さて今日のお題はTOMIXのEF66形27号機。
これからリニューアル発売される27号機の前のモデルです。
本来なら今月リニューアルされた27号機の事を書きたかったのですが毎度の如く発売延期。
それも8月と先が長いのが癪に障ります……
製造国が中国から国内へと変わりその出来を期待していたのですが出鼻くじかれました。
最近何故かしら自分が予約する物は延期する物が多く、運が悪いなぁと感じてしまいます(-_-;)
そして実機では更に悪いニュースが。
27号機の定期運用終了が発表されました。
これは本当にショックです。
私にとってのEF66形0番台はカメラ小僧だった時代の憧れのブルトレ牽引機。
品川駅にて
あれから約35年経ち大人になった現在でも27号機だけは活躍し続け、再び私にその機体の写真を撮らせてくれたという感動を与えてくれた機関車なのでショックが大きいです。
その様な複雑な思いを引き摺り・・・手持ちのTOMIXのEF66-27を久しぶりに出庫させました。
模型のリニューアルは先延ばし、実車は歩みを止めてしまう、せめて当鉄道の27号機はこれからも先を走れるようにリフレッシュをしようと。
TOMIX EF66形27号機 (9151)
で、何をするかというと。
機器更新。モーターを交換してみます。
このTOMIXのEF66形は中国製でモーターは巷で評判が良くないM-9モーターを搭載しています。
M-9モーターの機関車は何機か当鉄道に所属していますが、どの機体からも今の所トラブルは出てなく調子が良いのですが将来を見据えてM-13モーターへの更新を考えていた所で初の試みでEF66形を選びました。
タイプが幾つかあるM-13モーターですが、このEF66形に該当するM-13モーターは電車・気動車用のTYPE2。
M-13モーター(TYPE2)
TOMIXのEF級機関車なら普通TYPE1が該当する様ですが中国生産品はTYPE2らしいのです。
TYPE2以外のM-13モーターは市場に在庫が有るのにこのTYPE2だけは市場に無くて探すのに苦労しました。
勝手な想像ですが電車・気動車のモーター交換される方が相当多かったのではないかなと思いましたね。
いきなり解体( ̄▽ ̄;)
モーターを交換するのには上の写真の様に全部分解しなくてはならないのですが、マイナスの精密ドライバーの先端を引っ掛けてプラパーツを外す程度で簡単に分解出来ました。
上/M-9モーター 下/M-13モーター
取り出したM-9モーターは黒いケースの方で黒い蓋が目印。
半透明のケースに青い蓋の方はM-13モーターです。
分かりにくいのでモーター本体にM-9とかM-13て記してくれれば良いのに…と思いますね。
ケースから両モーターを外す
モーター本体をケースから外して入れ替えます。
黒ケースにM-13を
黒いケースに青蓋モーター(M-13)をはめ込み、あとは分解と逆戻りで元通りに組み直すだけです。
元に戻していく
ダイキャストから覗いて見えるM-13
このタイミングで少しスカートに手を加えました。
TOMIXの27号機のリニューアル記事にはスカートにMR管が表現された事が記載されています。
旧製品にはこのMR管がなくMR管が増設された実車と比較した事もなかったので恥ずかしながら今まで気が付きませんでしたね。
このMR管とは元空気溜管と呼ばれる自動空気ブレーキの空気圧供給専用の配管で編成全体に引き通すホースの事で、国鉄からJR貨物に継承されたEF66形全機に取り付けられ(100番台は元々ある)、コキ100系貨車の空気ブレーキを制御出来る様していたのでした。
今回その存在を初めて知りEF66形が今のコンテナ貨物列車を引ける様になった事が良く分かりました。
なので、このMR管が表現されてないこの27号機のスカートにTOMIXのブレーキホース(PZ-001)を取り付けてみました。
栓部分は白を差しています。
スカートの1位と4位側へMR管増設
単機発車
スムーズにスタート、モーター音も静かです。はっきり言ってM-9の時との違いは殆ど有りません。
スロースピードも安定しています。
ライトが暗く色も良くないノーマルが少し嫌・・・何とか出来ない物かな。
コンテナ貨物列車
スケールスピードで現実的な速い速度で走行させた感じですが至って普通に走ります。
嫌な音も出ないし寧ろM-13のTYPE1を積む機関車より静かに感じます。
モーターが小さくダイキャストが大きいから消音されてるかもしれないですね。
という事で何が変化した訳ではなく信頼性が恐らく?向上したEF66形27号機でした。
リニューアル品も手に入れる予定ではあるのですが旧製品も末永く可愛がらないとですね。
また、他のM-9機もM-13に交換していきたいところです。
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