引き続き、ウグイス混成編成の中間車組み込み編ですが、今回は「組み替えで利用」という特殊な方法で行います。
今回の3両ですが、昭和55年(1980年)頃物だと思いますが、台車の無い「ウグイスのモハ102-856<4002-3>」と「カナリアのモハ103-700<4005-4>」と今回発売した中間車3両セットに付属していた「カナリアのサハ103-494<10-1744D>」の3両を主体に、「モハ103+モハ102+サハ103」にしていきます。
じつはこれ、ボディー部分が共通(サハが流用)なので出来る、邪道な小技です。
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●カナリアのモハ103の屋根と床下移植
そのまま使えそうな、カナリアのモハ103-700なんですが、前ユーザーがクーラーを塗装。この部分はまぁ良いとしても、屋根部分にノリかクリアを筆塗りしており、かなり汚い仕様になってます。
それと汚れやホコリが酷いので、ボディーと屋根は石鹸で洗います。
その組み替え用で登場するのは、「オレンジのモハ103-359」で数年前発売の「中央線低運転代」のモーター車を2M化の際に、下回りを抜き取った余剰車になります。
・・・ん?これ新品バラしで買った車体じゃないか。部品取りは勿体なかったorz
話が脱線しました。
屋根自体は形状は同じですが、古い製品の方はツメが破損しちゃいましたorz
使わないからいいんですけど・・・。
パンタ穴は形状が違うため、使えません。
パンタ部分は「101系のジャンク品」から移植し、屋根と床下は先ほどの「オレンジモハ359からの交換品」でオマケで座席が貼ってある仕様(2M化前に貼っていた)になりました。
さらにベンチレーターは、持っていたAssyを使い泡いグレーへ・・・。昭和50年代の車体が生き返りました。
ただし、「モハ103-700」は南武線ATC車として使っている(被り)ので、変更予定です。
●モハ102-856をサハ103に変更
先ほどお話ししましたが、サハのボディーはモハの流用(通風ダクト付き)、逆に言えばモハにもサハにも出来る事を意味します。
俗に言う「実車が間違っている」という言われる奴です(笑)
これを逆手取ったやり方ですね。
床下部分は、今回発売の中間車セット用「カナリア・サハ103-494」の床下をごっそり移植。
屋根形状はサハ103もモハ102も一緒ですから・・・とは行きません。
クーラーの銀は良いとして、こちらも筆塗りされてますorz
しかしこちらは代えが無いため、そのままリューターで磨いて、無理矢理流用します。
それでもわかっちゃうんですが、103系シリーズ整備で最後に余剰が出る場合、移植するかもしれません。
テカテカのつやは無くなりましたが、ボディーが汚いですね。水洗いはしましたが、たぶん前に「誤乗防止ステッカー」が貼ってあったと思われる跡が残っていますorz
これはあとで「無水エタノール」で対応しました。
「ベンチレーターは交換」し「床下は移植」、「銀のクーラーは落ちない」のでそのままにします。1両だけステンレスクーラーカバーは、当時有りましたからOK
車番は・・・後で考えますが、これもTOMIX製の山手線用の103系用(横浜線として導入済み)持ってくれば、変更は可能です。
●サハ103-494(カナリア)→モハ102化
これも床下交換すれば終わり・・・なんですが、ウグイスの床下なぜか変色してるし・・・。まぁ1980年頃の製品ですから、致し方ないとは言えます。
これは先ほど移植して余剰となった「モハ103」の床下と交換(白い部分だけ)して対応します。
はい、「化けモハ102」の完成です。
車番潰すの勿体ないなぁ・・・。いったん消して総武用のモハユニットのインレタに張り替えれば、元がサハだとわからなくなりますね(邪道)。
この3両も、当然「カプラーの変更」・・・いや変更されてました。
「ホロ追加」して仕様を合わせます。
昭和の発売の製品2両組み込みましたが、基本設計が変更されていないので、パッと見わかりません。
こんな感じで、家に転がって居るであろうジャンク品も、華麗に復帰でちゃんと編成になる所が、今回発売した製品の活用方法なんじゃないかなと、提案したりします。
セドリックがひっくり返ってる!?昔の「某刑事アクションドラマ」では普通の光景です。
はい、納得した方「昭和のおじさん・おばさん認定」です。
まぁボディマウントカプラー化は、さすがにやらないですが、現行モデルとしても、まだまだ行けそうな気がします。
クーラー一体化だけは残念では有りますが、屋根部分だけ新製出来たらなぁ・・・。
とか言うと、最近の技術「3Dプリンター」作り販売する人が出そうです。
まぁ何にせよ、まだまだKATO製103系も、整備次第でまだまだ行けると言うことですね。
もうわかっている人が居るとは思いますが「埼京線直前の赤羽線(塗り替え中)」です。次回は「方向幕整備」と「座席着色(塗りました)」と「出場」になる予定です。
以上、「旧製品の活用と組み替え」でした。