現ダイヤになってから近鉄~阪神間を直通する快速急行は土休日のみ近鉄車のブツ8が定期運行されるようになり、面白くなったと感じていますが様々な編成を組み合わせた長編成は見所満載で、何度でも狙う価値があります。快速急行は神戸三宮~尼崎~大阪難波~近鉄奈良間の65.2kmを走る速達列車ですが土休日はブツ8のほか阪神車6両編成による新開地始発列車も3本あり、神戸高速線で見られる貴重な近鉄直通列車でもあるのでこれも狙う価値があります。
 

(2021.3.31 伝法にて撮影)

 土休日においてブツ8の定期運行が始まった快速急行ですが平日は6両編成による列車も多く、9820系や5820系が単独で充当されるのも日常のことです。両形式は外観が似ているため紛らわしいですが9820系はオールロングシート、5820系はデュアルシートのL/C車とそれぞれ異なり、L/C車はロングシート状態でも座席にヘッドレストがあるのでその点では一般的なロングシート車より格上と言えます。

 

(2021.3.31 伝法にて撮影)

 写真の快速急行は9820系EH30で、オールロングシートですが現在はシリーズ21標準色で統一されているこの編成も平城遷都1300年祭の時は6両全車にラッピングが施され、非常に目立つ存在でした。遷都1300年祭が終了した後は先頭車のみラッピングが解除されましたが中間車はそのままで、引き続き奈良のPRに貢献したものの先頭車が標準色に戻ってしまったため撮影の際は気を付ける必要があり、写し方によってはラッピング車であることがわからなくなってしまう問題点がありました。