マサテツ〜食べ鉄旅日記〜

楽しいリゾート列車 美味しいレストラン列車

引退前日のキハ283系に乗って冬の釧路湿原へ|DL牽引の「SL冬の湿原号」に乗車[旅行記]

鉄道コム

f:id:masa-tetsudo:20220315111920j:image

引退が迫ったJR北海道の「キハ283系」に乗って釧路へ。貴重なDL牽引の「SL冬の湿原号」に乗車し、冬の北海道を満喫してきました!

*2022年4月の情報を基に作成しています

道東をお得に周遊できるフリーパス

f:id:masa-tetsudo:20220315111943j:image

やってきました!北海道!個人的に修学旅行以来の北海道なのでわくわくしています!f:id:masa-tetsudo:20220315111932j:image

まずはみどりの窓口でチケットを購入。「Peach」に搭乗した人限定で発売される「Peachひがし北海道フリーパス」。道東方面の特急普通車自由席が乗り放題で12680円。札幌〜釧路間が片道9460円なので、往復すれば元が取れちゃいます!
f:id:masa-tetsudo:20220315111935j:image

まずはランチを求めて「札幌駅」を目指します。乗車したのは「快速エアポート」の指定席。
f:id:masa-tetsudo:20220315111910j:image

プラス530円(2022年4月から840円)で、リクライニングシートでゆったり移動できる指定席。大きなテーブルもあるので、パソコンを触ったり食事を摂ることもできますね。

行列のできる人気店「麺屋 彩未」の味噌ラーメン

f:id:masa-tetsudo:20220315111907j:image

「札幌駅」に到着。ここからは地下鉄に乗り換え。東豊線の「美園駅」を目指します。
f:id:masa-tetsudo:20220315111939j:image

「美園駅」から徒歩5分。やってきたのはこちら!「麺屋 彩未」。行列必至の大人気ラーメン店。この日は平日でしたが、すでに行列ができていました。
f:id:masa-tetsudo:20220315111904j:image

どーん!「味噌ラーメン」。美味しそう!では、いただきます!
f:id:masa-tetsudo:20220315111913j:image

スープをひと口。濃厚な旨みなんだけど不思議とあっさり。炒めた野菜の香ばしい香りも。麺はもちもちの縮れ麺。途中で生姜を混ぜて味変。爽やかな香りがさらに旨さを引き立てます。うまい!

翌日に引退を控えた「キハ283系」で釧路へ

f:id:masa-tetsudo:20220315111916j:image

お腹もいっぱいになったところで、再び「札幌駅」へ戻ります。ここからは、翌日に引退を控えた「キハ283系」の「特急おおぞら7号」に乗車。釧路を目指します。
f:id:masa-tetsudo:20220315111901j:image

自由席乗車口にはすでに行列ができています。指定席はほぼ埋まっており、グリーン車は満席。

f:id:masa-tetsudo:20220315114122j:image

「キハ283系」が入線!いやーカッコいい!
f:id:masa-tetsudo:20220315114125j:image

「FURICO283」。文字通り、振り子式と自己操舵台車、そして最高速度130km/hの瞬足で道東特急の高速化を実現した、北海道を代表する特急車両でした。
f:id:masa-tetsudo:20220315114114j:image

外観はまだまだきれいで、引退するのがもったいないぐらい。
f:id:masa-tetsudo:20220315114057j:image

リクライニングシートが並ぶ明るい車内。特に陳腐化した感じもしません。
f:id:masa-tetsudo:20220315114101j:image

「おおぞら7号」は定刻で「札幌駅」を発車。今年は大雪に見舞われた札幌。まだまだ大量の雪で覆われていました。
f:id:masa-tetsudo:20220315114128j:image

南千歳、追分を過ぎ、石勝線へ。外は一面銀世界。
f:id:masa-tetsudo:20220315114053j:image

思いのほか下車する人が多かった「トマム駅」。皆さん星野リゾートのバスへと吸い込まれて行きました。
f:id:masa-tetsudo:20220315114137j:image

f:id:masa-tetsudo:20220315114049j:image

帯広を過ぎ、そろそろお尻が痛くなってくる頃。日も沈んで行きました。改めて、北海道はでかいなぁ。
f:id:masa-tetsudo:20220315114045j:image

