すっぴんの最後のピーカンの日の東急8500系、「ありがとう8500系in長津田検車区撮影会」と、来年1月に引退を迎える8500系を撮影してきましたが、ありがとうヘッドマークが付いた直後〜GW中は沿線撮影地が混雑しているだろうと思い、GW明けの撮影を決めていました。しかし、GW明けは梅雨の走りでピーカンの日がなかなか無く、やっと今日、ヘッドマーク付きの8500系を撮影してきました。
いつも通り、最寄り駅から始発電車に乗り、東急各線を乗り継ぎ、市が尾へ向かいました。
始発で行くのは、2018年の2020系デビュー直後の、8606F・8642F・8590系・2000系の◯Kが朝ラッシュの始まりからたくさんやって来たやって来た名残りで、今回はすっぴんの8500系を撮影した時同様、ホームドアが設置されて撮影可能な場所が限られてしまったため、早朝に行って場所取りも兼ねて、6時には市が尾に着きました。
慣れた撮影地とはいえ、構図の確認も兼ねて、来る電車は下り電車に被られない限り全部撮影します。
そんな中、ラッピング電車の「東急100周年トレイン」や「SDGsトレイン」もやってきました。
8631Fは、32Kで押上に向かってしまったので、まずは8637Fを待ちます。最近の傾向として、8637Fは43Kか44K運用に入ることが多く、市が尾には7時50分前後に来るのですが、今日は41Kで市が尾を7時25分頃、通過しました。
側面は「Bunkamura号」のラッピングのままですが、前面貫通扉下部の「Bunkamura」のロゴが「ありがとう8500系」になっていました。
予定より8637Fが早く来たので、9時22分の8631Fが来るまでの間を使って、青葉台のしぶそばで朝食を摂りました。しぶそばは相変わらず安定のおいしさと明るくくつろげる店内は、駅そばの概念を覆すようなクオリティの高さです。
市が尾に戻って、撮影を再開しました。
8631Fが押上から戻ってきました。
私は、さらに、8631Fが中央林間で折り返して来るのを撮影します。
一般の乗客の方は8500系が引退することを果たして知っているのでしょうか?
そして、9時22分に目的の8631Fがやってきました。
前回、市が尾に来た時は、ステンレスに赤帯だけのまさにすっぴんの東急スタイルでしたが、「THANK YOU 8500」のヘッドマークが付いています。
さて、8631Fを撮影すると、やって来た各停に乗り田奈へ向かいました。田園都市線の下りは午前中は逆光なので、未知の撮影地の青葉台と悩みましたが、青葉台は構図によっては編成の後ろが陸橋下になるため、長津田検車区の撮影会の後に、ホームドア設置後も撮影可能なことを確認していた田奈で撮影することにしました。
田奈に着いてから約25分後に8637Fがやってきました。
逆光ではありますが、上り(渋谷寄り)と違うデザインのヘッドマークが撮影できました。
8637Fの下りを田奈で撮影した後、逆光の田奈で、約2時間後の8631Fまで撮影しているのも能がないので、かねてから気になっていたすずかけ台の下りホームの渋谷寄りから中央林間行きの電車を撮影してみました。
もはや、◯K状態の8500系をすずかけ台で撮ることは無いと思いますが、やはり噂通りの名撮影地でした。
8500系をすずかけ台で撮影することはできませんでしたが、副都心線の東京メトロ7000系の17000系への置き換えが完了し、今度は8000の18000系への置き換えが加速すると思われるので、すずかけ台で8000系を撮影することができて良かったです。
すずかけ台では、そんなに長居せず、田奈に戻りました。もともと午後が順光の撮影地なので、光線は側面には当たらないものの、前面には光線が当たるようになってきました。
用賀駅でお客様対応があったようで、下り線は多少遅れていましたが、12時過ぎに8631Fを撮影することができました。8631Fも前後違うデザインのヘッドマークが貼られていました。
8631Fを撮影した後は、帰り道に溝の口で大井町線の「東急100周年」を撮影しました。大井町線のヘッドマーク取り付けやラッピング電車は、9000系の中でも大井町線生え抜きの9007Fが選ばれることが多いです。
これで最終形態の8500系は撮影できたので、同じ東急線でも田園都市線には遠い私は、8500系の撮り納めになるかもしれません。
また、巷の噂では、8631Fが5月26日に廃車されると言われでいますが、真偽はどうなのでしょうか?
私は東横線ユーザーなので、8500系とは東急の中でも縁は薄い車両でしたが、東急唯一のローレル賞受賞車であり、切妻赤帯ステンレスカーの東急スタイルの車両が引退することは寂しいものです。