(前回記事の続き)
(今泉駅で見かけた山形鉄道の気動車)
★過去記事↓↓
【新潟・山形ローカル紀行①】東京から新潟へ。快速「べにばな」の旅(白新線編)
【新潟・山形ローカル紀行②】電化区間の羽越本線を快走するキハ110快速べにばな号(羽越本線編)
快速「べにばな」、米沢へ。
新潟駅を午前8時40分に出発した快速「べにばな」。
JR白新線、羽越本線、米坂線を走り抜け、間もなく今泉駅。
米坂線は線内折返し列車が殆どだが、快速べにばな号1往復が新潟発着のほか、羽越本線の新津発米沢行きが1本ある。
旧・白川信号場(現在は今泉駅構内扱い)で、山形鉄道フラワー長井線の荒砥方面からの線路と合流
ここから今泉駅までの約2kmは、JR米坂線と山形鉄道は線路を共用
白川橋梁(319m)を渡る。
11時00分〜11時01分、今泉(いまいずみ)駅に停車
米坂線の米沢発坂町行き普通列車と行き違い
今泉駅は2面4線で、JR東日本と山形鉄道の共同使用駅。JR米坂線は、今泉駅でJR東日本新潟支社から仙台支社の管轄に変わる。
隣のホームには、山形鉄道・フラワー長井線の気動車が停車中
第三セクターの山形鉄道・フラワー長井線(元・国鉄、JR長井線、)は、赤湯〜今泉〜荒砥間30.5kmを結ぶローカル線
快速「べにばな」号キハ111形＋キハ112形は、今泉駅を発車
後ろに遠ざかる今泉駅(後方展望)
山形鉄道フラワー長井線の赤湯方面の線路が左へ分かれる。
快速べにばな号は、米坂線内は各駅に停車する。
11時05分、犬川(いぬかわ)駅に停車
首都圏では既に散った桜の花が、北国ではまだ満開
11時09分、羽前小松(うぜんこまつ)駅に停車
2面2線の駅
11時14分、中郡(ちゅうぐん)駅に停車
米沢盆地を南下していく。
11時18分成島(なるしま)駅に停車
鬼面川を渡る。
11時22分、西米沢(にしよねざわ)駅に停車
西米沢駅辺りから、米坂線は米沢市街地を半周するルートを行く。
11時26分、南米沢(みなみよねざわ)駅に停車
駅周辺には高校も多く、この駅で半数以上の客が下車する。
最上川(もがみがわ)を渡る。
山形県を縦断し長さ229kmに及ぶ大河・最上川であるが、源を発する吾妻山から米沢盆地に流れ出たばかりの上流に位置するこの辺りは、最上川の川幅はまだ狭い。
左へ大きくカーブ(後方展望)
JR奥羽本線(山形新幹線)と合流
隣の奥羽本線(山形新幹線)も単線だが、線路幅はそれぞれ違う。米坂線は狭軌(1067mm)であるのに対し、山形新幹線が乗り入れる奥羽本線の福島〜新庄間は標準軌(1435mm)
間もなく終点・米沢
隣のホームにキハ111形＋キハ112形が留置中。米坂線のキハ110系気動車の運用は少数派になった。
側線には、現在、米坂線の主流車両であるGV-E400系電気式気動車が留置
米沢駅の南端にある米坂線用の5番線ホーム
11時31分、終点の米沢(よねざわ)駅に到着
快速「べにばな」の新潟〜米沢間の所要時間は2時間51分。
米沢駅の南側にある4番線に到着
米沢駅の米坂線発車時刻表。米坂線中、一番本数が多い区間だがそれでも10本しかない。米坂線を全線走破する列車は快速べにばな号(新潟行き)を含め5本しかない。
奥羽本線は標準軌のため、狭軌の米坂線の線路は米沢駅で行き止まりになる。
4番線のさらに奥に5番線がある。どちらも頭端式ホーム。
新潟地区で活躍するGV-E400系電気式気動車。米坂線内でも代表的な車種になった。
5番線に留置中のキハ110系気動車。米坂線ではごく一部の運用に入る程度になった。
米沢駅発車時刻表
奥羽本線・板谷峠を越える福島方面の普通列車は一日たった6本しかなく、米坂線より本数が少ない。
米坂線発車時刻表。新潟県の坂町まで直通する列車は5本しかなく、残りは今泉、羽前椿又は小国までの区間列車。
奥羽本線(山形新幹線)ホームには、米沢牛の駅弁屋が2つ並ぶ。手前は松川弁当店、奥は新杵屋。
新杵屋は、米沢牛の駅弁「牛肉どまん中」が有名
駅舎内には、米沢牛の像
※2022年(令和4年)4月
(続く)