番外 波佐見町をアピールしています、西肥バス波佐見町ラッピングバス&施した車の前ラッピング時の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しております。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 これまでも当ブログでもご紹介しておりますように、西肥自動車(西肥バス)では、古参高速車置き換えのために、平成20年より三菱エアロエースの高速車を導入しておりまして、現在「させぼ号」系統であります福岡~佐世保(・佐々)線、福岡~ハウステンボス線、そして長崎~佐世保線でその姿を見る事ができております。
 
 このうち、「させぼ号」系統では後部にトイレを設けておりますし、近年の導入車では両路線で利用されている車に関しましても携帯電話・スマートフォン向けのコンセント、あるいはUSBポートが設けられておりまして、電源の必要がないのがありがたい所でもありますし、Wi-Fiも導入されておりまして、乗車時間退屈させない姿が見られております。
 
 また、平成29年には上の画像にもあります、最新形式でありますMS06形式(2TG-MS06GP)の高速車を九州では初めて導入しておりまして、先述の路線におきまして活躍を行っております。
 
 これら車には、以下画像のように「FUSO AERO」のエンブレムも設けておりまして、これまでのエアロエースとは違った所を見せておりまして、この車が三菱ふそうのエアロシリーズ(エアロクィーンでも設けられているため)の車である事を実感する所でもあります。
 
 
 さて、ここからご紹介しますのは、この新規制三菱エアロエースにおきまして、あるラッピングが施されております。今回は、そのラッピングバスに関しましてご紹介するとともに、同車では過去にも注目されるようなラッピングが施されておりましたので、改めて皆様にご紹介してまいります。
 
 
 そのラッピングが、波佐見町ラッピングでありまして、隣町に佐世保市・川棚町、そして佐賀県有田町・武雄市・嬉野市にそれぞれ囲まれた所にある町でもあります。
 
 この波佐見町と言いますと、隣町に陶磁器が盛んな佐世保市三河内地区、佐賀県有田町・武雄市・嬉野市が存在する事もありましてこちらも陶磁器が盛んな所でもありまして、「波佐見焼」が有名でもありますし、同じく隣町に有名な温泉(武雄温泉・嬉野温泉)が存在する事もありまして、温泉(波佐見温泉)も存在しております。
 
 また、しだれ桜も有名との事でありまして、特に春には大変美しい姿が見られていたようであります。私自身も何度か拝見しておりましたが、従来の桜と違った姿が印象的でもあっただけに、これからも春には美しい姿を見せていただきたいものであります。
 
 
 さて、これら姿も見られるラッピングバスが、現在「させぼ号」系統で運行されておりまして、従来の「ハイウェイエクスプレス」のカラーと違った姿が見られております。それが上の画像・以下画像で表しておりますが、よく見ますとしだれ桜をあしらったと思いますデザインや、「波佐見焼」を印象付けます瓶や茶碗、そして食を表していると思われます、特産品のアスパラガスの姿が見られているのがわかります。
 
 よく見ますと、「食べて 見て 作って 満たされる町」とも記されておりまして、これらデザインにもよくあっているのではないかと思います。また、リアには波佐見町のイメージキャラクターでもあります「はちゃまる」の姿も見られておりまして、波佐見町の形が猫に似ている事から猫をモチーフにしたキャラクター、頭には波佐見温泉をイメージした部分、そして波佐見焼の茶碗やアスパラガスも尻尾に見られております。
 
 
 このラッピングバスのデザインを製作しましたのは、この波佐見町にあります波佐見高校の美術・工芸科の生徒さんとの事でありまして、これまでもキャラクター「はちゃまる」のLINEスタンプ制作や、波佐見町を宣伝するためにソラシドエアの機体にラッピングを施すためのデザインを施した実績もありまして、今回は通学するために利用されている方もいらっしゃいます西肥バスとタッグも組みまして、高速車両でありますこの車にラッピングを施すに至っておりました。
 
 
 そんな今回施されました三菱エアロエースはF649(2TG-MS06GP)でありまして、過去にはいかに表すような「艦これ(艦隊これくしょん)」のラッピングを施した経緯もありましたが、このラッピングの経緯も、令和元年9月に開催されました佐世保鎮守府開庁・佐世保港開港130周年を記念しましたイベント「130th SASEBO 2019」の開催のためにラッピングバスが施されていたものでありまして、それに関します表示が車体中央に、車体後部にはキャラクターも見られておりました。
 
 (リア)
 
 このラッピングバスは、短期間のラッピング期間の予定でありましたが、最終的には令和2年3月末まで見られておりまして、多くの方が乗車・撮影されていたようであります。私自身も実際にこのラッピング時に乗車した事がありましたが、冒頭ご紹介しましたように4列シート・USBポートも装備されておりますので、退屈する事なく乗車する事ができていた事を覚えております(尚、乗車時はWi-Fiは装備されておりませんでしたが、後に設置されております)。
 
 (3点式シートベルト)
 
 (USBポート)~携帯電話・スマートフォン・タブレットの充電ができるようになっています
 
 
 今回は、西肥バスの三菱エアロエースに施されております波佐見町ラッピングに関しましてご紹介しましたが、本当によく描かれているのではないでしょうか。正直高校生がデザインしたとは思えないほどですので、高校生の波佐見町をPRする気持ちがよく出ているのではないかとも思います。私自身も、この町に関しましてはしだれ桜の見物時以外はよく素通りしておりますが、それ以外にも様々な姿がある事がわかるラッピングではないかとは思いますので、ご覧の皆様も「コロナ禍」ではありますが、出向く機会がありましたらいつか素通りではなく出向いていただければとも思っております。