碓氷峠の501号機がモデル KATO 3094-4 EF60 500特急色 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(初期のブルトレを牽引した機関車は現存)

 

ようやく「金屋代かずおのお部屋」で鉄道模型の新製品を紹介できることになりました.大変お待たせいたしました.数ヶ月のブログの運営の結果,いわゆる「日付ネタ」を的確に捉える,行った旅行記は早めに書くことがアクセスにつながっていることがわかったため,なかなか紹介することができていませんでした.

 

本日は,2022/4にKATOから発売された「EF60 500特急色」を紹介します.KATOからは以前もEF60は製品化されていましたが,今回は「意外と短い」フルリニューアル品で,新規製作となっています.フルリニューアル版のEF60は初製品化でありながらいきなり枝番「3090-4」であり,今後の展開が期待できます.ただし,この製品は他のEF60との金型作り分けを避けたためか,メーカーズプレートは「東洋電気・汽車会社」が印刷済みで,それに合わせた番号が入っています.

被牽引車は今回「1963年当時の寝台特急あさかぜ」が選ばれました.同時発売のEF61と合わせて遊べるようになっています.もちろんEF61も用意しておりますので,後日紹介しようと思います.

なお,EF60 500は一時期セノハチ補機として運用されていた時期があったようですが,この製品のテールライトは点灯しません.

今回は「碓氷峠鉄道文化むら」の製品化協力のもと,現存の501号機をモデルに製品化されました.「碓氷峠鉄道文化むら」にはEF62・EF63以外にも多くの電気機関車が保存されており,首都圏に程近い保存機がそのまま再現できるのは非常に嬉しいです.実車は国鉄末期には動態保存運用されており,仮に現在でも動態保存であると見立てて,KATO製品のみでも「EF65 501」「EF65 536(※)」「EF64 1001」「DD51 842」「DD51 895」そして「D51 498」と組み合わせるのも良いと思います.お誂え的にこれらの車両のうち一部は先日発売されています.

また,車番にはJR西日本に継承された「503」も含まれており,今後の展開に期待します.そのためか,この製品の許諾は東海・九州も含む4社から取られています.

碓氷峠鉄道文化むらによると,KATOから今回のEF60製品の寄贈を受け,今後展示で使用されるとのことです.

「EF65 520」も実はKATO製品で再現可能で,その製品「3060-2」は残念ですが最近市場で見かけません.そろそろ再販を期待したいところです.

 

(※):実車はKATOの鶴ヶ島埼玉工場でカットモデルが保存されていますが,2020年に製品化されています.