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JR東日本は5/13,新型砕石輸送気動車(電気式)の「GV-E197系」と新型事業用電車「E493系」量産先行車について、性能試験や技術的検証が完了し、コストダウンを図った量産車計40両を新造し、2023年度以降投入させていくことを発表しました。

【各車両の投入両数
新型砕石輸送気動車(GV-E197系)
GV-E197

・砕石を搭載する車両(ホッパー車・GV-E196形4両)を含む6両編成×6編成
・牽引用の車両(GV-E197形)2両
内訳としては、GV-E196形が24両、GV-E197形が14両が新造される見通しです。

最終的に、現在ぐんま車両センター(髙クン)に配置されている先行車も合わせれば、砕石を搭載する車両(ホッパー車・GV-E196形4両)を含む車両が6両×7編成、牽引用の車両(GV-E197形)2両の体制となる見込みです。

GV-E197系は、砕石輸送・砕石散布作業用の他にも、非電化区間の車両の入換作業や回送車両等の牽引用にも使用されることからも、牽引用の車両の予備の車両を確保するという点で、合理的な理由がありそうです。

新型事業用電車(E493系)
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・2両編成×1編成

E493系については、1編成のみの新造に留まる見込みです。

過去に中央線内でEF64 37,1052号機、仙山線内でED75 757号機+759号機、常磐線内でEF81 81号機,98号機などと死重訓練(試験)の走行が確認されています。
また、旅客車との試験連結もE655系(和)等で実施が確認されています。

また、GV-E197系・E493系の量産車については、「先行車の仕様を踏襲しつつ、コストダウンを図っている」と記述があることから、先行車と異なる箇所があることが判明しています。

【量産車の投入時期
量産車の導入時期は「2023年度以降、運用を開始予定」となる見通しです。
現時点で電気機関車EF64形を中心に、EF65形・EF81形の廃車も進められています。JR東日本管内の機関車や尾久車両センター所属の機関車についても、2024年度までの全廃が鉄道イベントや労組資料等で明らかになっています。

新型砕石輸送気動車および事業用電車の量産車新造について(JR東日本)


(参考)JR東日本管内で配給電気機関車まとめ 5/13時点
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※(米印)がついている車両については、配置区の名称については、配置されていた当時のものです。
なお、その他の車両の配置や車両基地名は2022年3月12日以降(ダイヤ改正以降)に準じています。

あと量産車の導入まで時間があるとはいえ、機関車と電車による組み合わせが見られるのも少なくなってきていますので、一回一回の撮影を大切にしながら記録していきたいですね。

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↑JR東日本 2022年度設備投資計画