三岐鉄道北勢線を楽しみ尽くす | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。




 三岐鉄道北勢線は、近鉄名古屋線やJR東海関西本線が通る桑名駅の近くにある、西桑名駅を起点とし、終着の阿下喜(あげき)駅までを結ぶ路線。軌間762ミリという希少なナローゲージ路線として知られている。路線長は20キロほどだが、駅数は計13もある。大都市の地下鉄並みの駅間距離の短さだが、これでも統廃合がなされて以前より減っている。
 いつも当ブログに画像を送ってくださるKさんは、お仲間たちと一緒にこの北勢線で貸し切り列車を仕立てて、乗車と撮影を楽しんできたとのこと。今回も画像を頂いたので、ありがたく紹介させていただく。
 北勢線を走る車両のなかで、一番人気はやはり200系だろう。旧三重交通時代の1959年に製造されているので、2019年に還暦を迎えている。垂直カルダン方式を採用した3車体連接車だが、ナローゲージの狭いスペースでは無理があったのか保守が追いつかなかったそうで、登場からわずか12年で電装を解除され、以降はトレーラー車として使用されている。
 現在は北勢線開業100周年記念として、クリームとグリーンという三重交通時代の再現塗装が施されている。掲げられている赤いヘッドマークは、200系の還暦を記念したもので、登場時から現在までの変遷が描かれているという粋なデザインだ。


 続いては、黄色い三岐カラーの140形。こちらも旧三重交通時代に製造された電車で、200系に続いて還暦を迎えた。

 還暦コンビを並べての記念撮影。赤いちゃんちゃんこ…ならぬ赤いヘッドマークがよく似合っている。
 こうして電車の正面から撮影すると、軌間の狭さを実感出来る。(続く)