ようやく釧路の文字が見えました。あとちょっと。
f:id:masa-tetsudo:20220315114106j:image

18時39分。列車は終点「釧路駅」に到着。
f:id:masa-tetsudo:20220315114132j:image

引退迫る「キハ283系」の姿を収めようと、先頭車両には多くの人が。
f:id:masa-tetsudo:20220315114111j:image

振り子機能は停止、最高速度は110km/hに抑えられた「キハ283系」。見た目はまだまだ走れそうですが、高速運転と過酷な環境の中で車両は満身創痍。実際に終始ガタガタと響く振動が気になりました。
f:id:masa-tetsudo:20220315114119j:image

JR北海道の看板的存在として君臨してきた「キハ283系」。登場から25年、他の車両と比べると早すぎる引退となってしまいました。高運転台に縦並びのライト、そしてアニメーションするLEDヘッドマークの姿は、北海道の歴史に刻まれることでしょう。

釧路のB級グルメ「スパカツ」がうまい「レストラン泉屋」

f:id:masa-tetsudo:20220320125708j:image

「キハ283系」とお別れして、夜の釧路のまちへ。
f:id:masa-tetsudo:20220320125659j:image

今夜の夕食。やってきたのは、駅から歩いて約15分の「レストラン泉屋」。
f:id:masa-tetsudo:20220320125734j:image

イタリア料理店から宴会場まで備わった、食のエンターテイメントビル。
f:id:masa-tetsudo:20220320125726j:image

「レストラン泉屋」は1959年創業の老舗洋食レストラン。
f:id:masa-tetsudo:20220320125654j:image

中に入ると、ずらーっと並んだサンプルの数々。品数の多さに興奮!
f:id:masa-tetsudo:20220320125731j:image

1階の扉は閉まっており、階段を上って2階へ。
f:id:masa-tetsudo:20220320125713j:image

レトロな店内は、多くのお客さんでいっぱい。長年釧路の人々に親しまれているのでしょう。
f:id:masa-tetsudo:20220320125738j:image

やってきました!釧路市民のみならず、道東、そしてご当地グルメ、B級グルメとして今や全国に知れ渡った、スパカツ!
f:id:masa-tetsudo:20220320125717j:image

熱々の鉄板皿の上でジュージューと音を立てるミートスパゲッティ。その上には厚切りのトンカツがどーん!
f:id:masa-tetsudo:20220320125704j:image

ハフハフしながらいただきます!太めでコシのある麺にしっかり絡むミートソース。デミグラスのような深みと玉ねぎの甘さが広がります。トンカツは柔らかくて、これだけでも十分美味しいぐらい。

外は極寒でしたが、最後まで冷めずに熱々の状態で頂くことができ、身体も心もポカポカに温まりました。ごちそうさまでした!

道東エリアから姿を消す「キハ40」

f:id:masa-tetsudo:20220320131325j:image

翌朝。改めて「釧路駅」を見ると、国鉄時代の大衆駅の姿をそのまま残した、レトロな佇まい。

f:id:masa-tetsudo:20220320131512j:image

ホームに出てみると、停車していたのは国鉄型気動車「キハ40」。国鉄時代の標準色だった、オレンジ1色に塗装された車両でした。
f:id:masa-tetsudo:20220320131517j:image

こちらも「キハ283系」とともに2022年のダイヤ改正で釧路地区から撤退。釧路駅で見られるのはこれが最後です。
f:id:masa-tetsudo:20220320131522j:image

「キハ40」が発車したあと「試運転」の幕を掲げてやってきた「H100系」。
f:id:masa-tetsudo:20220320131526j:image

JR北海道の最新式の電気式気動車で、これが「キハ40」を置き換えます。思わぬところで新旧の車両に出会う事ができました。

DL牽引の「SL冬の湿原号」で冬の釧路湿原を満喫

f:id:masa-tetsudo:20220320132205j:image

この日「釧路駅」から乗車するのは「SL冬の湿原号」。残念ながらSLが故障のためDL(ディーゼル機関車)の運行ですが、DLが牽く客車列車もとっても貴重!
f:id:masa-tetsudo:20220320132202j:image

