シベリア鉄道・欧州遠征12 コルマールを歩く

コルマールという街は、2014年に放送されたあるアニメ作品の影響で、多くのインターネット住民に知られていると思う。最近はアニメというものをめっきり観なくなったが、当時は好んでいた作品だったし、同行者も同様だったので、この旅行の重要な訪問先として決まった。

前日にドイツを南北に縦断するように800km近く移動したが、コルマールはフランスの中では中東部といった位置になる。アルザス地方特有の古い町並みが素敵な街だ。

(前回の投稿に使った写真の使いまわし)

管理人と同行者は、当地をアニメ作品に登場した街という認識で訪問したが中国人観光客が大量に来ていたくらいにはフランスの有名観光地なのだろう。

到着日に夕食にはオタク旅行にしては珍しく、まともなレストランに入った。”Restaurant Au Chasseur“という店で、件のアニメ作品の舞台となるカフェのモチーフになっているんじゃないか、などと言われていたので入ってみることにした。(内装に関しては似ていない)

経緯はともかく、親切な店員と隣の席のご夫婦(なぜか、「いただきます」だけ日本語だった)に助けられて、Restaurant’s choiceを頼むことに成功した。あまり詳しくないので料理には触れないが、アルザス料理のレストランらしい。

デザートの冷やしクグロフは絶品だった。

コルマールを訪れたら是非、食べてみてほしいと思う。

夕食後、夜のコルマールの街


翌日、8月26日は旧市街の中心ー聖マーチン教会の辺りから散策を始めた。

朝の9時過ぎくらいから街歩きを始めたようだ。結構早くから活動開始した甲斐あって、観光客の少ない街の様子も伺えた。

この旅行の写真は、旅行中だったか、帰国後間もない頃に一度現像しているが、今回、エントリーを書くにあたって写真を再現像した。なので、この記事中の写真は必ずしも当時、ブログに使えるなと思った写真ではない。個人的な備忘録という性質としてはあまり好ましくないと思うが…

運河沿いの伝統的な木組みの家

木組みの家の集まる広場の一角

この眼鏡橋(Mapには”Pont de la rue des Ecoles”として登録されている)の周りの雰囲気が素敵だなと思った。

運河沿いの右手の大きな建物は市場ですが、若干足を踏み入れた記憶はあるものの、写真撮ってないです。残念。

プジョーのパトカーにシトロエン、フランス!

街中スナップ写真的なもの。良く撮ってたなと4年前の自分に関心する。

途中、喫茶店で一休みしたとはいえ、朝の9時から19時半頃まで旧市街を歩き回っていたらしい。

Google Mapのタイムラインによれば14kmほど歩いた様子。途中、食事をしたり喫茶店によったりしていれば、なかなか納得できる数字だと思う(というか、正確な数字に違いないが)

夕食はアルザス地方料理「タルト・フランベ」を”La Krutenau“というレストランで食べた。

これしか頼まなかったのかと4年前の自分に突っ込みを入れたくなったが、どうにも、タルト・フランベの専門店ということらしい。

20時半になってもまだ明るいのが夏の欧州だが、翌日の列車にはどうしても乗り遅れる訳にはいかないということもあって、早々に宿へ引き上げた。


冒頭に書いたが、コルマールは所詮「アニメの聖地巡り」で訪れた街だった。この記事を訪問の直後に書いていれば、この記事はもっと異なる雰囲気になっていたと思う。

ハンブルクからコルマールへ当時このように移動しました、というような、ある種の記録として残せるものはともかく、純粋に訪れた街の感想を4年後に書くのが備忘録として適切なのか謎だが…

広角レンズばかり使って写真を撮ると、後でどれもこれも傾いているように見えて頭を抱えることになるし、現像の好みが変わったとはいえ、曲がりなりにも悪くないと思える写真を選んで、記事に仕立てることができたのは一安心だった。

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