10年以上に渡って一般車の新車が導入されず、既存車両の更新やB更新で対応してきた近鉄ですが車齢40〜50年越えの形式も多く、そろそろ限界だろうって思っていました。奈良・京都・橿原線系統は阪神乗り入れの関係でシリーズ21が多く入ったので多少は若返っていますがそれでも8000系がまだ僅かに残っており、急行で阪奈間や京橿間を走る姿が未だに見られるのが現状です。

(2019.6.1 額田〜石切間にて撮影)

 区間準急に充当される9820系EH21です。シリーズ21のオールロングシート、6両編成バージョンですがラッピング車になることも度々あり、撮影当時EH21はオリックスレンタカーの部分ラッピングを施していました。また同じラッピング車は他線区にもいましたがEH21は白色ベースであったためシリーズ21の塗装との相性が良く感じられました。

(2019.6.1 額田〜石切間にて撮影)

 9820系は2008年新造のEH30をもって製造終了となり、それ以降は冒頭にも書いた通り10年以上に渡って一般車の新車が導入されていませんが最近になってシリーズ21の後継に当たる新型車両を2024年秋を目処に導入することを発表し、「やっと新車が来る‼」って思ってしまいました。まだ形式は未定ですが4両固定×10編成の40両を奈良・京都・橿原線系統に投入することを発表しており、8000系の全廃はほぼ決定的になったと言えるため撮影・乗車は今のうちにしておいた方が良いです。