マイクロエースのNゲージ製品「ラビュー」こと西武鉄道001系が、ついに当鉄道にも入線しました。
早速検分してみましょう。
ブック型ケースに8輛編成が収められています。(収まらなかったらそれはそれで大問題ですが)
取り出してみましょう。
いつもの撮影台に8輛並べるのは結構大変です。
車体色の銀色、なかなかいいですね。
先頭車の比較です。1号車(001-G1・左)と8号車(001-G8・右)がきちんと作り分けられています。(って、昔日のトミックスの5000系レッドアローなんかとの比較は無意味ですよ)
流線形の前頭部の再現性も高く、さすがはこの手の車輛の模型化に長けたマイクロエースだけのことはあります。
続いて1号車のクローズアップです。
こちらは8号車です。
2号車(001-G2)です。
パンタ付のM車ですが、この模型のただ一つの「泣き所」がこのパンタグラフの表現ですね。何でもカトーの西武40000系用パンタに簡単に換装できるということでしたが、誰しも同じことを考えるためか、あちこちで既に品切れです。このままにするとしても、パンタへの色差し(黄色)はやりたいと思っています。
そのパンタグラフ廻り、M車(2・6号車)とパンタ付T車(4号車)できちんと作り分けられています。
2号車(左)と4号車(001-G4・右)を並べてみました。
パンタのないM車、3号車(001-G3)です。一部床下機器(コンプレッサー)を銀色に塗り分けていますね。これなどもユーザーが加工するとなると意外に大変なところです。
製品では動力車となる5号車(001-G5)です。実物では付随車なんですけどね。
とにかく、この窓が極端に大きい電車に動力ユニットをどう仕込むか、大いに注目していましたが、素晴らしい出来栄えです。床下機器の表現も以前のマイクロエースからは格段に進歩しています。あとは走りがどうかですが、お座敷エンドレスぐるぐる回りの当鉄道では適切な評価はできないかも知れません。「いつもの山坂道」をお持ちの方の検証に期待しちゃいます。
動力車である5号車(左)と、トレーラーの6号車(001-G6・右)を比べてみましょう。室内装置を見る限り、どっちに動力が入っているか分かりません。
7号車(001-G7)については、3号車とほぼ同じということで写真を省略します。あしからず。
この模型、とにかくメーカーのこだわりが強くて、外からはほとんど見えない運転台周りやトイレ関係なども「これでもか」とばかりに表現しています。ただ、窓ガラスや貫通路ガラスのドット柄の装飾については省略されています。まあ、Nゲージであれを再現するのは、さすがに難しいとは思います。
製品にはステッカー、前照灯の交換パーツが付属し、別売りパーツとして室内灯パーツもあります。差し当たってはステッカーを貼りたいと思います。前照灯パーツについては、将来「ラビュー」が増備されるなら(その機会は多分なさそうですが)やってみたいと思います。そして室内灯、昼間の白色光と夜の電球色が選べるらしいです。さてどちらがいいか?悩むところです。そして、大きい窓から座席が目立つだけに、乗客(人形)を乗せたいところです。通常人形を乗せる場合、足をバッサリと切断しますが、この電車の場合、足がないのがバッチリ見えてしまいます。「幽霊ご一行様貸切電車」ならそれでもいいのですが、当鉄道でもさすがにそのような団臨の運転予定はありません。本件も検討課題ですね。
あれこれ述べてきましたが、この模型、マイクロエースの本気度が伝わってきます。西武電車のファン、私鉄特急ファンであれば、ぜひ導入したい車輛です。当鉄道でも、実物同様フラッグシップとして活躍させたいと思っています。