12回目は、4月17日日曜日。
この日はまた、2007Fにとってまたひとつ大きなターニングポイントになった日であった。
土休日朝の、西武新宿9:00発快速急行本川越行きに投入されたのである。
しかも、旧2000系2両編成最後の方向幕装備車・2403Fを西武新宿方に従えた10両編成で。
ツアー団臨前最後の輝き…奮走2007F
…ただ、その前のダイヤを追っていて、西武新宿での折り返し時間が他のパターンと比べてみて
長かったせいか、8:56発の急行で拝島に向かうのかなと勘違いしてしまった。
その流れでダイヤを組み立ててしまったために、すっかり初動態勢を一旦崩してしまった。
そのため、SNSで情報が上がってきた時には既に遅く、当該に間に合わなくなってしまった。
もう少し、こういった場合の西武鉄道の思惑の深読み・先読みをしなければならぬなと猛省。
ということで、2007F最後の快速急行は撮れずに終わったが…(2003Fの時には撮っていたが)
いろいろいじっていたら、どうにか折り返しの急行を所沢で迎撃できそうなのは分かった。
しかし、実はこの日は12時までに墨田区内に着いている必要性があった。
既に先決済み、かつ、これを逃すと次は6月まで行ける機会がなくなるので致し方ない判断。
そんな事情があり、2007Fの撮影記録の優先順位はここでは下げられることに。
この日、もし前日に続いて8両各停運用だったとしたら全く撮影に出向かない可能性もあった。
なのに、まさかの快速急行を絡めた終日10両編成・優等列車運用への投入。
モドカシイナーと思いつつ、少し急いで所沢駅に向かった。
2640レ [急行]本川越→西武新宿
@所沢10:30頃
意外に撮った記憶がなかった、旧2000系だけの正調10両編成の優等列車。
しかもオール方向幕!
もう撮れないだろうなと思っていたから、西武鉄道から最後のビッグプレゼントに。
そして、2007Fとしては久しぶりの優等列車運用。
快速急行は結局撮れなかったものの、やはり急行も凛々しいものがある。
… みんな快速急行で燃え尽きちゃったのか、意外なほど折り返しの急行を待つ人はいなかったw
…ただ、やはり急行列車だったからか、停車時間にはあまり余裕が無かった。
ニューレッドアローとの並びを撮っていたら、あっさり発車していってしまった。
あわよくば高田馬場まで乗って東京メトロ東西線に乗り継ぎを考えていたから、これは大誤算!
…やむを得ず西武池袋線→東京メトロ丸ノ内線→JR総武緩行線→都営地下鉄浅草線の乗り継ぎを
捻り出し、どうにか12時のタイムリミットギリギリで(唐揚げも買って)目的地に到着。
うっかり気がついてしまったからとはいえ、あまり無茶なことはしちゃダメだと改めて実感。
…そして、墨田での予定を終えて帰路。
だがこの時も、再会するタイミングが非常に微妙になってしまった。
墨田でドライヘッドスパを受けてきて、少し頭がボーっとしていたせいもあったが…
この一連の2007F記録行脚の中では、屈指の微妙っぷりだった。
あまりの微妙っぷりに、当初乗る予定だった下り急行を完全に逃してしまう始末だったのである。
2661レ [急行]西武新宿→本川越
@鷺ノ宮15:22頃
こんなこともあり、当初は新所沢あたりで出迎えるつもりだった2007Fを鷺ノ宮で迎える羽目に。
ただ、昨年末の西武園線特別運転以降なかなかお目にかかれなかった2403Fの記録もプラスに。
この時点で、2403Fも近々に引退か?という憶測が流れていたので…
結果的には良いタイミングだったのかも知れないが。
また西武新宿方に連結してくれたので、ダブルパンタの勇姿を撮ることができた。
昔の菱形&スカート無しだと尚良いが、このご時世贅沢なことは言えまい。
やったらやったで、荒れてしまうのも目に見えてくるし。
旧2000系の運転台同士が連結をしている場面は、6両編成車が代走などの事象で入らない限りは
もしかしたらこれが最後のことになってしまうかもしれない。
もし今後6+2や6+2+2なんて編成が出現したら、それこそまた過熱してしまいそうだがw
…だが、先が見えてくるとイベントに乗じて何かやりそうなのも西武鉄道のパターンだが。
かつて、701系と401系を連結して西武秩父線へ臨時快速急行を走らせた…とかあっただけに。
そんなことを考えながら、またじわじわ前に行きつつ西武新宿線を下っていく。
ラストランまで10日を切り、優等列車として最後の奮走。
その姿は実に力強く、もう少しだけついていく気持ちを高めていったのだった。