いつもながら恐縮ですが、お約束のショット。
先頭車付近では撮影者が多くて、コレを撮るのはなかなか大変だった…😓
前回の続きとして、『花たび そうや』号初列車乗車の後半を紹介します。
尚、花たび そうや号の詳細や車窓の見どころ等につきましてはJR北海道特設サイトもご覧ください。
花たび そうや号 「今年こそ、行けSOYA」 (リンク切れの場合はご容赦ください)
その前回のブログですが、アメブロ「鉄道カテゴリ」記事ランキングの5月18日付でなんと!1位を獲得するという快挙を達成しました!コレもひとえに当ブログにアクセスしてくださった皆様のお陰です。そして、今後の記事執筆への励みにもなり、とても感謝しております。ありがとうございました🙇♂️
それでは、天塩中川駅到着後の続きから紹介します。
(構内踏切から撮影)

天塩中川駅でのお楽しみが、『宗谷本線沿線ご当地弁当』の予約販売。名寄駅での弁当とは異なり、特に限定数が設定されていなかったため、私は同行のらんちゃん様の分も含めて中川町の『スタミナステーキ丼』(¥1300)を予めネット予約、受け取りました(弁当の写真は後程紹介)。もう一つ、音威子府村の『かにめしそば弁当』も販売されており、コチラは結構な数が予約されていました。もう1つのご当地弁当として、『秘境牛ハンバーグ弁当』もありますが、コチラに関しては幌延駅での受け取りとなっています。
花壇にチューリップが咲き誇る天塩中川駅。
乗客や撮り鉄でごった返す中、駐在さんから警官が配備されてものものしい雰囲気。
停車中の間、上り旭川行6064Dサロベツ4号(14:30着/発)と交換します。残念ながらこの後雨が降り出してしまい、時折傘が必要な位本格的な降り方に…😢その後も降ったり止んだりの天気が続きます。
同行のらんちゃん様が停車中に頂いたという『音威子府村取扱説明書』(要は村のパンフレット)と、『宗谷本線来訪記念証』。私は貰う事ができず。

長い停車時間が終わり、14:49に再び最北へ向けて出発します。ここだけ、お見送りの模様を撮影できました。右で横断幕を持っているのは、音威子府村のご当地キャラ『おとっきー』。
天塩中川駅を発車後、私はらんちゃん様と共に遅い昼食を摂ることにしました。国道40号線沿いにある『道の駅なかがわ』で提供しているという行者ニンニク入りソーセージの入ったスタミナステーキ丼は期待を裏切らないウマさでしたよ😋
このお弁当は『風っこそうや』(リンクは2019年8月の稚内発乗車時のブログ)の時も他のメニューと共に上り列車の停車時間中に販売されていたのですが(先着順)、いち早く売り切れたため口にする事ができなかったのでした。
そういえば前回記述するのを忘れていましたが、花たび車内では乗務員室からインストゥルメンタルのBGMが流されていました。単なる汽車旅とは異なる観光列車としてのムードを高めるには良い試みだと思います。

列車は宗谷管内幌延町(※元々留萌管内のマチだったが、2010年の支庁再編で宗谷総合振興局管内に編入)に入り、ヨド物置の待合室で知られる秘境駅・糠南駅を通過すると、いよいよ天塩川沿いにおける車窓のハイライト・問平(といひら)陸橋を通過します(進行左側車窓から撮影)。

そして、宗谷本線唯一のトンネル・下平トンネルに入ります。かつては天塩川の河岸に問平陸橋と同様の『下平陸橋』が架けられていましたが、たびたび雪崩による災害が発生した事からトンネルで短絡する事となったのでした。尚、不通時の迂回ルートとして機能していたのが音威子府からの天北線でありましたが、この時ばかりはかつての本線としての面目躍如を果たしたといえましょう。トンネルを抜けると、有人駅時代からの木造駅舎が残る雄信内駅を通過します。その後天塩川との本流とはお別れ。

農業王国北海道ですが、その中でも冷涼で畑作に不適な道北各地は、人間より牛の数が圧倒的に多いという典型的な酪農地帯。
当然というべきか、沿線各所には撮り鉄の姿があちこちに見られ、牧草地を横切る道路にも彼らの姿が写っているのがお判り頂けるでしょうか。

幌延駅の到着は本来15:25ですが、2分程遅れたため5分の停車時間が短縮されてしまい、撮影もそこそこに…。車両横に立っているお二方は花たびの車掌さん(音威子府駅で交替)。『ノロッコ号』と同様、観光列車用のユニフォームとして青いポロシャツ姿で乗務にあたっていました。ホームでは幌延町のご当地キャラ『ホロベー』がお出迎えとお見送り。