この日は平日、さらにDLが牽引とあってか、車内は空いていて1ボックスに1組ぐらい。
f:id:masa-tetsudo:20220320132158j:image

車窓に広がるのは雄大な釧路湿原。「芽沼駅」ではなんとタンチョウの姿が!

www.masatetsudo.comf:id:masa-tetsudo:20220320132212j:image

「SL冬の湿原号」は終点「標茶駅」に到着。折返しの列車までは約1時間半あるので、ここでランチタイムといきましょう。
f:id:masa-tetsudo:20220320132209j:image

「標茶駅」から徒歩5分ぐらいの所にある「あげ富」で「ホルモン味噌ラーメン」を。スープはあっさりめだけど味噌のコクと風味はしっかり。ホルモンは柔らかくてぷりぷり。スープとよく絡むちぢれ麺。他の店より量は多いそうで、確かにお腹いっぱい!お喋り好きな女将さんも素敵でした。ごちそうさまでした!

f:id:masa-tetsudo:20220411120138j:image

再び「SL冬の湿原号」に乗車し、釧路へと戻ります。
f:id:masa-tetsudo:20220411120129j:image

車内には昔ながらのダルマストーブ。スルメを焼く香ばしい香りが車内に広がったり、こちらでは日本酒をあたためていました。列車の中からの雪見酒は最高でしょうね。

未来の「おおぞら」を担うキハ261系

f:id:masa-tetsudo:20220411120524j:image

「札幌駅」へと戻ります。乗車したのは「おおぞら10号」。
f:id:masa-tetsudo:20220411120605j:image

「キハ283系」に変わって石勝線特急を担う「キハ261系」。スピード感のあるラベンダーカラーがカッコいい!
f:id:masa-tetsudo:20220411120553j:image

奮発してグリーン車へ。
f:id:masa-tetsudo:20220411120558j:image

重厚感のある革張りシートでゆったり。
f:id:masa-tetsudo:20220411120547j:image

途中の「池田駅」で、予約してあった駅弁を受け取り。池田駅名物の「ステーキ弁当」。
f:id:masa-tetsudo:20220411120530j:image

おぉー!素晴らしい!レアに焼かれたステーキは柔らかくて最高にうまい!f:id:masa-tetsudo:20220411120541j:image

楽しかった北海道旅行も終盤。新千歳空港では「豚丼名人」でランチ。
f:id:masa-tetsudo:20220411120519j:image

帯広名物の豚丼。ご飯が見えないぐらいぎっしり!柔らかいお肉に甘辛なタレが絡まり美味!
f:id:masa-tetsudo:20220411120535j:image

食後にはルタオのパフェ。新千歳空港のグルメも満喫し、帰路へ。

引退間近の「キハ283系」と最新鋭の「キハ261系」を乗り比べ。貴重なDLが牽引する「SL冬の湿原号」。さらに北海道のグルメを堪能。楽しくて美味しい3日間でした!

関連リンク

関連記事

JR北海道の「SL冬の湿原号」|今年はDLで運行!釧路湿原をのんびり走る客車列車 - マサテツ〜楽しく美味しい列車旅〜

関連書籍

鉄道イベント情報

えちごトキめき鉄道 第7回 親子夜行列車体験号(ツアー)(2022年6月11日) - 鉄道コム

カシオペア紀行 常磐線経由 上野~青森間(ツアー)(2022年5月28日) - 鉄道コム

関東鉄道 関鉄夜行列車DX(ツアー)(2022年5月28日) - 鉄道コム

東武 南栗橋車両管区 SL大樹 3重連運転(ツアー)(2022年6月19日) - 鉄道コム

DE10形+12系客車 千葉~館山間(ツアー)(2022年6月11日) - 鉄道コム