今回の『駅【簡易版】』コーナーは、
茨城県西部、筑西市の中心市街地に位置するJR水戸線、真岡鐵道真岡線、関東鉄道常総線が集結するターミナル駅ですが、どこかローカルムードが漂っている、
下館駅 (しもだてえき。Shimodate Station) です。
尚、下館駅では全事業者が改札を共用しているため、一気に全てを紹介しますが、写真が少ない簡易版ですw
また、写真は2011年撮影で古く、現在は状況が変化していると思われます。ご了承下さい。
駅名
下館駅
所在地
茨城県筑西市 (旧・下館市)
乗車可能路線
JR東日本:水戸線
真岡鐵道:真岡線
関東鉄道:常総線
隣の駅
水戸線
小山方……玉戸駅
友部方……新治駅
真岡鐵道真岡線
茂木方……下館二高前駅
関東鉄道常総線
取手方……大田郷駅
訪問・撮影時
2011年6月
正面口に相当する北口駅舎です。南を望む。
JR東日本が管理していて、1937年に改築された駅舎が現役で使用されています。JRと真岡鐵道はバリアフリー対応です。
駅前広場があります。
一方、南側には関東鉄道が管理する南口駅舎がありますが、バリアフリー非対応です。
尚、南北どちらからでも下館駅に乗り入れる全鉄道会社の路線を利用できますが、駅構内を通り抜けるには入場券が必要です。
東側にはバリアフリー対応の南北自由通路(歩道橋)があります。
また、南口にも駅前広場があります。
北口駅前です。北を望む。後方に北口駅舎があります。
駅前は筑西市の中心市街地が広がっています。
右側のビルは「下館SPICA」で、当初は「サティ」が入っていましたが、マイカルの経営破綻後は5階の商業フロアを除き、筑西市役所が入居しています。
駅前の空いた商業施設に市役所が入居するケースは、他にも同じ茨城県の土浦市、宮城県石巻市などで見られます。
一方、南口駅前は近年になって開発され、新しい市街地が広がっています。
北口改札口です。南を望む。
『Suica』対応の自動改札機が並んでいます。
真岡鐵道ではICカードを利用できません。また、関東鉄道はこの改札機にICカードをタッチして入場し、関東鉄道の中間改札口でもう一度ICカードをタッチする必要があります。
北口には『みどりの窓口』があります。
改札の先はJRの2番線で、右に切欠構造の真岡鐵道1番線があります。また、右にはJRの3・4番線および関鉄の5・6番線、そして南口改札に通じる跨線橋があります(EVは2番線と3・4番線のみに設置)。
一方、南口は関東鉄道の管理で、橋上部2階に改札口があります(有人)。簡易IC改札機が設置されていますが、関東鉄道では『PASMO』と『Suica』しか対応していないため、それ以外のカード(『ICOCA』など)では南口から出られません。
こちらは関東鉄道ホームの手前にある中間改札です。
手前は跨線橋の階段です。関鉄はバリアフリー非対応です。
ICカード専用通路と有人通路があります。ICカードで関東鉄道を乗降時は、必ずこの改札機にタッチして下さい。
改札の先は関東鉄道ホームです。
JRの駅名標です。
JR東日本の標準デザインです。
文字は書体・レイアウトとも水戸支社仕様です。
駅ナンバリングは導入されていません。
真岡鐵道の駅名標です。2011年撮影。
当時は紙(?)で作られた簡素な駅名標でした。今は変化しているでしょうか?
関東鉄道の駅名標です。
独特のカマボコ型の外枠が特徴的です。
国鉄型よりさらに簡素なデザインになっています。
JR線は単式ホーム・島式ホームとも各1面の、計2面3線です。
北口駅舎に面した左が2番線で、右手の島式ホームが3番線・4番線です。
4番線の右に関鉄の5・6番線があり、2番線の後方左手には真岡鐵道の1番線があります。
写真は友部方を望む。
2番線の小山方(西)には切欠構造の真岡鐵道1番線ホームがあります。
手前にはJRユーザー用の簡易Suica改札機があります。
その横には臨時精算所がありますが、普段はシャッターが下ろされています。
真岡鐵道真岡線は切欠式ホーム1面1線(1番線)のみを使用しています。
『SLもおか』もこのホームに発着しますが、『SLもおか』発車前や益子陶器市開催時などには真岡鐵道の社員が配置され、乗車券・SL整理券の販売や精算を行っています(Wikipediaの本文を引用)。
右には側線があります。
真岡線・終端方を望む。車止めがあり、その先に北口駅舎があります。
1番線を走行中の真岡線の列車より真岡線・茂木方、水戸線・小山方を望む。
この先、真岡線は右へ分かれ、栃木県の真岡、益子を経由して茂木駅を目指します。
水戸線は西へ走り、結城市を経由して小山駅を目指します。
関東鉄道常総線は島式ホーム1面2線です(左が5番線、右が6番線)。
奥の終端部に中間改札と跨線橋への階段があります。
ちなみに関東鉄道常総線は非電化路線です。
写真は終端方を望む。
こちらはJRの4番線より関東鉄道ホームを望む(取手方を向いて撮影)。
4番線と5番線の間には側線があります。
5番線より常総線・取手方、水戸線・小山方を望む。
この先、常総線は左へ分かれ、左手に筑波山を見ながら関東平野を南下して取手駅を目指します。
水戸線はほぼ一直線に関東平野を西へ走ります。
常総線の終端方を望む。
前述の通り、終端部に中間改札があります。
ICカードで下館駅下車の場合、一旦ここにタッチしてから北口or南口の出場用改札機にもう一度タッチしなければなりません。
また、線路は跨線橋の先にも続いており、JR線に合流しますが、関鉄とJRを直通する列車は設定されていません。
前方には南北自由通路が見えます。今はエレベーターが設置されています。
この先、東へ走ります。やや山がちの区間を通過して、友部駅で常磐線と合流します。
あとがき
下車(乗車)時・・・2004年、2011年
鉄路のみで
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・あり
飲食チェーン店・・・あり
大阪からの到達難易度が高いですが、水戸線、関東鉄道常総線、真岡鐵道真岡線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は下館駅も観察してみて下さい!
(参考:JR東日本のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)