秩父鉄道 急行券~5 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昨日のエントリで、大人料金が100円の時代の秩父鉄道の「急行券」の硬券をご紹介いたしましたが、大人料金が100円の時代の常備軟券式の「急行券」とをご紹介いたします。

 

 

 

JPR/てつどう青地紋券となります。

 

発駅と着駅の入鋏欄と号車席番の記入欄が設けられており、発駅と着駅には「羽生」、「武川」、「野上」、「影森」の4駅がありませんが、この券が発行された当時の急行は、熊谷~羽生間には運転されておらず、「武川」、「野上」、「影森」には停車しなかったものと考えられます。

 

発行箇所は記入式ですが未記入となっていて、この券が何処で発行された券なのかは不明ですが、もし車内で車掌が発行した券であれば、当時は車内発行用と駅発行用の常備軟券は同じ券を用いていたのかも知れません。