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10系の最終導入編成も2022年5月に運行開始25年を迎えることとなりました。
1997年6月の烏丸線の北山~国際会館間延伸に伴う運用数の増加を受けて、国際会館延伸に先立って行われたダイヤ改正に合わせて写真の1118Fも含め3編成を増備し、この3編成をもって10系の導入も終了したために、以後20系導入に伴う1106Fの廃車まで20年以上にわたって「10系の20編成体制」が続いただけでなく、この3編成は1997年冬に都営地下鉄新宿線に導入された10-000形の最終導入2編成とともに、国内で電機子チョッパ制御車として導入された最後の鉄道車両とも言われていました。
既に3編成ともVVVF化改造工事を受けて電機子チョッパ制御車ではなくなり、方向幕の多言語対応フルカラーLED式への交換といった内外装での若干の変化も見られるものの、20系への置き換え対象が1981年の烏丸線開業当初から活躍している9編成(廃車済み・廃車予定含む)のみということもあり、現状での20系導入が一段落してからもVVVF化された11編成の活躍がしばらくは続けられることとなりそうです。