3月の運用離脱後の4月10日、2000形車両引退記念と題して名谷車両基地特別見学ツアーが開催されることとなりました。
ご縁があり当イベントの抽選に当たり参加することができたので、最後のお別れをしに行きました。



イベントにて対面した2122Fです。
ラストランヘッドマーク掲出の姿で、幕は試運転表示でした。
検修庫の中に佇む姿は車両基地ならではですね。

このあと車内の見学に移ります。


車内ではドア上鴨居が開かれ、また吊り手狩り用に吊り手棒が降ろされた状態となっていました。
わかってはいることですが、もう二度と営業に復帰することはないんだなと改めて現実を突きつけられました。


車内で2000形車両についての説明があった後、まずは感謝の記念メッセージ書き込みを行いました。
2000形の車内に「お疲れ様」などの引退記念メッセージを書くことができるということで、せっかくなので2622号車西神中央寄り山側妻面車番の付近と、2522号車谷上寄り山側窓にメッセージを記入しました。
普段乗っている車両に直接メッセージを書くというのは中々経験することがないので、気持ちを込めて書かせていただきました。

その後は吊り手狩りを行った後、運転席の見学へ移りました。



キャブ内は意外と広く、座席モケットもフカフカでした。
計器類も当然現役時代そのままなので、今にもまた走り出しそうな雰囲気が漂っていました。
普段入ることができないところに最後に立ち入ることができたのは、いい思い出になりました。



全ての行程を終えた後、最後に2122Fを撮りました。
洗車体験列車の1114Fとの並びもこれが最後でしょう。
本当に2000形は引退するのかと、このとき実感したのを今でも覚えています。
次会うときは陸送のときかな?そう思いながら名谷を後にしました。

このような機会を設けていただいた関係者の方々には感謝の気持ちしかありません。
本当にありがとうございました。