さて…幌延といえばかつて羽幌線が分岐していた駅でしたが、増結1号車(フリースペース)のトイレに貼られていた道北にまつわる難読地名のクイズに、幌延の1つ手前の駅だった振老(※実際には幌延との間に作返仮乗降場が存在)が問題として出題されていました。他の2両にも、それぞれ異なるクイズが貼られているのですが、全て紹介してしまうと面白味がなくなってしまうのでコレだけにしておきます。
振老つながりの話で余談ではありますが、ヤフオクにJR北海道券(地紋は国鉄)の「(□北)天塩から振老ゆき」の硬券乗車券が出品された事があり、国鉄時代に廃線となったにも関わらず何故?とは思いましたが、羽幌線がJRに引き継がれる事を前提に先走りして札幌印刷所が作成したモノが流出したのか…謎ではあります。
『花たび そうや』の旅もあと1時間を切りました。サロベツ原野の玄関口にあたる豊富駅には16:43に到着し、10分停車しますが、残念ながらこの日はご当地キャラ(『とよとみくん』)のお出迎えと特産品販売は対象外。

豊富駅発車後、車掌によって旭川~稚内の指定券所持者を対象に「表彰状!アンタはエライ!(勿論そんな事は言ってない)」とばかりに『(宗谷本線)全区間走破証』が配布されました。
いよいよ日本最北端のマチ・稚内市に入り、花たびは抜海の丘を上りラストスパートをかけますが、こんなドンヨリとした空模様では当然日本海に浮かぶ利尻山も見えるハズもなく…😢運転士さんは徐行してくれるのですが…。
私は風っこそうやの時と、最近では4月28、29両日に特急列車からその美しく素晴らしい景色を眺められたので、ソレで運を使い切ってしまったのか…😱


そして抜海の丘を下り、最後の途中停車駅・南稚内駅に16:37到着。終着間際のため1分しか停車しません。

南稚内駅を発車後程なく、汽笛が鳴り響き急ブレーキ。線路際にヤバい撮り鉄でも現れたか?と思いきや、なんと鹿の群れが車庫(旧稚内機関区)に出没!
いやはや…こんな市街地にまで現れるとは😲

お騒がせな馬鹿…いや、鹿さんでしたが、いよいよ最後の1区間。相変わらずどんよりとした空模様の中、稚内港を見ながら『花たび そうや』初列車のフィナーレを迎えます。

16:43、日本最北端の駅、終着・稚内駅に到着です!旭川から約6時間の「急行列車」の旅が終わりました。
やっぱり最北の地だけに、ホームへ降りると身にしみる程に風が冷たい…。持参のキャリーバッグから手を離したら、吹き荒ぶ強風で倒れてしまう程…。


























ここから先はオマケとなりますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
そして52D宗谷に乗り込みます。この日はラベンダー編成による運用。私とらんちゃん様はラベンダーラウンジの増①号車(自)に席を確保。
上り宗谷は18:24、豊富駅に到着。
私は下車してらんちゃん様とお別れします。稚内へは18:57発4331D(名寄発。音威子府まで4327D)で戻るため、その到着まで30分余りの滞在。
豊富駅にも、花たびのフラッグ装飾が。

この日の花たび指定席は予め取る事ができなかったため、私は出発を見送った後、またレンタカーを借りて4月29日に廻りきれなかった天北線の廃駅跡を見に行く予定でしたが、せっかく天気が回復した事だし、せめて少しでも乗れないモノか…と一縷の望みを掛けて、みどりの窓口に問い合わせてみた処…なんと!幌延までの窓側席(しかも利尻山の見えるほう!)に空席が😃!どうやら、直前になってからキャンセルが出たようですが、ソレを拾えるかどうかは運とタイミング次第。
というワケで、短いながらも花たび上り列車の初列車にも乗る事となりましたが、レンタカーはキャンセルせず再び稚内へ戻ってきてから借りる事にしたため、店舗に電話を入れてその旨を伝えました。
花たび車両はまだ入線していませんが、8:20より前に改札が始まり、私もホームに入ります。
液晶ディスプレイには、「臨時急行」と表示。

豊富駅を発車後、車掌から上り列車用の乗車証明書(写真左下)が配布されました。コレで上下2枚分コンプリート!
花たびの乗車証明書は箔押しとエンボス加工された豪華な仕上がりで、なかなかチカラが入っています。ちなみに乗車証明書の裏面には沿線のみどころが印刷されており、もう1枚花たびの時刻表付き車両紹介カードも封入されています(中身は敢えて掲載しません…)。

ひとまず、『花たび そうや』の初列車乗車篇はコレにておしまい。最後までお読みいただき、ありがとうございました🙇♂️