要があり事務用パンチで穴を空けて記念にいただけます。

なお新幹線駅などでは駅員さんから、穴開けていいですか?と聞かれる場合があります。

これは磁気処理を穴開けにおいて行う。つまり切符の一部に大きな穴が空きますが、大丈夫か?ということです。

ここで断れば、機械に切符を挿入し磁気処理(削除)が行われるため穴は空かずにもらうことができますが多少時間がかかるため混雑時には控える方がいいでしょうね。


★使用済みの切符
新幹線駅などを中心にN700系の使用済印がある駅があります。


★(海)米原駅 使用済印


★(海)京都駅 使用済印


★(海)新大阪駅 使用済印
私が確認したところ新大阪駅、京都駅、米原駅にはご当地の名所が入ったN700系使用済印が用意されています。

③JR東日本

★使用済みの切符
マルス券であれば、ほぼ持って帰れます。
東日本の主要駅などではご当地印鑑を用意していることが多いです。公式HPなどで表記はありませんがSNSなどを中心に、ご当地使用済印の投稿が書き込まれているので事前に確認するといいでしょう。

またご当地使用済印がない駅やあっても場合によっては無効◯◯と駅名が入った無効印が押されます。

ご当地使用済印がある駅では、記念印を下さいと頼むとご当地使用済が無効印を下さいと頼むと無効印をいただけると思います。


★使用済のきっぷ
中にはご当地使用済印と無効印を両方押していただけることもあります!

そして再利用防止に必要な措置として磁気を破壊する必要があり主要駅では機械に切符を挿入し磁気処理(削除)が行われます。東海と違い東日本は、ここでオレンジカードやテレホンカード使用時の小さな穴が空きます。

また主要駅などで、なければ事務用パンチで穴を空けて記念にいただけます。

④JR四国

★使用済みの切符
マルス券であれば、ほぼ持って帰れます。
西日本と似ており乗車記念使用済と書かれた専用の印鑑があります。なお四国は自動改札機がない駅が大半なため磁気破壊の処置を行わず記念にいただけることが多いです。

そしてここまで記載しませんでしたが、基本的に在来線列車の特急列車など料金券を買って乗る場合、入出場共に料金券を入れず乗車券のみ改札に挿入または係員に提示すれば通れます。何故なら普通列車と特急列車は同じ改札口であるためイチイチ把握していないからです。

しかし新幹線の改札口は全列車が特急券(料金券)を買わないと乗れないので、改札口では乗車券と料金券の両方を提示しないと通れません。

そのため在来線特急などに乗り記念に料金券を持って帰りたい場合は申告せずに持って帰れますが、新幹線は係員に申告し証明(無効印の押印)を受ける必要があります。

そしてここで注意点です!

★JR四国の特定特急券
四国に多いですが特急列車が終着駅に近づくと自由席特急券(特定特急券)を駅ではなく車内で車掌に回収されます。これは自由席1回限り有効を再度利用されないためだそうですが、記念に持ち帰りたいと申告すれば持って帰れることが大半です。

⑤JR九州

★使用済みの切符
マルス券であれば、ほぼ持って帰れます。
こちらも西日本と似ており乗車記念使用済と書かれた専用の印鑑があり自動改札機がない駅が大半なため磁気破壊の処置を行わず記念にいただけることが多いです。

続いて関西の一部私鉄会社をご紹介します。

なお私鉄では、基本的に磁気破壊の処置を行わず記念にいただけることが多いです。

①阪急電鉄

★使用済みの切符
図書館ゴム印と言われるものに、ご利用記念そして駅名が入ったものを押して記念にいただけることが多いです。

★使用済みの切符

または駅名は入っておらず無効と書かれた無効印を押してもらえることもあります。

②阪神電気鉄道

★使用済みの切符
駅名は入っておらず無効と書かれた無効印を押して記念にいただけることが多いです。


③近畿日本鉄道(近鉄)

★使用済みの切符
駅名は入っておらず無効と書かれた無効印を押して記念にいただけることが多いです。

④京阪電車


★使用済みの切符
京阪特急のシンボルである鳩マークが描かれた使用済または駅名は入っておらず無効と書かれた無効印を押して記念にいただけることが多いです。

⑤南海電鉄




★使用済みの切符
駅名は入っておらず無効と書かれた無効印を押して記念にいただけることが多いです。
また一部の駅には絵柄が入った使用済印などが用意されています。

⑥OsakaMetro(大阪地下鉄)
無効◯◯と駅名が入った無効印が押され記念にいただけることが多いです。

ここまでは記念に切符を持ち帰りたいと申告した際に、貰える印鑑や方法をご紹介しまました。

しかし切符を記念にいただけるのは、先程も記載しました。ご厚意であるため必ず貰えるとは限りません。

ここからは確実に持って帰れる方法をご紹介しますが、切符は本来は回収されるという前提を理解した上でご活用ください。

①乗り越しないよう気をつける
乗り越ししてしまうと、精算金額の根拠とするため回収されますからご注意ください。

②降車する駅の1つ先まで購入する
以前にご紹介しました。

普通乗車券の片道が100kmを超えると途中下車及び有効期間が2日以上になります。
※大都市近郊区間などを除く

そのため自分が最後に下車する駅の1つ先まで乗車券を購入し途中下車扱いで、そのまま持って帰るということです。

このほか特定の都区市内駅を着駅とし営業キロが201キロメートル以上の乗車券である場合は●●市内と記載され

中心駅から(まで)の営業キロ、運賃計算キロで計算され上記の切符であれば●●市内の駅のどこからでも降車できますが途中下車はできない規程となっています。

しかし大阪市内と神戸市内では、特例で大阪駅と北新地駅、三ノ宮駅・神戸駅などと新神戸駅は別駅であるものの同一駅として認められており、例えば大阪市内の乗車券で大阪駅で特別下車という制度を利用し北新地駅まで歩いて再び入場し隣駅、大阪天満宮駅(大阪市内)などまで乗車が可能となっています。

★大阪駅 特別下車印
そのため確実に乗車券を持って帰る手段として大阪駅で特別下車をしてそのまま持って帰るということであります。

③実使用しない
つまり切符を買ったものの、使わず持ってかえるというもの。
記念切符などは特にそうでしょう。

しかし複雑な切符の趣味発券(実使用しない切符)の発行は迷惑になることがあるので注意が必要です。

そして先程も記載しました。料金券(新幹線や一部の在来線特急などを除く)は改札口にて提示をしなくても通過できるため見せずに持って帰るといったことで、確実に持って帰れると思います。

なお乗車記念に切符を貰うだけでなく出張などの証明に使用済の切符が必要という場合もあるでしょう。しかし持ち帰りが不可能な切符だった。この場合は領収書記入をお願いすれば、書いていただけます。

今回は以上になります!

ご覧いただきありがとうございました。
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