広義の165系は、
・163系…平坦線区・暖地向け(製造はサロ163形のみ、その他は計画まで)
・(狭義の)165系…勾配線区・寒冷地向け
・167系…修学旅行電車(後に急行電車として転用)
・169系…横軽(碓氷峠)協調運転対応車
に分かれますが、このうちの167系、(狭義の)165系を投稿したいと思います。
まず167系ですが、製造当時の修学旅行電車につきましては、こちらをご参照いただければ幸いです。
修学旅行運用から165系との併結も含め波動輸送や定期急行に転用され、昭和53年(1978年)から冷房改造および塗色変更(修学旅行色→湘南色)を昭和56年(1981年)まで順次実施されました。
宮原電車区では4輌1編成(クハ165 or クハ167 - モハ167 - モハ166 - クハ165)の併結で、夜行季節急行「ちくま」「くろよん」や、団体、臨時列車などで使用されました。
JR発足から10年後の平成9年(1997年)廃車が開始、編成も4輌×2編成などで使用されていましたが、6輌×1編成に組み替えられました。平成17年(2001)組み替えられた6輌×1編成が廃車、宮原電車区の当該車輌は全車廃車となりました。
■TOMIX 98440 国鉄 165・167系電車(冷改車・湘南色・宮原電車区)基本セット
クハ167(T) - モハ167(T) - モハ166(M) - クハ165(T)
物心ついてから以降で、広義の165系の実車を初めて見たのは、昭和60年くらいに当時阪和線内ノンストップだった天王寺2300発の新宮行でした。いつも見かける湘南色と色分けが違ってたので、最初非常に気にななっていて、何かの機会で家族と22時過ぎに天王寺まで見に行った記憶があります。
新大阪発になってからは、社会人以降よく仕事帰りなどで使用しましたが、2扉の6輌編成だけあって超満員…扉付近に乗車しないと下車不可避と云う通勤を考えると大変な車輌でしたね…
「急行ちくま」としては1度乗車しました。見事ガラガラでしたが…
※この辺はこちらで語りました…
付属品はこんな感じです。一部使用しない部品も混ざっています。
行先はこんな感じ。やっぱり「急行」を取り付けたいですね。
「急行ちくま」に乗車したとき、非常にフレンドリーな車掌さんに出会い、色々な幕を出してもらったり、車内で色々会話させて頂きました。今となっては非常に大らかな時代でしたね。良い旅の思い出です。
□165系 山中渓〜紀伊 平成5年頃
今回はこの辺で。ありがとうございました。