姫新線の気動車 KATO 10-1511 キハ122 | 金屋代かずおのお部屋

金屋代かずおのお部屋

周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(「スーパーはくと」や「はまかぜ」がいるなら?)

 

昨今の鉄道模型新製品は非常に高額であり,購入の検討にあたり一切無駄遣いができません.それも,その「無駄遣いができない」というポイントにおいては「必要ない製品は導入しない」ことはもちろん,「将来的に必要になり得る製品をあらかじめ,安売り販売されている新品として導入する」というポイントが含まれています.筆者はこの製品を予約しておらず,その売れ行きからやや危機感を持って急遽導入した,ということです.

 

というわけで,今回は2022年4月に発売された,KATOのキハ122を紹介します.実車は姫新線で2009年から活躍しており,短期間ながらキハ181とも姫路駅で並び得ました[*].

実車はえちごトキめき鉄道ET122型のベースとなり,納入時には糸魚川レンガ機関庫に入ったこともあります.模型は逆にトキ鉄ET122型のバリエーションとなりました.とはいえステップありの車体が別に作り分けられています.同様に,T車はM車のパーツで作られています.

同時期に再販されたこともあり,おそらくは鉄コレの「キハ127型」と合わせて遊ばれる方も多いでしょう.このようにしてみると,鉄コレのキハ127型も意外に良くできていることがわかります.双方のカプラーを「KATOカプラー密連型(フック付き)」にすることで連結することもできます.

姫新線は(姫路〜播磨新宮も含めて)未乗であることもあり,この製品は必要であるかどうかを本当に悩みましたが,後になって探すと大変なことになります.「スーパーはくと」「はまかぜ」を持っており,糸魚川レンガ車庫に入ったことがある以上,やはり,予約して購入すべきであったと反省しています.「ゆったりやくも(パノラマグリーン車)」同様,KATOのJR地方製品の需要の高さを再度感じさせる結果となりました.

 

なお,姫新線の西側はこの車両を運用するなどの輸送改善が行われているはずの「播磨新宮〜佐用・上月」の区間も含められて,JR西日本が存廃について地元と協議したいと示した路線に指定されてしましました.「播磨新宮〜佐用・上月」の廃線優先度は低く見積もられるとは思いますが,この路線は早く乗車しておきたいところです.

 

[*]:姫路駅での在線時刻の関係などもあり,時刻表を用いて「並んだ」と証明することが難しいものです.なお,筆者は「キハ181はまかぜ」について,KATO製品の導入も検討しています.